2005/10/14 - 2005/10/17
58073位(同エリア59807件中)
めもるさん
夜半はけっこう雨が降っていたが、朝起きたら止んでいた。降水確率は10%から20%だったので、景色が見えないのを覚悟で登ることを決める。
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登山道入口の神棚に一礼して、7:50に木下小屋出発。久しぶりの「通いなれた道」を歩き出す。けっこう雨が降っていたけれど、道はあまりぬかるんではいなかったので助かる。木々の間を抜けると開けて紅葉の森が見えてきた。
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8:27、「オホーツク展望」に到着して小休止。景色も臨め、一昨日までの雨予報から考えればずいぶんましだ。観光客の動き出しも早い。5分休憩ですぐ出発。
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標高600m前後に差し掛かる。上のほうはずっとガスがかかっていたが、木々の間からようやく羅臼岳が顔を見せてくれた。入口の神棚にかけた願いが聞き届けられた。
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弥三吉水手前にある沼。夏の間は生い茂る葉に隠れて、水面に映る光の反射がわずかに見えるくらいなのだが、この時期ははっきりと水面がわかる。とはいえ、足元には深い藪があり、登山道から行くのはちょっと無理。
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硫黄山方面は今日もきれいに見えている。
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9:16、弥三吉水到着。この時期でも涸れることなく水が流れている。ここの水は大好きなのだが、この時期は取水口に落ち葉がたくさん積もっている。そのまま飲むのはちょっと気が引けて、顔を洗うだけにとどめる。滝の音が聞こえるのでそちらの方向に行ってみたいのだが、トイレ道を行かなければならないのでやめておく。9:31出発。
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極楽平近辺。やっと山全体がきれいに見えた。
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葉が落ちてしまって白い枝をさらしているダケカンバ林。幻想的ともいえるし、不気味ともいえる。
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銀冷水を10:09に通過し、10:20、大沢の入口で小休止。昨日の雨と冷え込みで雪があるかもしれないと思っていたが、まったくそんなことはなかった。
追ってくる鈴の音が聞こえてくる。自分もペースはそれなりに早いつもりだが、追いつかれるてはちょっと悔しい。そうならないように10:28、いそいそと出発。
(山登りは人との競争ではありません。これは悪い例です)。 -
いつもは縦走装備で、しかも雪渓の上を登る大沢。40分くらいは覚悟しているのだが、さすがに夏道の日帰り荷物はスピードが上がり、10:51に羅臼平到着。
さっきまであれほどきれいに見えていた羅臼岳は、すっかりガスの中に隠れてしまった。ときどき隠れるものの、三ッ峰はまだ見えていた。
羅臼岳に行こうかどうかかなり迷ったが、せっかくだからと思い歩き出す。11:00。 -
ガスはかかっているけれど、視界はそれほど悪くない。登山道の脇にはコケモモの赤い実、ガンコウランの青黒い実がたわわになっている。道にはハイマツの実を食べ散らかした跡がたくさんあり、それをした張本人のシマリスも時折ハイマツ林から顔をのぞかせる。もちろん、写真が撮れるほどじっとしていてはくれないけれど。
岩清水で少し喉を潤し、しばらくあるくと、急激に力が出なくなってきた。朝食がカップラーメンとパン1個だけで、シャリばてを起こしてしまった。時折チョコレートなどは摂っていたけれど、足りなかったようだ。かなり息切れしてきたが、やめたくない。
ガスの上に出た。太陽がかーっと自分を照らす。もうひとふんばりと思って自分を励ます。
11:42、山頂到着。5回目の登頂だ。ずいぶん時間がかかってしまったな。 -
山頂では強い風が絶えず吹いている。岩陰に隠れてみるものの、すべての風はかわしきれない。寒さを感じながら昼食。空腹にパンの美味しさがしみた。
国後島や羅臼側、縦走路はまったく見えなかったが、宇登呂側は風がガスを吹き飛ばしたときだけ視界が開けた。
後から上がってきたご夫婦と話をしていたら、思いのほか長居をしてしまった。12:07、山頂出発。 -
羅臼平 12:42着、12:47発
大沢 13:05(通過)
銀冷水 13:18(通過)
と順調に下る。高度を下げるとだいぶ視界もよくなった。遠くに知床五湖が見える。 -
ナナカマドの真っ赤な実。葉の色づきは今ひとつかな。
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白骨化したダケカンバ、その2.
弥三吉水 13:48着、14:00発。 -
羅臼岳はガスの中に隠れてしまった。「紅葉と羅臼岳」のショットは幻に。かわりに「紅葉と三ッ峰」。
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こちらは「紅葉とオッカバケ岳」。
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「紅葉と」…なんだろう。
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ちょっと寄り道して「お昼寝岩」に登る。ここからは360度紅葉が望めて、おもわず「すげー」と感嘆の声をあげた。ひとりなのに(笑)。
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もうひとつ、お昼寝岩からの紅葉。ここ、アリが多いのだけは困ったものだ。
登山道に戻り、さらに下る。
オホーツク展望 14:32(通過)。
天気が大幅に崩れることもなく、14:52に登山口に無事到着。安全に下山できたこと、羅臼岳の姿を望めたことを山の神様にもう一度感謝し、礼を捧げた。
自分にいろんなことを教えてくれた知床の山。今回も「ちゃんとごはんを食べないとばてる」ということを教えてくれた(当たり前のことなのだが)。
岩尾別温泉の滝見の湯にゆっくりつかって、登山の汗を落とした。あいからわず見物客が多いのは困ったものだが。
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