2006/01/28 - 2006/02/19
714位(同エリア823件中)
背包族さん
●フエ
古都フエは、しっとりとしていて独特な風情がある町だった。
それよりも、第一印象は想像以上の田舎町ということ。
でも逆に、小さい町だからこそ、深く記憶に残る町となった。
ベトナム最後の王朝、阮(グエン)朝(1802-1945)の都だったため、世界遺産となっている王宮や歴代皇帝の陵墓、寺院、廟などが多く残っている。
ベトナム(越南)という国号は、1802年に全国を統一し、阮(グエン)朝を興したザーロン帝によって定められたものだ。
阮朝は、中国でいうと清朝のような位置づけにあり、いわゆる映画「ラストエンペラー」の世界。
王朝末期は、フランスの傀儡政権として1945年まで王が王宮に住んでいたらしい。
フエは、対アメリカ戦争の激戦地としても有名で、市内の寺では、侵略戦争に反対して自殺した僧侶がいた。
戦争時の爆撃のため、王宮内の建物はほとんど残っていない。
1966年のテト攻勢の際、ザーロン王陵は破壊されてしまった。
王宮や皇帝の陵墓の入場料は中国の観光地の入場料よりは安いけど、物価を考えると結構高い。
皇帝の陵墓はいくつかあるので、1ヶ所好みのところに行けば十分な感じ。
北京の故宮を真似て造られた王宮や、西安の皇帝の陵墓の影響が感じられる阮(グエン)朝歴代皇帝の陵墓はスケール、美しさともに本場、中国よりは劣る。
それよりも、フエは、街歩きが楽しいかもしれない。
オススメは、旧市街の北にある老街。
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●ベトナムの寝台列車
1/31
前日ハノイ駅で列車のチケットを購入し、ハノイ−フエ間を列車で移動する。
SE1 HA NOI−HUE(19:00発、所要約13時間)
ハードスリーパー上段、310000D。
2人とも上段のハードスリーパー。
狭くて、明るすぎて、かなりきびしい。
上段にされたのは、実は理由があるようだ。 -
●ベトナム公務員のモラル
ベトナムの寝台列車で困ったことがあった。
今回乗ったベトナムの夜行列車(ハードスリーパー)は、中国の夜行列車と違い、夜10時になっても消灯しない。
しかも、下段の寝台席は、通常の座席としても利用されているらしく(料金は通常の座席よりは高いだろうが)、4人くらい座っている。
しかも、その人たちが降りると、列車の職員が陣取り、夜中までタバコを吸いながらトランプしたりおしゃべりしたり非常にうるさい。
ただでさえ、列車の騒音もひどいのに、うるさくて、タバコ臭くて、とても寝られたものじゃない。
結局、夜中の12:30頃消灯。
比較してみると、いかに中国の列車(職員)がマシかが分かる。
中国の昔の列車の状況は知らないけど、現在の列車職員はよくやっていると思う。
たぶん国営企業の職員(公務員)のモラルが、ベトナムでは中国よりさらに遅れているということだろう。
旦那曰く、平然と横行する賄賂、外国人料金など、ベトナムの社会のシステムや人々のモラルが一昔前の中国にそっくりらしい。
中国でも、賄賂や外国人料金(ボラれることも含む)は、ないとはいわないけど、年々改善されてきていて、タクシーでボラれる(改造メーターとか)ことはほとんどない。
少なくとも、国境の入管職員から賄賂を要求されることは中国ではありえない。 -
●ベトナムの寝台車の仕様
3段ベットが2列の配列は中国のハードスリーパー同様。
中国のハードスリーパーと違い、ドアがあるコンパートメント式。
中国の寝台列車とは異なり、窓側に折畳式のイスはないのがちょっと不便。
お湯が入っているタンクは、中国の列車で使われているのと同じ中国製。
ベトナムの寝台列車には、食事がついてくる。
板の上にゴザを敷いただけのハードスリーパーでは、インスタントラーメンがもらえる。
でも、朝、下車する直前にもらっても・・・。
ベトナムの公務員、はっきりいってやる気ゼロ。
それにしても騒音がすごい、しかも激しく揺れるので、トイレは注意!
中国の寝台列車なら、他人のいびきが聞こえるくらい静か(日本よりはうるさいけど)。
列車の技術は中国の方が上だな。年々速度がUPしてるし(逆に他の面が追いついてないので危ないという説もある)。
最近、新幹線車両が日本からひっそりと中国に売られていったけど、これから新幹線の技術を研究して、真似して習得するのも遠くない話かもしれない。
ただ、日本の報道では新幹線はハード面だけでなく、それを制御するシステムが大切だというから、管理が甘い中国は苦心するかも。 -
●ベトナムの庶民
ハードシートの下段にはこのとおり座席として使用されているのだ!
