2019/12/28 - 2019/12/31
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ユウジさん
今年の年末年始休暇は9連休を頂けました。
うれしいことですが、どこかに行かなければというプレッシャーを感じてしまうのも何とも悲しい性です。
初の年末海外、とりあえず安くて、行ったことなくて、連休初日の12月28日の飛行機が空いているところはと探していると、条件にかなうところは上海かなということに。中国には行かず嫌いなところもありましたので、これも良い機会かと思います。31日までですが、上海は治安も良さそうですし、気分良く令和元年を締め括れればと思います。
<日程>
12月28日
成田→上海
田子坊
12月29日
外灘など上海市内観光
12月30日
朱家角
12月31日
早朝のタクシーで空港へ
上海→成田
宿 上海レイフォントダウンタウンホテル
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<12月28日>
成田空港から午後13時発の中国東方航空で上海に出発です。行きは良い時間なのですが、帰りの便が午前8時発で、6時に空港に着くとなると、早朝にタクシーつかまえなければならないのが、何とも不安なところです。もともとこの便しか空いてなかったのもありますが、安さの代償は根性でカバーするしかないですね。 -
久々に日本を横断する経路です。幼い頃から地図帳を見ることが趣味でしたので、俯瞰して日本列島の地形を眺められるのは幸せなことです。瀬戸内上空に来ると、僕のよく行く大久野島(うさぎ島)が見えてきました。こんなところでも巡り会えるものなんですねぇ。感激です。
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3時間弱なので、あれよあれよと15時頃には上海浦東空港に到着してしまいました。あまり外国まで来た実感がないのですが、入国したからには、まずは予約したホテルに向かうしかありません。ホテルの最寄り駅「打浦橋」までは地下鉄で1時間くらいで行けるのですが、ここは、あえてリニアモーターカーです。走行距離が短いため結局すぐ地下鉄に乗り換えるので、便利なわけでも、速いわけでも、安いわけでもないのですが、あらら...磁力の不思議な力に引き寄せられてしまいました。
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リニアモーターカーの最高速度は一応時速300km出ているようです。
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リニアモーターカーはすぐ終わるので、結局は地下鉄を乗り継ぎながらホテルを目指します。上海の人はちゃんと列に並んで地下鉄を待ってますねぇ。中国の報道は色々伝え聞いてるところではありますが、さすが国際都市上海というところでしょうか。
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大したハプニングもなく順調に、宿泊する「上海レイフォントダウンタウンホテル」に着きました。チェックインし、18時くらいでしょうか、まだまだ夜はこれからです。近くに田子坊という小さな店が連なるおしゃれスポットがあるようですので行ってみることにしました。地元の人、観光客、たくさんの人が集まり、辺りはノスタルジックな雰囲気に包まれています。
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異国の雰囲気に気分ものってきました。こうなるとやはり食ですね。食べ歩き用の店が沢山でていましたので、羊やイカの串焼き、ココナッツジュース、カニ入りの小籠包と色々と物色していきました。実は、どれもそんなに安くはないのですが、せっかく上海に来たのですから、思いのままに食べて行きます。もちろんおいしいですよ。
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ヤシの実のホットってあるんですねぇ!?
ヤシの実は好きなんですけれども、冬に飲んだことなかったので知らなかったです。周りの実の部分も食べれて美味しかったです。 -
食べ歩き用のゴミ箱があります。意外と日本でもあるとこ少ないんですよねぇ。
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〈12月29日〉
一夜あけまして、さてどこへ行こうかと、上海の街を頭の中でめぐらしてみます。結局、まずは有名どころということで、the上海といえばこの景色、外灘(ワイタン)から望む浦東(プードン)の高層ビル街です!
最も高いビルは、右奥の上海タワーで、632mと中国一を誇ります。上海タワーって左側の丸がついている変な塔だと思ってませんでしたか?、なんとこれ東方明珠塔と言うそうです。恐らく日本では採用されないであろう旧時代のSF的デザインは、まともな思考回路であれば上海でも反対する人は多かったのではないかと思います。しかし、その押し通した心意気が良いではありませんか。実際、東方明珠塔がなければこの景色の魅力は半分以下ではないかと思います。個性って大事ですよねぇ。
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外灘から少し歩くと、豫園という庭園を中心とする豫園商城といういかにも中国な繁華街にたどり着きます。食堂やお土産屋なども沢山ありますが、通りの装飾やパフォーマンスなども見事で中華パワー全開です!
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太鼓のパフォーマンスです。
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来年はネズミ年ですね。
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上海ガニは結構高いのですが、豫園商城のフードコートで食べた上海ガニは安かったですね。まぁこれで良かったのかというのはありますが...6匹食べました。
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豫園自体は、豫園だなぁといった感じです。
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さて、午後は浦東に上陸です。まずは、みんなの憧れ東方明珠塔です。浦東に来たならまずは、これを目指します。
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東方明珠塔の展望台には、中国名物の床が透明なエリアがあります。
これテレビで見てるとなんてことはないですが、いざ乗ろうとすると怖いんですよねぇ… -
一応、1番高いビルも行かないと後悔しそうなので、上海タワーにも向かいます。近くまで来て見上げると空に向かい伸びているようで確かに高いですね。
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上海タワー119階からの景色です。東方明珠塔を見下ろす位置にあるのは、やはりすごいですね!
