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8月7日 日本を発ってから40日目。<br /><br />ラオスの首都ビエンチャンから北へ160キロ、世界遺産の町ルアンパーバンのほぼ中間にあるバンビエンは、ラオスの中でも欧米のバックパッカーの間で最も人気がある山間の町。<br /><br />バンビエンの地形は、ナムソン川沿いに細長くへばりついたような極小さな町でありながら、三角に尖った山々がいくつも並んでおり、さながら中国の桂林を思わせるような景勝地である。<br /><br /><br />だけど、バンビエンの町はもう一つの顔がある。<br />それは“ハッパ”つまりマリファナ。<br />目抜き通りのレストランの看板には“ハッピー”というローマ字がやたら目立つ。お客の大半は欧米人。<br />彼らは、大画面のテレビにくぎ付けでDVD映画を見ながら、虚ろな目で寝そべっている。<br /><br />少しヤバそうな気配もなくはないが、そちら系には手を出していないので朝食以外の食事だけレストランでとることにした。<br /><br /><br />

バックパッカーな旅 26 二面性を持つバンビエン

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2005/08/07 - 2005/08/10

127位(同エリア499件中)

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がまだす@熊本

がまだす@熊本さん

8月7日 日本を発ってから40日目。

ラオスの首都ビエンチャンから北へ160キロ、世界遺産の町ルアンパーバンのほぼ中間にあるバンビエンは、ラオスの中でも欧米のバックパッカーの間で最も人気がある山間の町。

バンビエンの地形は、ナムソン川沿いに細長くへばりついたような極小さな町でありながら、三角に尖った山々がいくつも並んでおり、さながら中国の桂林を思わせるような景勝地である。


だけど、バンビエンの町はもう一つの顔がある。
それは“ハッパ”つまりマリファナ。
目抜き通りのレストランの看板には“ハッピー”というローマ字がやたら目立つ。お客の大半は欧米人。
彼らは、大画面のテレビにくぎ付けでDVD映画を見ながら、虚ろな目で寝そべっている。

少しヤバそうな気配もなくはないが、そちら系には手を出していないので朝食以外の食事だけレストランでとることにした。


旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 自転車 バイク
  • AM10:00  ビエンチャンからバンビエンのローカルバスは、なぜだかメコン川の河川敷付近に停まっており、「バンビエン、バンビエン」と、運転手が声を張り上げている。<br /><br />車内はすでに満員に近い状態だ。<br />乗客のほとんどが西洋人、クーラーの無い車内は彼らの体臭でよどんでいた。<br />出発寸前になって日本人らしい青年が、乗り込んできた。<br />しばらくお互いに会話もしなく、それよりも車窓の外の景色を眺めながら写真を撮ることにした。<br /><br />正午を少し廻った頃、大型バスが何台も停車している小さな集落の食道横に、停車した。<br />ラオスのどこであるような、ハエが飛び交う小汚い食堂だが、細長いテーブルは旅行者でほぼ満員状態。<br /><br />メニューはない。<br />おばさんが作る料理の中から、「これとこれ」と指で何品かを注文する。<br />このような長距離バスのドライブインのオーダーシステムは、おそらく中国の雲南から流れてきたと思うが、カンボジアでも同様であった。<br /><br />同乗だった日本人青年は初めての経験だろう、少し戸惑っているので、注文の仕方を教えてやった。<br />青梗菜似た野菜と鶏肉を炒めたもの、麺を炒めたものなどありふれたものだったが、思った以上に旨い。<br /><br />「朝から何も食っていないので、格別です」。<br />青年は貪りつくように箸を動かしていた。<br />

    AM10:00 ビエンチャンからバンビエンのローカルバスは、なぜだかメコン川の河川敷付近に停まっており、「バンビエン、バンビエン」と、運転手が声を張り上げている。

    車内はすでに満員に近い状態だ。
    乗客のほとんどが西洋人、クーラーの無い車内は彼らの体臭でよどんでいた。
    出発寸前になって日本人らしい青年が、乗り込んできた。
    しばらくお互いに会話もしなく、それよりも車窓の外の景色を眺めながら写真を撮ることにした。

    正午を少し廻った頃、大型バスが何台も停車している小さな集落の食道横に、停車した。
    ラオスのどこであるような、ハエが飛び交う小汚い食堂だが、細長いテーブルは旅行者でほぼ満員状態。

    メニューはない。
    おばさんが作る料理の中から、「これとこれ」と指で何品かを注文する。
    このような長距離バスのドライブインのオーダーシステムは、おそらく中国の雲南から流れてきたと思うが、カンボジアでも同様であった。

    同乗だった日本人青年は初めての経験だろう、少し戸惑っているので、注文の仕方を教えてやった。
    青梗菜似た野菜と鶏肉を炒めたもの、麺を炒めたものなどありふれたものだったが、思った以上に旨い。

