2005/08/14 - 2005/09/16
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「悔いが残った町、ハマ」
2005年9月10日
ガイドブックを再び読むと、どうもシリアのハマという町が気になる。日程的にきつかったが、どうしても行きたい気になってきた。
このアンジャルの町にはどうも宿泊施設がないようなので、そのまま荷物を持って、シリアへ目指す。遺跡の他にはこれといった見所はないので、シリア国境を目指すことに。地図で見ても、シリア国境は近そうだ。乗合タクシーで何とか国境の一歩手前の町に辿り着く。20分とかからない。さらに、そこから国境へ向かう乗合タクシーをつかまえて、10分とかからないうちに国境に。あっという間の越境だ。
シリア側に出ると、ちょっと歩いたところにミニバスが停まっていた。それに早速、乗り込む。しばらくすると、ミニバスは満員になって出発。私の隣に坐った男が英語で喋りかけてきた。あまり喋りたくない雰囲気だったが、話を聞いていると、彼はイラクに派遣されたようで、米軍の通訳として働いていたらしく、シリア人が米軍に雇用されるとは珍しいケースだと自分でも言っていた。が、もうイラクでは仕事をしたくないらしい。かなり危険すぎて、辞めて帰ってきたようだ。そしてこれからダマスカスの近郊にある実家に戻って、家族が決める嫁さんと結婚をするらしい。ひょっとしたら、明日かあさってにするという。もしそうなるのであれば、私を結婚式に招待したいと申し出てきた。
ダマスカスに着くと、何と彼はバス代を払ってくれた上、着いたら早速、私にソフトドリンクをおごってくれた。遠慮しても、君は飲まないといけないと言って、差し出してくれた。ハマ行きのバスターミナルはここのレバノン行きのバスターミナルとかなり離れているらしく、タクシーと交渉して、そこまでわざわざ連れていってくれる。降りる時、本当にすまないが、タクシー代を払えないと言ってきて、かなり恐縮してくる。どうやら彼は何とかぎりぎり自宅まで帰れるお金はあるらしい。そんな事までして、私にソフトドリンクをおごってくれたり、バス代を出してくれたりした彼にいたく感謝せざるを得なかった。ソフトドリンクといっても、缶入りの他のビンと比べると、高価な代物だ。本当に帰るお金はあるのかと念を押して、お金を差し出そうとしても、彼は断じて受け取らない。貧乏旅行者と言っても、そこまでされるとは胸が痛む。
ハマの町はやっぱり予想した通り、素晴らしいところだった。こんな砂漠の真中にオアシスのような、水が豊富なところがあったなんて信じられない。緑が多く、水車があちらこちらに点在して、涼をかなりあおってくれる。巨大な水車群は「ぎいーーー、があーーーー、ぐいーーーー」などと機械音をたてながら、この町の人たちの心の原動力となっているのだろう。
ついつい居心地が良過ぎて、スケジュールがきつかったにも関わらず、2泊もこの町でしてしまいました。泊まったホテルのリアドホテルはこの旅の中で一番、雰囲気が良かったホテルだったことも手伝って、ハマでのオアシス的休養をばっちり堪能した次第です。
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