アジア・バックパッカーの旅【１７】　ネパール　カトマンズの繁華街

2005/11/14 - 2005/11/19

１１月１７日の午後は１００万人都市カトマンズの中でも一番賑やかなバザール（チョーク）を歩く。タメル・チョーク、チェトラパティ・チョーク、タヒティ・チョーク、インドラ・チョークなどを歩くが特にアサン・チョークはラッシュアワー並みの混雑ぶりで人が途絶えることが無い。
国立博物館ではネパールの歴史と文化財を見学して、街のランドマーク・ビムセンタワーに登ってカトマンズの街を見渡した。現王宮、旧王宮を中心とした街並みが良く解る。
ネパールは日本の約３分の１の国土に３０民族、約２５００万人が居住している。ネパール語が公用語だが各民族が使用する言語は５０以上と言われる。また、ヒンドゥー教を国教とするがチベット仏教を抑圧する事無く、宗教問題も民族問題も聞くことが無い。これは素晴しいことだ。民族間が平和である一方、ネパールでは王族の勢力争いが問題だ。２００１年６月１日、ビレンドラ前国王夫妻ら王族１０人が王宮内で殺害される王室銃乱射事件が起こり、首謀者とされる王位継承者の皇太子は自殺、６月４日には弟のギャネンドラ現国王が即位している。人気があったビレンドラ前国王に対し独裁的で権力を集中させるギャネンドラ国王に反撥する活動は活発化し、マオイストらのテロによりこれまで１５０００人以上の犠牲者が出ているそうだ。公には結婚に反対された皇太子が両親らを殺して自殺したと言われているが皇太子の親族は全員殺害されたのに、同席していたギャネンドラ現国王の親族は一人も殺されていないことから、事件当日はポカラにいたというギャネンドラ現国王が首謀者ではないかとの憶測もあるそうだ。この事件で私が予約していたネパールツアーがキャンセルになり訪問できなかった。それ以後観光客も激減したそうだ。今回は政府とマオイストの休戦協定でようやく念願のネパールを訪問できたが、素晴しい歴史・文化と自然の宝庫、ネパールがテロの危険が無い平和な国になることを望んでいる。
（写真はビムセンタワーから見るカトマンズの街並み）

エリア カトマンズ(ネパール)

国立博物館の建物。

国立博物館から見えるボダナートのネパール最大の仏塔。

国立博物館の所蔵品。

国立博物館の所蔵品。

国立博物館の所蔵のトラの剥製。

国立博物館の所蔵の旧国王の肖像画。

国立博物館の建物。

国立博物館の所蔵品。

街のランドマーク・ビムセンタワー。

街のランドマーク・ビムセンタワーから見るカトマンズの光景。

街のランドマーク・ビムセンタワーから見るカトマンズの光景。

街のランドマーク・ビムセンタワーから見るカトマンズの光景。

街のランドマーク・ビムセンタワーから見るカトマンズの光景。

街のランドマーク・ビムセンタワーから見るカトマンズの光景。

街のランドマーク・ビムセンタワーから見るカトマンズの光景。

街のランドマーク・ビムセンタワーから見るカトマンズの光景。

街のランドマーク・ビムセンタワーから見るカトマンズの光景。

アサン・チョーク。ラッシュアワー並みの混雑ぶりで人が途絶えることが無い。

タメル地区の街並み。

タメル地区の街並み。

タメル地区にある仏塔。

アサン・チョーク。ラッシュアワー並みの混雑ぶりで人が途絶えることが無い。

タメル地区の街並み。

タメル地区で見かけた硬貨を釘で打ちつけて願い事をする祈りの場所。

アサン・チョーク。ラッシュアワー並みの混雑ぶりで人が途絶えることが無い。

２００１年６月１日、ビレンドラ前国王夫妻ら王族１０人が殺害される王室銃乱射事件が起こった現王宮の正門。

現王宮前の光景。