九州観光旅行　III

2006/03/15 - 2006/03/16

舞台は長崎に移る。柳川のドンコ船下り、平和公園を訪ねる。柳川藩の歴史は古い。豊臣、徳川の世の変遷を経て明治維新に到る。その間、藩主は変わり、今の堀割は田中吉政によって完成された。高畑勲、宮崎駿監督記録映画『柳川堀割物語』（ジブリ）DVD　２００５年３月に発売されている。

エリア 長崎市(長崎)

柳川ドンコ船:　柳川の堀割、総延長は４７０ｋｍあるという。この船に乗ってゆったり１時間ほどの川下り。１２月から２月の間は『コタツ船』となる。

お客を待つ船頭さん:　揃いのはっぴ姿で風情がある。環境維持のため、２月中旬に10日間ほど掘割の『水落し』で休むという。

ドンコ船にて:　春風に吹かれて長閑な船下りである。船頭さんが途中の風景の説明やら、柳川の由緒を聞かせてくれて休むことはない。

船頭銀ちゃん:　若くて男前で元気な銀ちゃん、まだ、５年ほどになるという。喉も良く、歌も披露してくれた。

川下り:　橋の下にはいると銀ちゃんの喉はいよいよ冴えて歌を聞かしてくれた。橋が反響して声は一層、映えるのだ。お客もウットリ。

柳川川下り:　正面の銅像は、確か、掘割を整備した田中吉政の像である。堀割は網目状に整理されている。

ウナギ篭(せいろ）蒸し:　小一時間ほど船下りを楽しんだ後、『柳川お花』で昼食を摂る。半分食べ終わって、気がついて撮った。ごめん。弁当箱上の白い部分は魔法瓶。念のため。

松涛園 : 「柳川お花」の7000坪の庭園で、毎年10月より4月半ばまでの間に５００羽以上の野鴨が飛来するという。
藩祖　立花宗茂。

おひな祭り:　「柳川お花」として市民に親しまれている柳川藩邸に毎年、飾られて公開される。

悲しみの碑:　舞台は一転、長崎平和公園となる。この碑には『みずをください』と小学生の作文が彫られて涙を誘う。平和公園の隣に原爆が落とされた時、この噴水の水を求めて市民が集まったという。この碑の先に『平和像』が見える。見学者は手で水を掬い碑にかけて冥福を祈った。

原爆遺跡：　原爆は平和公園の隣に落とされて、建物は土に埋まったという。その土を掘り起して出てきたコンクリートの基礎が,そのまま残されている。広島の原爆ドームほどではないが、痛ましい原爆の遺跡である。
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中華人民共和国から:　長崎の『平和像』（カバー写真）は
勇名だが、外にも、世界各国からは色々な彫刻や記念碑か贈られてきていて死者の霊を慰めている。これはお隣の中国からの女性像である。

ブラジルからの記念碑:　ブラジルは、日本のちょうど、地球の裏側で日本からの移民も多く、関係が深い。

ハンガリヤからの慰霊彫刻:　東欧の政情も厳しい。しかし、お互いの国民の気持ちは通じ合う。子どもを抱いた若い親子の像である。

ベトナムからも:　平和公園には、外にも世界各国から慰霊のための彫刻が寄せられ、陳列されて胸を打つ。

雨に煙る九十九島：　九十九島クルージングの予定が雨と風で中止。水族館で過す。

長崎ホテル夕食:　中国式の大きい回転皿に二人分の料理が盛られ、伝統の長崎卓袱（しっぽく）と会席料理をミックスした趣向を凝らした味わいの料理で満足した。

帰りのひかりでの夕食弁当: 岡山から『ひかりグリーン車』にて帰京。ヤット、ご馳走攻めの毎日から開放されて？ホットする。しかし、ビールくらい飲まなくっちゃ！天候は次第に崩れ、東京では、横殴りの雨でびしょ濡れの帰宅となった。