エーゲ海クルーズ写真集【54】サハラ砂漠の黄塵にまかれながら船に戻る

2006/03/07 - 2006/03/07

2006年3月7日（火）
アレキサンドリアにて。

馬車にそろそろ飽きてきた私の顔を見て、御者は「もう直ぐ船ですよ」と喜ばせてくれる。
たしかにお腹もすいて、もう船に帰りたくなっていた。

ややヨーロッパ風の住宅街を抜け、再び大通りに出ると、そこはコスタ・フォルチューナ号の波止場だった。
「いくら」と訊いたら、「20ドル下さい」という。

これだけ長時間堪能させて貰ったのだから、もう少し高いと思っていた私は、無条件に言い分を聴く。

今朝ほどのタクシーの10ドルに比べれば、安いと感じる。
旅行案内どおり、値切らなければならなかったのかナ。

念のために、「最初の提示価格だった5ドルとはどのように関連しているのか」と尋ねたら、観光が入ったので2倍、二人なのでそのまた2倍と言うことだった。

私は馬にチップをやろうとして3ドルを用意したが、私から切り出す前に「馬にチップをやって欲しい」と言ってきた。

「いくら」と訊いたら「2ドル」というので、言い分どおり気持ちよく渡して、1ドルをポケットに戻す。

黄塵が見る見る濃くなって、空が暗くなるほどだ。
船を出る時には周囲を圧していたコスタ号の雄姿は、クリーム色のヴェールの奥深くに静かに収まりながら、私の機船を待っていた。

乗客の多くが出掛けた後の船は、静かだった。

エリア アレキサンドリア(エジプト)

御者と記念撮影

記念撮影

波止場を守る
入国管理人

コスタ号が見えてきた

少し疲れたかな

黄塵の中の
コスタ号

船の前には
土産物の
露天が並ぶ

黄塵にまみれた
アレキサンドリア

この旅行記へのコメント （2）

• あんちゃんさん 2006/06/02 22:12:28

  旅の楽しみ

  馬車の値段と、チップのやりとり、自分がそこにいるような気分になりました。

  片瀬貴文さん からの返信 2006/06/03 05:29:39

  RE: 旅の楽しみ

  あんちゃんさんへ
  
  いつもお訪ねくださり、有難うございます。
  旅は楽しいですね。
  
  7月28日から8月6日までスイスに行きます。
  一緒に来られませんか。