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「悔いが残った町、ハマ」<br /><br />2005年9月10日<br /><br />ガイドブックを再び読むと、どうもシリアのハマという町が気になる。日程的にきつかったが、どうしても行きたい気になってきた。<br /><br />このアンジャルの町にはどうも宿泊施設がないようなので、そのまま荷物を持って、シリアへ目指す。遺跡の他にはこれといった見所はないので、シリア国境を目指すことに。地図で見ても、シリア国境は近そうだ。乗合タクシーで何とか国境の一歩手前の町に辿り着く。20分とかからない。さらに、そこから国境へ向かう乗合タクシーをつかまえて、10分とかからないうちに国境に。あっという間の越境だ。<br /><br />シリア側に出ると、ちょっと歩いたところにミニバスが停まっていた。それに早速、乗り込む。しばらくすると、ミニバスは満員になって出発。私の隣に坐った男が英語で喋りかけてきた。あまり喋りたくない雰囲気だったが、話を聞いていると、彼はイラクに派遣されたようで、米軍の通訳として働いていたらしく、シリア人が米軍に雇用されるとは珍しいケースだと自分でも言っていた。が、もうイラクでは仕事をしたくないらしい。かなり危険すぎて、辞めて帰ってきたようだ。そしてこれからダマスカスの近郊にある実家に戻って、家族が決める嫁さんと結婚をするらしい。ひょっとしたら、明日かあさってにするという。もしそうなるのであれば、私を結婚式に招待したいと申し出てきた。<br /><br />ダマスカスに着くと、何と彼はバス代を払ってくれた上、着いたら早速、私にソフトドリンクをおごってくれた。遠慮しても、君は飲まないといけないと言って、差し出してくれた。ハマ行きのバスターミナルはここのレバノン行きのバスターミナルとかなり離れているらしく、タクシーと交渉して、そこまでわざわざ連れていってくれる。降りる時、本当にすまないが、タクシー代を払えないと言ってきて、かなり恐縮してくる。どうやら彼は何とかぎりぎり自宅まで帰れるお金はあるらしい。そんな事までして、私にソフトドリンクをおごってくれたり、バス代を出してくれたりした彼にいたく感謝せざるを得なかった。ソフトドリンクといっても、缶入りの他のビンと比べると、高価な代物だ。本当に帰るお金はあるのかと念を押して、お金を差し出そうとしても、彼は断じて受け取らない。貧乏旅行者と言っても、そこまでされるとは胸が痛む。<br /><br />ハマの町はやっぱり予想した通り、素晴らしいところだった。こんな砂漠の真中にオアシスのような、水が豊富なところがあったなんて信じられない。緑が多く、水車があちらこちらに点在して、涼をかなりあおってくれる。巨大な水車群は「ぎいーーー、があーーーー、ぐいーーーー」などと機械音をたてながら、この町の人たちの心の原動力となっているのだろう。<br /><br />ついつい居心地が良過ぎて、スケジュールがきつかったにも関わらず、2泊もこの町でしてしまいました。泊まったホテルのリアドホテルはこの旅の中で一番、雰囲気が良かったホテルだったことも手伝って、ハマでのオアシス的休養をばっちり堪能した次第です。<br />

アンマンからアンマンへ7カ国をゆく#24(シリア?:ハマ)

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2005/08/14 - 2005/09/16

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ホットマン2世

ホットマン2世さん

「悔いが残った町、ハマ」

2005年9月10日

ガイドブックを再び読むと、どうもシリアのハマという町が気になる。日程的にきつかったが、どうしても行きたい気になってきた。

このアンジャルの町にはどうも宿泊施設がないようなので、そのまま荷物を持って、シリアへ目指す。遺跡の他にはこれといった見所はないので、シリア国境を目指すことに。地図で見ても、シリア国境は近そうだ。乗合タクシーで何とか国境の一歩手前の町に辿り着く。20分とかからない。さらに、そこから国境へ向かう乗合タクシーをつかまえて、10分とかからないうちに国境に。あっという間の越境だ。

