2005/12/27 - 2005/12/27
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井上@打浦橋@上海さん
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少し前に「蘇州河をチラッと」をアップしました。
蘇州河沿いの道に北側を走る北蘇州路と、南側を走る南蘇州路があります。前回の「蘇州河をチラッと」は、北蘇州路を河南路橋から浙江路橋までの、東から西へのホンのわずかの散歩でした。
今回の散歩は南蘇州路を西から東までの長めのコースの散歩です。
西は新閘橋から始まり、途中、烏鎮路橋、西蔵路橋、浙江路橋、福建路橋、河南路橋、四川路橋、乍浦路橋、最後は河口付近のガーデンブリッジまでです。
表紙の写真は、河南路橋・四川路橋間を南蘇州路から川越しに眺めた風景です。左が河濱大楼(昔はエンバンクメント・ハウスと言いまして1935年竣工)で右向こうが上海市郵政局(上海郵政総局、1924年竣工)です。
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南北高架路が蘇州河を渡るあたりの南東部にあります小区の中です。
ここから、今日の散歩は始まります。
新閘路側から入りました。
家壁を下半分だけ白ペンキで塗ってしまうというのは、どういうことなんでしょうね。
確かに明るくなりますが、前の地肌のままのほうが趣きあるように思えますが・・・。 -
正面を左に行きますと、南蘇州路に出ます。
そうしますと蘇州河が見えてきます。 -
南蘇州路に出ました。
向こうが西でして、南北高架がチラッと見えます。
右に蘇州河があります。
左に連なる倉庫風の建物には洒落た看板が架かっていますが、何なんでしょうか・・。
BICHE&BEREって書いてあるのだろうか・・。
入ってみればよかった・・・・
いやいや、調べましたらBiche de Bereと言うことらしいです。
Nelly Biche de Bereと言うフランスの著名な服飾デザイナーのことらしいです。
その服の展示場だったのかもしれません。 -
こちらは対面の風景です。
高層マンションが並んでますが、その手前の北蘇州路に建つ倉庫風の建物も、何かしら別の用途で使われ始めたのでしょう。
【REEK 蘇河芸術】という看板が架かっています。
これが蘇州河の芸術街なのかもしれません。
下記は日本でのテナント募集サイトです。
http://www.realtokyoestate.co.jp/estate.php?n=228 -
さて、南蘇州路を東に行きましょう。
まず見えてきましたのが新閘橋です。 -
新閘橋から南方向を見ました。
この橋は最近造られたんでしょう。
そしてそれに伴い道路幅も広げられたんでしょう。
右の建物は、道路拡幅の前は、もっと前方あったはずです。
道路拡幅で邪魔になる部分は剥ぎ取られてしまったんでしょう。 -
新閘橋を越えて、また東に来ます。
こういった河沿いのプロムナードも最近出来たんでしょう。 -
こちらは南蘇州路の道並みです。
道も綺麗ですね。
2つの角ビルが見えます。
あの下が南京東路の西端と言うことですね。 -
烏鎮路橋です。
この橋も新しいです。 -
烏鎮路橋の南側の取り付け道路は新閘路の地下鉄站前に出ます。
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また蘇州河沿いのプロムナードを行きます。
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プロムナードから南東方向を眺めました。
遠くに円盤ビルが見えます。ラディソン・ホテルが入ってるビルですね。
手前の小さな広場では健康器具で遊んでるおばさんが3人居ます。 -
蘇州河沿いのプロムナードを行きます。
向こうに見えてきましたのは西蔵路橋です。 -
西蔵路橋に近付きまして振り返りました。
高層マンションが並んでいます。
プロムナードの冷たい石のベンチではホームレスが寝ています。 -
プロムナードから南方向を見ました。
2つの角ビルと円盤ビルが見えます。
西蔵路は2つのビルの間を通ります。
円盤ビルのチョイ先に人民公園があるということです。 -
南蘇州路は西蔵路橋の下を抜けるようになっています。
この橋も最近改築されたものです。
以前の橋は狭くて、いつも車や自転車やバイクで渋滞していました。 -
西蔵路橋から南を見ました。
橋に続く道が西蔵中路です。
この道は今は広くなりましたが、以前はいつも渋滞していました。
上海の中心部を南北に横断する幹線道路道ですが、狭くて、橋があり
延安路、南京路を横断するからです。
上海の地図を見て上海の中心はと尋ねられれば、
100人が100人とも人民広場と答えるでしょう。
ですから人民広場には東西南北各方向から市内路線バスが集まるのです。
その人民公園の脇を南北に走る道路が西蔵中路なのです。
今や橋も立替え幅が広くなり、道も広くなり、西蔵北路と天目中路が
立体交差になり、随分渋滞が解消されました。 -
橋に上がる階段の踊り場では二胡弾きおじさんが空き缶を前に置き、
ギーコギーコやってました。 -
西蔵路橋を越えて南蘇州路を更に東に行きます。
右に並ぶ建物は住居なのか、倉庫なのか・・・
倉庫のようですね。 -
建物の間から見えます2つの角ビルです。
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浙江路橋手前にある石庫門住宅です。
尊徳里という名のようです。1930A.D.となっています。 -
浙江路橋の手前です。
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混み合う浙江路橋とそれに続く浙江中路です。
この橋と、この道は北から南への一方通行路です。
