2005/08/14 - 2005/09/16
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「有終の美を飾るぺトラの遺跡−Part4」
2005年9月14日
分岐点のところに来ると、ベドウィンの子供たちが2人いた。子犬と遊んでいる。私に声を掛けてきて、「うちに来て、チャイを飲んで、ご飯を食べよう」と言う。子供たちに「お金を払わなくても良いのか?」と聞くと、「ロバで遺跡を巡ってくれたらね」と答える。「とにかく行こうよ」とせがんでくるので、ついて行くことに。昨日、お邪魔した村である。子犬を藪に縛り付けようとするので、こんなところにほうったらかしにしておいても大丈夫かと心配して、とにかく、日陰に子犬が来るように縛ってあげなさいと注意する。行き始めると、犬がキャアーーン、キャアーーンとなき始める。
猛暑の中を登るのはかなり厳しい。子供たちは平気のようだ。子供たちに案内されたところには他にたくさんの子供たちがいた。チャイをご馳走してくれる。だが、その後でロバに乗らない事が分かると、急に冷たくなる。出て行くと、諦めずに最初に案内してくれた子供たちは「今度は俺のところに来てよ」とねだってくる。今度、案内されたのはなかなか立派な家で、そこには高校生くらいの男の子とその義理のお姉さんがもてなしてくれた。お姉さんが私にチャイを煎れてくれる。つい先日、この男の子のお兄さんと結婚式をあげたばかりでその写真を私に見せてくれる。ベドウィンの女性は平然と他の男の面前でも顔を隠さない。結婚ほやほやなのに、結構、愛想が良い。
外に出て行くと、また子供たちがやって来て、今度は僕のところに来てよと言う。もう、5回もチャイを飲んだので、口の中がかなり甘い。そろそろ夕陽が沈むエド・ディルを見に行くことにする。しかし、日中の暑い時にベドウィンたちの家でチャイを飲みながら、休憩できて、ラッキーだった。また1時間近くかけて登っていく。
登ってきたら、夕陽がエド・ディルをちょうど照らしていた。しばらく、レストランの背後にあった岩山に登って、ひっそりとしたエド・ディルの光景に浸る。その後、エド・ディルの後方にあった見所を見に行く。かなりの崖っぷちでそこにお店があったが、誰もいない。ここから見る山は深く、どこまでもその雄大な自然は延々と続くような気がする。この誰もいない、広大で、畏怖を感じさせる自然の中で私は今までの旅を振り返る。本当に来て良かった! その一言に尽きる。
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犠牲祭壇にあがる入り口の手前にあった神の芸術作品。
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穴の奥の奥にロバが休んでいた。
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セクスティウス・フロレンティヌスの墓から先に進んだWadi-Al-Mataha沿いにあった神の芸術作品。
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このような形といい、色といい、どうやって自然界はこのような芸術作品を生み出したのだろうか?
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ほとんどの観光客はこの芸術作品を見に来ない。この作品を見た私は非常に運が良かったとかしか言えない。
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この作品を名づけるとしたら、どんな題にしますか?
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エド・ディルの全貌
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ここも夕方の5時頃から夕陽に当たって、絶好の見時が来る。
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エド・ディルのクロースアップ。
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エド・ディルからさらに奥の方に向かうと、崖の手前に絵葉書などを売るショップがあった。誰も既にいなかった。ひっそりとした崖に激風を浴びながら、遠くの山々を眺める。
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さらば、エド・ディル!
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