津軽を走る、龍飛で助けられる（懐かしサイクリング部の東北ツアー?）

1985/08/03 - 1985/08/04

いよいよサイクリングの旅開始です。
一人で初めての地を走る。
期待と不安が入り交じってワクワクとドキドキだ。
青森駅 ⇒　弘前　⇒　鰺ヶ沢　⇒　金木町　⇒　十三湖　⇒　龍飛崎　⇒　蟹田　⇒　？


８／２　深夜　青春18切符で静岡から青森へ　　青森駅前野宿
　　３　弘前→鰺ヶ沢→金木町　　　　　１人で小学校の軒先野宿
　　４　金木町→十三湖→竜飛岬→蟹田→青森駅　青森駅前野宿
　　５　青森港→仏ヶ浦→佐井港→大間崎→大湊町 公民館前野宿
　　６　大湊町→尻屋崎→大湊駅→青森　 集合場所の民宿泊
　　　サークルランスタート
　　７　青森→八甲田→奥入瀬　　　　　　　　奥入瀬YH泊
　　８　奥入瀬YH→十和田湖 十和田湖畔でキャンプ
　　９　十和田湖→発荷峠→鹿角市→赤川温泉 　　　民宿泊
　　10　赤川温泉→八幡平→盛岡→わんこそば
　　　　→輪行で帰途へ→常磐線平駅(現いわき駅)　３人で平駅泊
　　11　平駅→静岡

エリア 津軽半島(青森)

弘前城に着くまでに少し迷った。

この服装ですが、自分で見てても恥ずかしいな。
貧乏学生のサイクリング旅行だから当然いい服なんか持ってないけれど、このセンスはひどすぎるなあ。

弘前城にて

弘前城

お堀をはさんで

弘前駅前にて
後ろに見える駅ビルデパートの「アプリーズ」に入ったらとても涼しかった。
しかしこの服にこのグラサン、ひどいセンスだ。

弘前から日本海へ抜ける途中で

リンゴの木の前で小学生に撮ってもらう。
と−−−−−−っても暑い日だ。

鰺ヶ沢の港かな？
後ろの堤防の入江で泳いだ。
１人だし波が来ないからあまりおもしろくなかったが、初めて日本海で泳いだのだ。
後ろの山は岩木山

日本海を背にして
後ろの断崖を撮りたくて

鰺ヶ沢の漁港で

この日は金木町のあたりまで走りました。
どこに泊まろうか？と考えたあげく、小学校の軒先を無断で借りちゃいました。
翌朝、宿直？の先生に「言ってくれりゃあ校舎の中に泊めてあげたのに。」と優しい言葉をかけてもらいました。

今の時代ではとうてい無理でしょう。
あの頃はいい時代だったなあ。

朝、金木町を出発して中里町で国道をはなれた。
写真のずーーーっと左に国道があった。
何となくオフロードでかっこいいかなと思って撮ってしまった。

なぜ自転車を寝かしているかって？
荷物をいっぱい積む自転車（ランドナー）なのであえてスタンドを付けてないんです。

たぶん岩木川
このときはペース快調でした。

十三湖の上で
ここから左手に日本海を見ながら走る。

この日の服装もすごいセンスだ。
Ｔシャツは部で作ったものだが、短パンの色がひどいな。

十三湖の中の小さな島に通じる橋の上で
この湖ははシジミが有名で漁っている人がいた。
足だけ湖に浸かってきたが、ヌルヌルして気持ち悪かった。

黄色い花がきれいでつい撮りたくなる。

あっ、馬だー！

小泊岬へ

小泊岬へ
まちがえてこの坂を下りてしまった。
下りてるときに下から自転車を引いて登ってくる人がいた。
きみもまちがえたのかい？

小泊岬

波が強かった。

波は荒いが、海の色が写真よりエメラルド色っぽくてきれいだった。

おっ、牛だー！

竜泊（たつどまり）ライン
げっ、オフロードだ。
やられたぜ。

後ろは小泊岬か？

竜泊ラインの峠手前の滝
顔を洗って気持ちいい！

滝のそばでアイスクリームを売ってる可愛い女の子がいたっけ。

ダートの峠とは知らず、登り始める前にボトルの水をほとんど飲み干してしまっていた。
この後で斜度12％のダート坂道が延々と続く。
自転車を引いては休む、引いては休むの繰り返しだ。

水も食べ物も無く、疲れた体はさらに辛くなってきた。
この先に水分は手に入るのだろうか？
食べ物を買う店はあるのだろうか？
何度となく戻った方がいいかもと悩んだ。

そんな私を救ってくれたのが通りすがりの車に乗ったおじさん、おばさんたちだった。
麦茶とおにぎりをいただき生き返りました。
本当にありがとう！
おかげで峠のてっぺんまで来れました。
でもすごい霧の中で下の景色は何も見えません。

下りも恐ろしいこの坂道
12％のダート道をずっとブレーキかけてるような状態で下りていく。
タイヤがもつか心配したが、何とか無事に下りれました。

やったー！
やっと着いた龍飛崎

同じく龍飛崎

向こうは帯島？

ずーっと右手の方では工事をやっていました。
青函トンネルの工事だったのでしょうか？

竜泊ラインで助けてくれたおじさん、おばさんたちと再会
竜飛で蟹捕りをしてました。

とっても優しい方々との出会いでした。

龍飛の灯台にも行きたかったが、また上るのがいやになって行かなかった。
津軽海峡を左手に蟹田へ向かう。
こういうトンネルがいくつもあった。

時間が遅くなってきたので海岸線コースをあきらめ、今別町から中の道に変更

蟹田の港に着いた。
脇野沢行きのフェリーの前で

フェリーに乗ってた人と話をして、明日、青森港から下北半島行きのフェリーに乗ることを決めた。

バッテリーランプを点けてナイトランで青森へ帰る。

青森駅で部の仲間と合流だ。
この日も青森駅前で寝ました。
下に敷いている段ボールは駅員さんからもらった物です。
いい時代だったなあ。

ちなみに私は赤のシュラフカバーで寝てます。