シリア側に出ると、ちょっと歩いたところにミニバスが停まっていた。それに早速、乗り込む。しばらくすると、ミニバスは満員になって出発。私の隣に坐った男が英語で喋りかけてきた。あまり喋りたくない雰囲気だったが、話を聞いていると、彼はイラクに派遣されたようで、米軍の通訳として働いていたらしく、シリア人が米軍に雇用されるとは珍しいケースだと自分でも言っていた。が、もうイラクでは仕事をしたくないらしい。かなり危険すぎて、辞めて帰ってきたようだ。そしてこれからダマスカスの近郊にある実家に戻って、家族が決める嫁さんと結婚をするらしい。ひょっとしたら、明日かあさってにするという。もしそうなるのであれば、私を結婚式に招待したいと申し出てきた。

ダマスカスに着くと、何と彼はバス代を払ってくれた上、着いたら早速、私にソフトドリンクをおごってくれた。遠慮しても、君は飲まないといけないと言って、差し出してくれた。ハマ行きのバスターミナルはここのレバノン行きのバスターミナルとかなり離れているらしく、タクシーと交渉して、そこまでわざわざ連れていってくれる。降りる時、本当にすまないが、タクシー代を払えないと言ってきて、かなり恐縮してくる。どうやら彼は何とかぎりぎり自宅まで帰れるお金はあるらしい。そんな事までして、私にソフトドリンクをおごってくれたり、バス代を出してくれたりした彼にいたく感謝せざるを得なかった。ソフトドリンクといっても、缶入りの他のビンと比べると、高価な代物だ。本当に帰るお金はあるのかと念を押して、お金を差し出そうとしても、彼は断じて受け取らない。貧乏旅行者と言っても、そこまでされるとは胸が痛む。

ハマの町はやっぱり予想した通り、素晴らしいところだった。こんな砂漠の真中にオアシスのような、水が豊富なところがあったなんて信じられない。緑が多く、水車があちらこちらに点在して、涼をかなりあおってくれる。巨大な水車群は「ぎいーーー、があーーーー、ぐいーーーー」などと機械音をたてながら、この町の人たちの心の原動力となっているのだろう。

ついつい居心地が良過ぎて、スケジュールがきつかったにも関わらず、2泊もこの町でしてしまいました。泊まったホテルのリアドホテルはこの旅の中で一番、雰囲気が良かったホテルだったことも手伝って、ハマでのオアシス的休養をばっちり堪能した次第です。

  • 町の中心部にある風車

    町の中心部にある風車

  • 夜の風車

    夜の風車

  • ハマ中心部

    ハマ中心部

  • 街を歩いていたら、いきなりかわいらしい女の子が笑顔で寄ってきて、アラビア語でまくしたててきた。何も分からなかったので、デジカメを取り出して、フォトと言ったら、喜んでポーズを取ってくれた。最後に投げキッスをしてお別れ。かなりませた女の子たちでした。

    街を歩いていたら、いきなりかわいらしい女の子が笑顔で寄ってきて、アラビア語でまくしたててきた。何も分からなかったので、デジカメを取り出して、フォトと言ったら、喜んでポーズを取ってくれた。最後に投げキッスをしてお別れ。かなりませた女の子たちでした。

  • スルタンレストランの近くにある水車

    スルタンレストランの近くにある水車

  • 一番北側にあった水車のクロースアップ。ギイイイギ、ガアアアガアと迫力ある音をたてて、回り続ける街の原動力。

    一番北側にあった水車のクロースアップ。ギイイイギ、ガアアアガアと迫力ある音をたてて、回り続ける街の原動力。

  • 水しぶきがこちらに飛んでくる

    水しぶきがこちらに飛んでくる

  • もっともっと!

    もっともっと!

  • 日の終わりが近づいてきて、一日でもっともくつろげる時間に・・・

    日の終わりが近づいてきて、一日でもっともくつろげる時間に・・・

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