2004夏　アイルランド・スコットランド・イギリス湖水地方の旅２８（スコットランド・ブレア城とダンケルド編）

2004/08/30 - 2004/09/21

　インヴァネスの次の滞在地はエディンバラでした。車で移動してもまる一日はかかります。
　インヴァネスを出発し，途中，カーブリッジ，ピトロッホリー，ブレア城，ダンケルドなどに寄りながらエディンバラに着いたのは夕方７時頃でした。

　このとき寄った街の中から，ここではブレア城とダンケルドを紹介します。

　ブレア城はスコットランドの城の中でも最も有名で美しい城のひとつです。真っ白な外観から“白亜の城”と呼ばれています。内部は見学はできますが，写真撮影は禁止されているので，これを写真で紹介できないのはとても残念です。美しい外観もさることながら，内部は絵画や財宝や武器のコレクションでいっぱいです。また，バグパイプの選手権の会場となる舞踏会場が城にはあり，一見の価値があります。

　ダンケルドはスコットランドの最初の都となった町です。スコットランドの初代王，ケネス・マカルビンがここを都に定めました。
　今，この町を訪れるととても小さな町なので驚きます。最初の都であったのだから，それなりの風格を期待していましたが，スコットランドのほかの田舎町とあまり変わりはないように感じました。しかし，この町にあるダンケルド大聖堂には，聖コロンバの遺骨があるなど，この国の歴史を想像させるには十分な魅力があります。ダンケルド大聖堂は現在は破壊され，半分は廃墟，半分は新しく教会として使用されていますが，この大聖堂を包んでいる林や隣接するテイ川の風景はとても美しく感動的なものでした。特に，僕が訪れた午後遅い時間は，傾いた太陽の強い光に大聖堂も林も川も照らされまるで輝いているように綺麗でした。

エリア イギリス

ブレア城（１）

　ちょっと曇り気味だったのが残念ですが，晴れていれば白く輝く城だったと思います。

ブレア城（２）

ブレア城の入口

　入口は思いのほか質素です。しかし，内部は宝の山です。

ダンケルド（遠景）

　テイ川に架かるダンケルド橋から見たダンケルドの町です。緑の中に白い建物が綺麗です。

ダンケルド（１）

　ダンケルドの町の中心部です。記念塔のようなものが立っていました。どの家の外観も綺麗に整備されていました。

ダンケルド（２）

ダンケルド大聖堂（１）

　午後の強い日差しを受けたダンケルド大聖堂です。周りは芝に覆われ，町の人がベンチで寛いでいました。

ダンケルド大聖堂（２）

ダンケルド大聖堂（３）

ダンケルド大聖堂（４）

　長く延びた木の陰が大聖堂まで達していました。

ダンケルド大聖堂（５）

　修復され教会として使用されている部分です。

ダンケルド大聖堂の教会

ダンケルド大聖堂の教会のステンドグラス

テイ川岸の風景

　大聖堂はテイ川に接しています。大聖堂から続く緑の芝はテイ川に吸い込まれるように続いています。このときは，川沿いのベンチで老夫婦が午後の日差しを楽しんでいました。

ダンケルド橋