1972/09/04 - 1972/09/04
13911位(同エリア16384件中)
片瀬貴文さん
1961年9月4日続
パリに独りいると、人生を考えるようになる。
我々の生きる場には、必ずプレッシャーがある。
それを嫌がるか、好むかで、人生が決まるのではないだろうか。
私は、重圧に耐え、さらにそれを積極的に楽しむ事が、人生そのものと考えている。
人類は、自然の重圧のお陰で、ここまで発達してきた。
私は、重圧から逃げずに、むしろより強い重圧を求めながら、その中に新たな自分を発見するような生き方が好きである。
戦争直後の頃、親父を亡くし、財産を無くしたとき、「もっと試練よやって来い」と考えた。
自分の能力の限界を、知りたかったのだ。
肺結核で床に伏したとき、初めて限界を知った喜びがあった。
インターハイの卓球でも、重圧がかかるほどそれを乗り切る楽しみがあると考え、大切な試合ほど、相手が強いほど、平素以上の力を発揮し、勝つことが出来た。
逆に見れば、重圧が掛からないときには力が出し切れない欠点もあったが。
重圧によるストレス。
そこに成長があり、発展がある。
生き甲斐が生まれ、幸福がもたらされる。
戦後の教育は、安易な享楽を求めすぎている感じがする。
安易な享楽の果てには、限界を乗り越えようとするモチヴェーションがなく、結局のところ大きな幸福に恵まれないように思う。
世の中の動きに疎くなって困っている。
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
0