2005/11/06 - 2005/11/14
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ぴよりっちさん
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ホテル編とレストラン編を分けた理由は、
このホテルでの夕食の記憶が、ぴよりっちの脳裏に
濃ゆーーく残っているからなのです。
ああ、何故デジカメで写真を
もっと撮ってこなかったのだろう・・・。
後悔。
徒然なるままに書いていたら、長くなってしまいました。
-
まずこのレストラン、結構高級なように見えたので
「子連れでもいいものか」
と一瞬躊躇したのですが、心配ありませんでした。
何せ周りにレストランがないので(見たところ多分)、
宿泊客はホテルで食事をするしかない(と思います)。
ゆえに、家族連れがちゃんといらっしゃったのです。
ウエイターも愛想よく、ベビーチェアを持ってきてくれました。
家族連れのうち一組はドイツ人ファミリーの大所帯。
1歳の男の子と2歳か3歳(←どちらか忘れた)の女の子2人、
ぴよりっ天より月齢の低い(6ヶ月)赤ちゃん、
と乳幼児勢ぞろいでちょっと安心。
ソース顔乳幼児たちは、醤油顔乳児のぴよりっ天が
とても珍しいご様子で、
取り囲んでわいわい、なでなで。
ぴよりっ天も興味しんしんで、手を伸ばします。
特に男の子は、ぴよりっ天の顔を両手で包んだり、耳を触ったり。
乳幼児の国際交流。か・・・かわいい・・・(親馬鹿)
と思うのはドイツの親でも同じようで、
親御さんはカメラのフラッシュを何枚もたいてました。
もちろん私たちも撮ったのですが、
うっかりフィルムカメラだった・・・。
ここに載せられず残念。
まぁ載せてもただの親馬鹿かもしれませんが。
前置きが長くなりましたが、
まずこのレストランのバターです。
パンとともに出され(ここはプレッツェルじゃなかった)、
ウエイターは
「スペシャルバターです。特別なスパイスを練りこみ、ホイップしたもの」
と言い残し去って行きました。
食べてみると・・・口当たりは軽いのですが
何だか甘い。そしてスパイシー。
スパイスに詳しくないぴよりっちは正体を見抜けませんでしたが・・・
なんとも不思議な味です。
スープ。
ぴよりっちはベジタブルスープ、
夫はパンプキンクリームスープを注文。
ベジタブルスープ、「牛の骨から取った」と言うから
コンソメかと思っていました。
スープの色は、コンソメには間違いないのですが・・・甘い。
・・・何故甘い?
バターの味でも残ったかと思ったけれど、最後まで
その不自然な甘さは続いたので、どうやら確かに甘いらしいのです。
そして、具はきゅうり(多分。ズッキーニではない)と魚のフレークでした。
きゅうりと魚のフレークでベジタブル・・・・・。
そしてこの甘さ・・・
甘くスパイシーなバターに続き、なんとも不思議な味です。
そして夫のスープ。
パンプキンの黄色じゃないのです。
どう見ても「ただのクリームスープ」。
「かぼちゃの味する?」
「いや・・・しない気がするんだけど」
一口もらいましたが、かぼちゃの「か」の字も舌上に発見できず。
飲み終わってから
「もしかして、ポテトスープだったのかなぁ。
ポテトとパンプキン間違えてメニューに載せたのかなぁ」
と思い切り好意的に解釈してみましたが、
かぼちゃのかけらを探すのに舌神経を総動員したので、
じゃがいも味はマークしてませんでした。
多分ただのクリームスープ・・・だと思います。
クリームスープとしては、ちゃんとしています。
ドイツらしく塩味濃いですが。
メイン。
注文前、ウエイターは
「ヴィナーシュニッツェル(仔牛肉のカツレツ)」を
1番オススメしていました。
スレンダーで小柄なウエイトレスを呼び止めて
量を聞いた所、
「量はそれほどないが、1皿頼んで分けても構わない」
とのお答えでしたので、そこそこお腹の空いていた
ぴよりっち夫婦は1人1皿のシュニッツェルを、
うっかり頼んでしまいました。
出てきたお皿には、どーーーん、と2枚肉。
夫も私も目が点。
「量はそれほどないってこれのこと?」
スレンダーで小柄な外見に、何となく
惑わされてしまったらしいぴよりっち夫婦。
そう、ここはドイツだった。
そしてそのシュニッツェル。
写真では美味しそうに見えるんですが、
下味付けたのかい?と聞きたくなるほど味が薄いのです。
「とんかつソースください」と頼みたくなりました。牛ですけど・・・。
さっきスープに塩を入れ過ぎて塩が足りなくなったのでしょうか?いやまさか。
それがどーんと1人2枚。
ちなみに付け合せ、これまた「たんまり」盛られた
じゃがいもソテー。