    「朝から何も食っていないので、格別です」。
    青年は貪りつくように箸を動かしていた。

  • バスは食堂前を出発して30分ばかりしてから、緑ゆたかな山間を走る。<br />車窓から見える雨に煙る三角に切り立った山々は、刻々と変化していく。<br />

    バスは食堂前を出発して30分ばかりしてから、緑ゆたかな山間を走る。
    車窓から見える雨に煙る三角に切り立った山々は、刻々と変化していく。

  • 時折大雨が窓ガラスを激しく打ち続ける。

    時折大雨が窓ガラスを激しく打ち続ける。

  • バスは粘りつよく走り続けながら、ゆるやかな峠を走りきると、次第に喉かない田園風景へと変化していった。<br />到着の予定時間から考えると、バンビエンの町はもう近いだろう。

    バスは粘りつよく走り続けながら、ゆるやかな峠を走りきると、次第に喉かない田園風景へと変化していった。
    到着の予定時間から考えると、バンビエンの町はもう近いだろう。

  • 午後2時。<br />ビエンチャンを経って約4時間。<br />国道13号線に沿って場違いにさえ思えるような、長々と続く広場のある集落に着いた。<br />乗客が網棚からっこ荷物を降ろし始めた。<br />どうやらここのあたりが、バンビエンらしい。<br />

    午後2時。
    ビエンチャンを経って約4時間。
    国道13号線に沿って場違いにさえ思えるような、長々と続く広場のある集落に着いた。
    乗客が網棚からっこ荷物を降ろし始めた。
    どうやらここのあたりが、バンビエンらしい。

  • 想像していた以上に小さな町、バンビエン。<br />バス停から町中に入るには、広場から見える鉄塔方向へ少し歩かなけえばならないらしい。

    想像していた以上に小さな町、バンビエン。
    バス停から町中に入るには、広場から見える鉄塔方向へ少し歩かなけえばならないらしい。

  • バスで知り合ったM君と、ナムソン川沿いを歩きながら、ゲストハウスを探すことにした。<br />すぐに目に付いたのは、川辺からすぐに切り立った奇岩の山の絶景に、しばらく言葉が出ない。

    バスで知り合ったM君と、ナムソン川沿いを歩きながら、ゲストハウスを探すことにした。
    すぐに目に付いたのは、川辺からすぐに切り立った奇岩の山の絶景に、しばらく言葉が出ない。

  • 小さな町だけど、日本語対応のネットカフェもある。<br />少し変わったようなレストランも、もっと怪しそうなパブだってある。

    小さな町だけど、日本語対応のネットカフェもある。
    少し変わったようなレストランも、もっと怪しそうなパブだってある。

  • 小さな山間の町バンビエンだけど、ネットカフェのスピードは遅くはない。

    小さな山間の町バンビエンだけど、ネットカフェのスピードは遅くはない。

  • 雨が本格的に降り出した。<br />大急ぎで宿を取らなければならない。<br />ナムソン川沿いから歩いて、鉄塔の真下に小奇麗ゲストハウスが何軒かある。<br />その最も豪華そうなゲストハウスに立ち寄ってみた。<br />まずは料金が気がかりだけど、シングル部屋で4ドル。ホットシャワー・トイレ、ファン付。<br />条件はいい。部屋を見せてもらって、一発で気に入った。<br />目抜き通りから少し外れているからして、静かな環境であることが、ことさら良い。

    雨が本格的に降り出した。
    大急ぎで宿を取らなければならない。
    ナムソン川沿いから歩いて、鉄塔の真下に小奇麗ゲストハウスが何軒かある。
    その最も豪華そうなゲストハウスに立ち寄ってみた。
    まずは料金が気がかりだけど、シングル部屋で4ドル。ホットシャワー・トイレ、ファン付。
    条件はいい。部屋を見せてもらって、一発で気に入った。
    目抜き通りから少し外れているからして、静かな環境であることが、ことさら良い。

  • 部屋は最上階の3階。すぐ横にテーブルと長椅子があって、見晴らしもベリーグッドだ。<br />

    部屋は最上階の3階。すぐ横にテーブルと長椅子があって、見晴らしもベリーグッドだ。

  • 目前に刻々と変化していく奇峰が、よく見える。

    目前に刻々と変化していく奇峰が、よく見える。

  • やはり、この宿に決めてよかった。<br />宿の名は、Vieng SavanhGH。スタッフの対応も笑顔も、ビエンチャンで泊まった宿よりも遥かに良い。

    やはり、この宿に決めてよかった。
    宿の名は、Vieng SavanhGH。スタッフの対応も笑顔も、ビエンチャンで泊まった宿よりも遥かに良い。

  • 宿の前には、共産党研修施設がある。<br />何か会議があっているらしいが、トヨタの真新しい四輪駆動車が、何台も止まっていた。

    宿の前には、共産党研修施設がある。
    何か会議があっているらしいが、トヨタの真新しい四輪駆動車が、何台も止まっていた。

  • バンビエンの欠点を一つだけ挙げるなら、食事が今ひとつだと言える。<br />どのレストランでも、なぜかハッピーと名の付く物が多い。<br />この手はやばいと聞いていたので、注文はしないことにした。<br />