向こうに見えますのは連歌造りの3階建ての長屋です。
相当古いですね。 -
浙江路橋を越えて振り返りました。
この橋は昔のままなんでしょう。
ですから、橋の両端に続く道の道並みも、昔のままのようです。
この橋は1908年の完成です。 -
福建路橋まで来ましたが、工事中でした。
橋の立替工事なんでしょう。
ということで古い道並みも消えてしまいました。 -
福建路橋を越え、また南蘇州路を行きます。
このあたりは植え込みがビッシリ並んでいまして、川が見えません。
この道にも金物屋や工具屋が並びます。 -
山西路です。
山西路にも昔は橋が連なっていましたが、今はありません。
向こうを横切る道は北京東路です。 -
南蘇州路を少し行き、振り返りました。
対岸に聳え立つのは河濱豪園という高層マンションです。
98年に出来ました。
今でこそ、蘇州河沿いに建つ高層マンションは多いですが、これは初期のころのものです。
当時は、まだ蘇州河は汚かったですよ。、メチャクチャ。そしてアブクなんかもボコボコでして、臭かったですね。
最近は当時から比べますとグッと綺麗になりましたね。
でも、まだまだ・・・・ですね。 -
南蘇州路を更に行きます。
河南路橋が見えてきました。
正面のビルは河濱大楼です。
昔の名はエンバンクメント・ハウス、1935年竣工です。 -
河南中路の南方向です。
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河南路橋を過ぎて、また南蘇州路を行きます。
このあたりも、工具屋が並びます。 -
このあたりは蘇州河と南蘇州路の間は公園になっています。
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公園に入ってみました。
犬を散歩する人が2組。
お兄さんはパジャマですね。
向こうが蘇州河です。 -
エンバンクメント・ハウスが間近に見えます。
1930年代初頭のマンションですが、なかなか立派なものです。
上海歴史ガイドマップによりますと・・・パーマー&ターナー事務所設計、1931年着工、1935年竣工。当時の上海最大の高級アパート。鉄筋コンクリート造、当初は8階建て、282戸。暖房設備を持ち、9基のエレベーターを備え、屋上にはプールもあった。1978年、上に3階を建て増し11階建てとするが、配水管のつまりなど居住環境に問題を生ずる。現在の戸数は700余、幹部や知識人が多く住む。・・・・となっています。建て増しせずに屋上プールを残しておけば良かったのに・・・などと思われます。 -
上海郵政総局のビルが見えてきました。
その右向こうの明るい茶色のビルには昔は松坂屋が入っていたようです。
橋は四川路橋です。
四川路端は1922年完成でして、昔は裏白渡橋と呼ばれていたとか・・。 -
四川路橋を南から北へ見ました。
左が上海郵政総局ビルで右が昔松坂屋が入っていたビルです。 -
四川路を渡り、更に南蘇州路を東に行きます。
向こうにブロードウェイ・マンションが見えてきました。
上海大厦です。 -
南から伸びて南蘇州路で終わる虎丘路です。昔の名は博物院路です。
右のビルは1925年竣工です。昔は英美煙公司が入っていたようです。
左のビルは1928年竣工です。
昔は光陸大戯院という豪華設備を誇るパラマウントのトーキー映画封切館が入っていたようです。魯迅は、家族連れでたびたびココに来て、ディズニーの「米老鼠(ミッキー・マウス)」ものなどを楽しんだそうです。 -
乍浦路橋です。
1927年完成です。昔の名は二白渡橋です。 -
南蘇州路も、もうスグ終わりです。
右への道は円明園路です。
遠くに東方明珠タワーが見えます。
左には黄浦遊泳池があることになってますが、今でもやってるんでしょうか。
ココのプールは1905年に出来たそうです。 -
右の教会は協和礼拝堂(ユニオン・チャーチ)です。
1886年完成の建物です。
今はどう見ても教会とは機能していませんね。 -
前を行きます高架は1991年に出来ました呉淞路へのバイパスです。
右は元・イギリス領時館の敷地です。
外灘の「みなもと」でして、外灘源と言われている一帯です。
今は、再開発工事中です。
上海のペニンシュラはココに出来るのでしょう。 -
ガーデンブリッジに出ました。
1907年完成の鉄骨橋です。
左がブロマン、上海大厦です。
右の赤い屋根の低い建物はロシア領事館。
その向こうの近代的なビルは海湾大厦です。 -
ブロードウェイ・マンションです。
やはり風格ありますね。
そして孤高という感じがします。
怪鳥が翼を広げてるような、という表現がよく使われますが、
裏側から見ても、そうなのです。
つまり、平面的に見ますとX字型をしてるのです。
その裏側の様子は下記ページをご覧下さい。
「上海・孤高のブロマン・徹底探索」
http://4travel.jp/traveler/dapuqiao/album/10032569/
ここでは、ブロマンを嘗めるように見て回ってきました。 -
ガーデンブリッジのトラスの間から見えます浦東の近未来都市風景です。
1907年の鉄骨の間から見える異質な世界。
おでんタワーと、バベルの塔と、金ぴかビルです。 -
浦江飯店です。
いやぁ・・・・イイですね。
泣けてきます。
このホテルは、中もイイのです。 -
ブロマンを仰ぎ見ました。
そしてセピア色加工をしました。
やはりセピア色が合いますね。 -
北蘇州路を西へ戻り、振り返りました。
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北蘇州路を更に西へ行き、四川路を越えて振り返りました。
左は上海郵政総局ビルの列柱です。
モノクロ加工してみました。
前の車がなければ1930年代の上海にタイムスリップですね。
この散歩記録はコレで終わりです。
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