筆談と(右のおじさん、中国語少しできある)、私の少ないベトナム語のボキャブラリーで会話する。
会話というか、デジカメの写真を見せながら、食べ物の名前を言ったりするだけだけど。
ハノイ近郊のナンディン出身の彼らによると、ベトナム人の平均月給は約50$とのこと。
旧市街からハノイ駅までメータータクシーに乗ったら、乗った直後からメーターが上がり、とんでもない(中国の物価と比較して考えると、相場の2倍くらいか?)料金になった話をしたら、やっぱりありえない料金みたいで、、笑われてしまった。
ベトナム人にとっては、外人(=金持ち)は多く払って当たり前という考えが普通なので、なかなか安く旅行ができない。 -
●GA HUE(フエ駅)
2/1
ハノイから欧米人客が特別多い寝台列車で、朝8時、フエに到着。
彼らは、駅に着くなり、迎えの大型バスに乗り込んでいたので、ツアーなのだろう。
駅前のバイタクの変な日本語での売り込みがうるさい。
訪れる日本人が多いのだろう。
駅前で市内までのバスがないか探したが、なさそう。
小さい町だから、歩いて宿探しに向かうことにする。
ちょうど雨が降った後のようで、町はしっとりとした雰囲気。 -
●フエの人民元両替事情
人民元からベトナムドンへの両替は、安宿のフロントでも、三ツ星ホテルのフロントでも不可だった。
宿は、ドル払いはもちろん、ドン払い可能。 -
●「BING DUONG HOTEL」(ビン・ジュオン・ホテル)
日本人ご用達の安宿。
旅行人という出版社から出ている「メコンの国」というガイドブックに載っている宿ですが、安宿とは思えない設備のよさと清潔さでおすすめです。
7$の部屋は、バスタブ付き、冷蔵庫付きでNHKが見られます。
日本人の利用が多いので、フロントでは簡単な日本語が通じるようです。 -
●フエのインターネット事情
安宿の「ビンジュオン・ホテル」では、無料でインターネットができる。
但し、日本語は見られるが、入力はできない。
←Nguyen Tri Phuong St、Hanoi St、Hung Vuong Stに囲まれた三角地帯にある安宿街。 -
●王宮(Dai Noi)
入場料:55000D。
宿泊している安宿(ビン・ジュオン・ホテル)でバイクをレンタルする。
このバイクは、宿の女の子の私物で、格安(3万D)で貸してもらう。
まずは、橋を越えて対岸にある王宮へ。
駐輪代(2000D)がかかる。
ベトナム戦争での破壊が激しく、状態は良くない。
北京の故宮を模して建てられたという王宮の規模は、さすがに本家本元には及ばない。
中国サイズになれているせいか、ベトナムでは何でもとても小さく感じるのだが、気のせいか。 -
王宮内部は、あまり暑くなく、涼しい風が吹いている。
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やっぱり、中国っぽいなぁ。
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王宮はベトナム戦争での破壊のため、ほとんど跡形がない。
比べちゃいけないが、やはり北京の故宮のほうがすごい! -
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これから日本に行きたいというカナダのケベックから来た男性と会った。
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つわものどもがゆめのあと。
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王宮の入口にある城門に登ることができる。
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●香江(フォンザン)
フエでは、香江クルーズも楽しみの一つだが、私たちは、バイクで香江沿いのLe Duan Stを行く。
旧王宮を観光した後に。 -
香江沿いのLe Duan Stで見かけた教会。
ベトナムは天主教(カトリック)信者が多いようだ。
阮朝はキリスト教を禁止して、宣教師を迫害したというから、これらの教会は新しいものかもしれない。 -
移動式お菓子売りも、なんだがオシャレ。
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教会だけ見るとハワイみたい(行ったことないけど)。
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●路上ガソリン・スタンド
香江沿いのドライブを終え、再び橋まで戻ると、ガス欠に。
辺りでガソリン・スタンドを探すが見当たらない。
で、その辺にいたバイタクのオジサンにバイクのオイル・メーターを指差し、油を入れるしぐさをすると、オジサンは、向かいを指さしてる。
どうやら、路上で売られているペット・ボトルはガソリンだったようだ。
ちょっと緑っぽい色をしたその液体は1ボトル2万Dなり。
高い!!!