このアジアの大陸らしい砂まじりの濁った川も、上から望むと生命力があってなんだかいいんですよねぇ。
実は125階にも行ったのですが、なんと外が見れないという、残念な仕様でした。どういうことなんでしょう、、 -
上海は夜景も有名ですよね。夜でも圧倒的に東方明珠塔が存在感を放ってます。素晴らしい景色です。
しかし、色々なビルが頑張ってイルミネートしているのに、上海タワーは広告をだしているだけで、何とも残念なタワーですねぇ。 -
浦東に背を向けると、外灘の歴史的建造物がライトアップされている光景に目を奪われます。こちらも綺麗ですねぇ。
外灘の夜景は、浦東と歴史的建造物の両方が楽しめ一挙両得です。良い気分で1日を締めくくれました。 -
<ちょっと夜の夢の話です>
※ 読み飛ばして大丈夫です。
恐ろしい夢を見た。
そして目が覚めた今、これをすぐに書き留めねばと思った。
その夢は今務めている会社を辞めて、十数年前に勤めていた会社に再度転職するというものだった。
夢だからなぜこんなことに至ったか分からないが、凄まじい後悔の念と今の会社に戻りたいという気持ちばかりで夢の中の日々を過ごしていた。いく日が過ぎ、そして、人生は後戻りできないと諦め、発狂し視界に歪みを感じた時、現実世界に戻ることができた。
そういえば、前の会社の出世コースがなぜか上海赴任だったことを思い出した。
忘れていた記憶を繋げる脳のメカニズムには驚かされるが、自分にとっても過去があって今があるということ、そして、これからいくつかの未来を選択していくのだと実感できる出来事だった。 -
〈12月30日〉
昨日は発展めざましい都市部を一通り回りましたので、この日は、心の平安を求めて水郷地区の朱家角に向かうことにしました。自分のホテルがある打浦橋からだと1時間30分ほどかかりますが、地下鉄だけで行けるのはありがたいことです。 -
朱家角は古い家屋が保存されている水郷の町です。上海市内ではあるのですが、朝早くに着いたのもあってか、都市部の風景とは全く異なり、落ち着いた雰囲気があります。根本的に水の町が好きなのもありますが、気持ちも楽になり、ここで1日のんびりしようと決めました。
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川にかかる橋も朱家角の魅力の1つです。木造の橋が時の流れを感じさせてくれます。
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町にはたくさんの渡し舟が行き来していましたので、記念に乗ってみました。
ところで、最近、アナザースカイ見てましたら、偶然にもカリスマホストのローランドもこの渡し舟に乗ってましたね。やはり真の男は渡し舟といったところでしょうか。 -
商店街には肉の塊や点心、フルーツやお菓子と様々な食材が売られていています。食べ歩きも良いですし、歩いているだけでも楽しめます。
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朱家角のお店はどこも魅力的で、昼ごはんはどこで食べようか迷うところですが、店頭のおばあさんに誘われ「枕河酒家」というお店で朱家角名物の牛の角煮をいただきました。これは、町中でも結構売られていたので、食べてみたいと思っていました。柔らかく煮込まれた牛肉に濃厚なタレが染み込んでいます。中国野菜(何かはよく分かりませんが...)にもよく合うので、次々に野菜を追加してしまい腹の限界まで食べてしまいました。
店員さんも、外国人のためか色々気にかけてくれ、リラックスした楽しい時間を過ごせました。 -
朱家角には様々な施設がありますが、いくつか寺院もあります。こちらは、国津禅院というお寺です。どこの国でもお寺は落ち着きますねぇ。仕事のことプライベートのことなど色々と祈願しました。
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お寺があるとついつい寄ってしまいます。こちらは、城隍廟という道教寺院です。木々の緑と補色になった赤い札が目をひきます。
建物の中も見学できて、ゆっくり仏像などを眺めていると徳を積んだ気分になれます。 -
旅先の美術館には結構寄る方なのですが、朱家角にもいくつかの美術館があります。朱家角を題材にした作品も多いので、今見てきた景色が、画家の目を通して美しく表現されています。みんながこの町を愛しているんだなぁと優しい気持ちになれますね。
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裏路地まで来るとほとんど観光客はいなくなり、人々のゆったりとした生活を見ることができます。観光客が増えてきたら裏路地に避難し、自分だけの場所を探すのも良いですね。
町も一周しましたし、心のダークサイドも解放できましたので、日が暮れる前に朱家角をあとにしたいと思います。 -
朱家角からの帰りに上海のお菓子をお土産に買いました。店員さんに勧められるがままに買ってしまいました...