    バンビエンの欠点を一つだけ挙げるなら、食事が今ひとつだと言える。
    どのレストランでも、なぜかハッピーと名の付く物が多い。
    この手はやばいと聞いていたので、注文はしないことにした。

  • バンビエンで唯一のお勧めが、これ。<br />パクチーを外すなら、日本のうどんの味に似ているので旨い。

    バンビエンで唯一のお勧めが、これ。
    パクチーを外すなら、日本のうどんの味に似ているので旨い。

  • 明日はナムソン川をカヤックで下りながら、奇峰の連山を眺めてみるか。

    明日はナムソン川をカヤックで下りながら、奇峰の連山を眺めてみるか。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • Rockyさん 2006/06/06 07:54:39
    奇峰
    がまだす@熊本さん

    >目前に刻々と変化していく奇峰が、よく見える。
    格好いい旅人ここにいる、を実感です。
    知らない、一見孤独な旅に奇峰は大きなご馳走!
    自分ではいけそうに無い旅楽しみました。

    横浜ではドラゴンボートレースを見ました。小さなボートで海の荒波に挑戦してる心意気&姿が、がまだす@熊本さん の旅と重なりました。M.Rocky


    がまだす@熊本

    がまだす@熊本さん からの返信 2006/06/07 23:20:17
    RE: 奇峰
    M.Rockyさん 、こんばんは。

    >目前に刻々と変化していく奇峰が、よく見える。

    そ、そんなロマンチックな名文つづりましたっけ(汗)
    私の旅ですけど、そんな格好良くはありませんって。白髪まじりの髭ぼうぼうの顔とみすぼらしい服装ですから、ラオス・カンボジア現地の方から何度か功徳を受けたくらいです。もちろん貧乏旅行者ですけど、事実そう映ったのでしょうね。よろこんでいいのやら?(爆
    ひょっとしたら来年、世界最貧国のバングラディシュも放浪してみたいのですが、この国でも?ジョークです(笑)

  • 気楽トンボさん 2005/12/02 20:16:04
    がまだすさん、旅行記がどんどんと・・・
    同じようにして宿泊するところを探しているんですね。
    私はsee the roomなんて言って自分の目を指すのよ。
    必ず見せてくれるね。
    プノンペンはこれで探します。

    ラオスの桂林・・・カヤックに乗ってが待ち遠しいです。

    がまだすさん、どんどんコメントも面白くなっていますよ。
    沈没から浮き上がったら、
    俄然元気になって、楽しい旅物語に!
    これからも楽しみがんば p(*゜▽゜*)q

    がまだす@熊本

    がまだす@熊本さん からの返信 2005/12/02 21:55:48
    RE: がまだすさん、旅行記がどんどんと・・・
    >がまだすさん、どんどんコメントも面白くなっていますよ。

    そう言われると辛い!
    ラオスで最も入れたのは、サワンナケートですから(涙)
    一見地味みたいですけどね。
    資料を調べてみても何も無くて、ホント辛かったんですから。
    トンボさんも若いね(爆)
    それと比べるなら、ネオン煌びやかなビエンチャンとか、さらっと流し書きが出来るバンビエンなんかは、書くには大したことありませんぞ♪
    この後のルアンパーバンもそうですが、ルアンナムターもムアンシンも資料が無い(涙)
    ここら辺を急遽跳ばして、バンコクへ帰ろうかっな♪

    気楽トンボ

    気楽トンボさん からの返信 2005/12/02 22:21:08
    がまだすさん、ゴメンね、若気の至りが・・・
    >トンボさんも若いね(爆)

    うんうん・・20だもん!
    でも・・・さぁ〜
    文章に明るいリズムが出ているよ!
    20以上の私・・・奥を読む心がちと!足らんかったかな。

    がまだすさんの心意気が入ったサワンナケートを、
    もう一度拝見しました。
    サワンナケートの旅行記は確かに、
    苦労が滲んでいます。グッと胸に来ました。

    「亀の甲より歳の高!」やね。
    がまだすさんのサワンナケートにまた1票!

    がまだす@熊本

    がまだす@熊本さん からの返信 2005/12/02 22:47:07
    RE: がまだすさん、ゴメンね、若気の至りが・・・
    トンボさん、ありがとう♪
    おっと、そうきたか(爆)
    年の功より亀の甲とは、一本取られちゃいました!

    さっきまで虫食い部分を書き込んでいたのですが、明日か明後日書き直しです。
    惰性に任せながら、ただ単に文字を埋めただけなので、トンボさんに笑われそうなので(笑)





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