とってもオイリー。胃がむかむかするような油っこさで、
油が良くないのか、ポテトチップスのような風味でした。
じゃがいもソテーを食べたあと
シュニッツェルを食べると、何かの相乗効果で
更に美味しくなくなるような気がします。
ぴよりっちとしましては、申し訳ありませんが
ヴィナーシュニッツェルはオススメできません・・・。
盛られたものを残すのが嫌いな夫とぴよりっち、
完食するのがとっても大変でした。 -
ヴィナーシュニッツェルにしてやられた夫婦でしたが、
結局デザートにも手を出したのでした。
口の中をさっぱりさせたかったので
アイスクリームを探したのですが、単品がなくて
フランベメニューの
「アップルコンポート&アイスクリーム」
を注文。
先ほど、1人1皿ずつ頼んで大変なことになったため
1皿だけ頼んで分け合うことに。
座席でフランベされて登場したデザート。
す・少ないっ・・・。
写真では結構立派に見えるのですが、
一切れが夫の小指くらい。もっと細いかも。
ちなみにこれで7.5ユーロ。
いやこれは高すぎでしょう(心の叫び)。
もうひとつ頼むなんてまっぴらだったので
ちまちまと3本ずつ分けましたけど、なんとも
みみっちかった。
味は、フランベを担当したウエイターが
客席を意識して頑張りすぎたのか、
フランベしたオレンジソースが強過ぎる。
というか、そもそもりんごのコンポートに
オレンジソースを組み合わせるものなのか?
りんご食べてるんだかオレンジ食べてるんだか、
という味でした。
食べ終わった頃、後ろの大所帯に
ウエイターがアイスクリームのグラスをサーブしているのを目撃。
単品のアイスクリーム、頼めば作ってくれたのね・・・。 -
相変わらず分かりにくい写真ですみません。
ぴよりっ天、初めてのフランベ見学。
もうまじまじと見つめてましたよ。
実は注文する前に、
遠くの客席でもフランベメニューが注文されており、
ウエイターがフライパンを操る様子を
大所帯の幼児たちが席を立ち、取り囲んで
見守っていたのです。
ぴよりっ天も乳児ながらに、特別なことをしているのが解るらしく
ベビーチェアからフランベ方面を観察。
その様子を見て、
「ぴよりっ天に間近でフランベを見せてあげたい」
とすっかり親馬鹿な気持ちが高まってしまったぴよりっち。
ぴよりっ天、どうせ覚えてないだろうに・・・(自嘲)。
こうして世の親たちは、子供のためにあれこれ
演出するのですね。
もちろん私たちのフランベでも、幼児たちは
フランベ見学出張に来ました。
しかし、子供が2度見に行っても動じず、アイス単品で済ませる大所帯。
多分それで正解です(味わって判明)。
ドイツ人、やはり経済観念がしっかりしているんだなぁ。
ぴよりっちが乗せられ易いだけなのかもしれませんが・・・。
このレストラン、いつもだったら
「あまりオススメできません」となりそうなものですが
何故か夫もぴよりっちも憎めないのです。
それは、本当に居心地が良かったから。
この旅で一番、と言っても過言ではない居心地の良さ。
とても精神的にリラックスして、食事ができたのです。
それは、他に乳幼児がいるという安心感。
子連れが居心地の良いレストランとは
子連れに配慮してくれるのはもちろんですが
何よりも子連れが他にいる「お互い様的連帯感」だったのか、と実感。
これって日本人的?
泣き出す赤ちゃんを、その都度ロビーに連れ出す女性や
何の遊びのつもりか、レストランのど真ん中で
ベビーチェアを大胆に倒して遊ぶドイツ幼児たち。
カップルで来ていると「何なのここは!」
とナプキンを丸めて出て行きたくなりそうですが
ぴよりっち夫婦にはとても微笑ましく思えたのです。
子連れになって初めて理解できる、子供の怪獣ぶり。
「お互い大変ですよねぇ」
ぴよりっ天が暴れて、ロビーに非難するときも
何となくいつもより背筋が伸びてたりして。
しかし、さすがにドイツ子らよ、
ベビーチェア倒しはやり過ぎでは・・・とちらり
思いましたが(笑)。
それでも「日本の子連れ代表(自称)の端くれ」
という勝手な自負がありましたので
ここでもどこでも、目立つ食べこぼしは拾いましたし
周囲に挨拶は忘れませんでした。
「ファミレスで子供が走り回っているのを尻目におしゃべりを続け
散らかし放題で引き上げる母親」にはなりたくなかったので。
と、一応書き添えておきます。
で、このレストランは客観的に見てどうなんだ?と聞かれると
「不思議な味の品がある。
シュニッツェルはあまりオススメできない。
デザートの値段は品の割に高め」
というのがぴよりっちの正直な感想です。
このホテル、朝食は美味しかったんですけどね。
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