円山公園の枝垂れ桜を拝みました。

2006/04/09 - 2006/04/09

円山公園の枝垂桜を拝まないと京都に行ったことになりません。昔から東山のこの地は遊興の地でした。暗くなったらすこしはは羽目をはずして騒ぎましょう。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

「月はおぼろに東山　かすむ夜ごとのかがり火に　夢もいざよふ紅ざくら」（祇園小唄）の枝垂桜。
戦後、「老いらくの　桜あはれと思へども　もののいのちは　せんすべもなし」（吉井勇）と哀れな姿で残っていたが、ついに、先代の枝垂桜は昭和22年に枯死。
その後、佐藤藤右衛門氏が現在の桜と育てた。

円山公園 公園・植物園

「春は花、いざ見にごんせ東山　色香あらそふ夜桜に」（頼山陽）
「清水へ　祇園をよぎる桜月夜　こよひ逢ふ人　みなうつくしき」（与謝野晶子）
「名代の枝垂れ桜で賑はふ京の祇園の夜桜ほど艶めかしい春の夜の情景は、おそらく天下にまたとあるまい。」
「薄紙を距ててこつそりと化粧をした美女の舞姿をみるやうなこの花の枝振りは、実に宇内随一の美観である。」（長田幹彦）
「見れば見るほど限りもなく美しい。位置や背景も深くあづかつてゐる。蒼く霞んだ春の空と緑のしたたるやうな東山とを背負つて名桜は小高い所に静かに落ちついて壮麗な姿を見せてゐる。夜は更に美しい。空は紺碧に深まり、山は紫緑に黒ずんでゐる。枝垂桜は夢のやうに浮かびでて現
代的の照明を妖艶な全身に浴びてゐる。美の神をまのあたりに見るとでも言ひたい。」（九鬼周造）

この枝垂桜は、旧宝寿院にあり、慶応四年の神仏分離令に従って宝寿院は廃寺となったが、そのまま残されていた。その後、明治十九年、一帯は円山公園とされ、次第に景観を整えていったが、枝垂桜はそのシンボルとして「白雲むらがるごとく白銀の瓔珞（ようらく）天より降るがごとし」と形容され、人々に賞でられてきた。（菊地昌治）

円山公園 公園・植物園

祇園・白川の夜をさまよう。この雰囲気は、離れられない。

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藝子さんがちらほら。

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この旅行記へのコメント （3）

• Maiさん 2007/10/15 10:20:19

  素敵な、素敵な、素敵な、桜ですね！

  nomonomoさん、こんにちは！
  
  お教示ありがとうございます！
  
  旅行記の桜、ほんとうに素晴らしいですね。
  ライトアップも京都らしく・・・。
  
  ぜひお散歩してみたいです〜。
  
  また、お邪魔しますね〜
  
  Mai

  nomonomoさん からの返信 2007/10/15 19:44:25

  RE: 素敵な、素敵な、素敵な、桜ですね！

  Maiさま、
  京都はどこも混雑していますが、それに余りある感動が得られます。わたしも、この年（？）にして、やっと京都のよさがわかってきました。
  楽しんできてください。

  Maiさん からの返信 2007/10/19 10:17:14

  RE: RE: 素敵な、素敵な、素敵な、桜ですね！

  nomonomoさん、こんにちは！
  
  京都は街を歩くだけで、楽しいですね。
  特に裏路地がMaiは好きです。
  1つ1つのお家も趣があります。
  
  残念ながら、今週の出張では、会議場への行き帰りと、
  夕食へ出かける時しか、京都を楽しめませんでした。
  その上、途中で京都を離れなければならず・・・。
  
  必ずもう一度来たい・・と思いました。
  教えて！では、ご教示いただきありがとうございました！
  
  Mai