ついでに、そばのサトウキビジュース屋台でブレイク。
氷がたくさん入っていて冷たくておいしい(1000D)。
お腹は一応大丈夫だった。 -
香江沿いのLe Duan Stには、中国風の古い建物も多い。
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●ガジュマルのホコラ
ベトナムにも、このようなホコラを祭る習慣があるとは知らなかった。
なんとなく、こういうホコラはタイのイメージ。
タイでは確か”ピー”とか呼ばれる精霊を祀る。 -
●華僑の面影残る老街
バイクで、市の北にある古い町並みを見に行く。
ドンバ市場市場を通り過ぎ、橋を渡り、Chi Lang Stを行く。
この辺りは、昔から華僑が住みついているエリアのようで、ホイアンにも多く残るような出身地による会館が林立する。
ただし、フエの人にあまり中国語は通じない。 -
「福建同郷会」。
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たぶん海南省出身者の会館。
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「広肇会館」。
同じ名前の会館が、ホイアンにもある。 -
●中越関係と中国語教室
フエは中国語で、順化という。
中国とベトナムは同じ共産主義路線ということで関係はもともと良かったが、70年代初めから関係が悪化し、1979年には中越紛争が勃発し、中国軍が北部のランソンに侵攻している。
ベトナムのカンボジアからの撤退を契機に1991年に中越国交は正常化され、現在は広西省での国境貿易が盛んだ。
そんな両国の関係を背景に、ベトナムでは、中国語を習う人が増えているようだ。
桂林の広西師範大学の留学生で一番多いのもベトナム人。
ベトナム人にとって、中国語は勉強しやすいのかレベルの高い人が多く、他の国の留学生とは別の”越南班”で学んでいる。 -
「昭応祠」。
赤い色使いが中国っぽい。 -
Chi Lang Stは、非常に特色ある通りで、広東会館などのほか、寺も多い。
中国南部のタイ族風の屋根の形をした寺もあって、一瞬ここがどこか忘れてしまう。
民家も中国とはぜんぜん違っていて、欧風のエッセンスが感じられ、田舎なのにとてもお洒落。
中国より貧しいと思うけど、みすぼらしい感じの家はなくて、見た感じ結構金持ちそう。
欧風の家の庭には、タイにあるような一柱で支えられたホコラやガジュマルの木があって神秘的な雰囲気。 -
一柱で支えられたホコラ。
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フランス風。
ベトナムの街並みは、中国っぽさとフランスっぽさがミックスされていておもしろい。 -
Hanoi St の欧風建築。
五角形のような形がかわいい。 -
Bach Dang St には、寺が多い。
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Bach Dang St には、古い家屋も多い。
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Bach Dang St沿いにある寺院。
敷地内に入ってみると、ちょうど読経の最中だった。 -
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BachDangSt沿いの香江の支流。
ここには船上生活者が集まっている。 -
●ドンバ市場(Cho Dong Ba)
王宮側の香江沿いにあるフエ最大の市場。
老街からの帰りに寄。
駐輪代、2000D。
欧米人観光客の姿もちらほら。
まだ、スーパーやコンビニが普及していないベトナムでは、重要な買い物スポット。
スーパーのように定価がないので、値段交渉が必要で、ちょっと面倒だけど、楽しみでもある。 -
ショッキング・ピンクのレンブ大好き!
そういえば、どこかで白いレンブも見たことがある。 -
この店ではないけど、ドラゴンフルーツの値段を聞いたら中国より高かった。
やっぱり外人価格! -
●ベトナム語
覚えておいたほうがいいベトナム語「NHA VE SINH」(ニャー・ベー・シーン)。
トイレのこと。
利用料1000D。
そういえば、ハノイで銀行を探している時、英語の「Bank」が通じなかったっけ。
銀行は「 ハン」。 -
エビペースト。
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市場内でベトナムの菅笠、ノンを売る店。
非常に観光客馴れしている。
最近では、ノンに刺繍ほ施したものなど、種類が豊富になっている。
2Fのビーズバッグの言い値がありえないくらい高かった。 -
市場外の、この花輪店の隣に座っていたおばちゃんのバイン・フラン購入、1個2000D。
フエのグルメは、東南亜細亜春節旅行−フエのグルメ編
http://4travel.jp/traveler/arachina/album/10055470/
でご報告中。 -
Nguyen Tri Phuong Stにある風情ある建築。
教会だろうか?
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