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朱家角で心の平安を取り戻し、お土産も買ったし、後は帰りの準備でもするかと落ち着いた気持ちでホテルの部屋で寝転んでいました。
すると、心の平安はどこへやら、中国まで来ておいて、このままパンダのぬいぐるみを買わずに帰国して良いものかと変なスイッチが入ってしまいました。
これが家族のためとかではなく、自分のためというのがまた恐ろしいところですが、時間も20時を過ぎていますし、近場で店が開いていて、パンダのぬいぐるみが売っていそうなところ…それは田子坊しかありません。ということで田子坊へGO! -
田子坊をうろうろ。
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一軒一軒探したかいもあり、パンダのぬいぐるみを売ってる店を発見しました!これはこれで感動的です。少し高かった気もしますが、もはやお金の問題ではないので、2匹買いました。これで心置きなく帰国できます。
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パンダの親子です。店員さんが中国の伝統的な色ということで、赤い服のパンダををおすすめしてくれました。
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目的も果たしたので、まともな思考回路ならホテルに戻るところですが、最後の夜だからでしょうか、なんか外に出た勢いでテンションが上がってしまい、地下鉄で3駅乗って、租界時代の建物が残る徐家匯まで行ってしまいました。
メインストリートから一本脇道に入ると、暗く人通りも少ないので少し緊張しましたが、徐家匯天主堂などを見て回ることができました。ちょっとアディショナルタイム気味でしたが、最後まで上海を楽しめて良かったです。 -
〈12月31日〉
帰りの飛行機は8時発なので、少し早いですが、4時にホテルをチェックアウトします。地下鉄の始発は6時なので、これからタクシーを捕まえて空港まで行かなければならないのがこの旅の最後の関門です。
しかし、昨夜とあることで4時頃に目が覚めてしまっていたので、この時間にタクシーがホテルの前の道路を走っているのは確認済みでした。心に少々余裕ありです。 -
さらに、幸運なことに...と言って良いものか、ホテルの前には一台のえんじ色のタクシーが待っていてくれました。
上海のタクシー情報では、えんじ色は個人タクシーでぼったくられる可能性があるので避けた方が良いと言われているところです。
少し迷うべきなのかもしれませんが、自分の場合は、海外でタクシーがぼったくらない方が稀だと感じているので基本は乗らないのですが、乗る必要があるなら、適正価格の3倍までなら良しとすることにしています。
道でタクシーを止めるのも面倒ですし、経験上乗らない方が後悔しそうだったので、このタクシーに乗車することにしました。もちろん、このタクシーは白タクではないので、さすがに適正料金の2倍まではいかないだろうとの予想もありましたが、念のため、料金メーターや地図アプリでクルマの位置は確認しながら乗車していました。結果は所要時間45分で240元(深夜料金含む)と適正料金の範囲内でした。 -
空港には5時くらいに着いてしまいました。調べてなかったので知るよしもないですが、チェックインカウンターは6時からみたいです。もう少し遅くに出ても良かったのかもしれませんが、旅にトラブルはつきものですので、早くに無事着いたことはありがたいことです。
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帰りの飛行機です。外から乗るのはちょっと寒いですねぇ。
これで帰国の途につきますが、上海は刺激的な都会もあり、また落ち着いた景観地域もあり、様々な顔見せてくれる魅力的な街でした。初の年末海外でしたが良い気分転換になりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kichiさん 2020/01/23 06:12:01
- お久しぶりです。
- ユウジさん、お久しぶりです。
覚えておられるでしょうか、kichiと申します。
年末に上海。近場の一泊旅行しか出来なかったので、羨ましい限りです(^-^)
リニアモーターカーには驚きです。どんどん発展してるのですね。
朱家角、魅力的な街…。川とランタンの風景を是非とも現地へ行って直接見たい。
今でもパタゴニア再訪の旅行記をたまに拝読しています。
また新しい旅行記、ホンマに!
楽しみに待ってます(^-^)
- ユウジさん からの返信 2020/01/23 21:05:50
- ご感想ありがとうございます。
- kichiさん、こんにちは(^^)
いつも嬉しいご感想いただきありがとうございます。もちろん覚えております☆
そうですね~、リニアモーターカーってやはり憧れですよねぇ。初の中国でしたが、街も人も魅力的で、確かに国際都市として発展してきたなぁと感じました。
パタゴニアの旅行記もお読みいただきありがとうございます。パタゴニアは今の自分が多少なりとも自信を持って生きていける人生のターニングポイントみたいな場所でもありましたので、こんな事を言っては変ですが、自分もたまに読み返して、当時の自分に勇気をもらっています。
kichiさんも新しい人生を進まれたようで、ご家族への思いやりがとても伝わってきました。大変な事もあるかと思いますが、気張らずにいつもの楽しいkichiさんを旅行記で拝見できればと思います。
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