2005/07/03 - 2005/09/04
87位(同エリア95件中)
洋子さん
ソフィアから列車で2時間20分、駅名表示が「キリル文字」で読めないし、列車は6人
席のコンパートメントで、それぞれ入口のドアが閉められていて、他の乗客に尋ね難
い、車内アナウスもない、降りる駅が確認出来ないのには閉口しました。
コプリフシティツァ鉄道駅は駅舎が一つ建っているだけで他に何にもない山間です、
列車を降りた人は6人で全員が1レバ(70円)払って村へのバスに乗り込みました。
バスは20分ほど山あいを走り、周囲を山に囲まれた標高1060mの小さな村に到着。
オスマン朝の侵入によって土地を追われた人たちが隠れ住んだ山奥だけに、ここまで
辿り着くのも大変でした。
へんぴな山奥だからこそ、18世紀の富豪の美しい木造建築が保存出来たのだろうし、
今も人々が住んでいられるのだろう。
「コプリフシティツァ」はブルガリアで最初に「美術館都市」を宣言した村です。
村の歴史は14世紀にオスマン朝の侵入によって土地を追われた人たちが、この山
奥に落人部落をつくり住んだことに始まり、その後18世紀から商業が盛んに行われ、
スルタン(王)から租税の軽減と村人の武器携帯が許されるようになり、19世紀には各
地との通商はいつそう発展した。当時の商人たちはオスマン朝領土内の全域で活動、
経済的に潤った商人たちはバロック様式と伝統建築が混交した、洗練された豪華な邸
宅を争って建てたのだ。
家々の間を小川が流れている、積み上げられた石塀の上に建てられた木造の家、
石畳の道を馬のひずめの音が響いてくる、村全体が静かで、歴史の流れを伝え続け
ています。
伝統保存された家々の何軒かは、ハウスミュージアムとして一般公開されていて、
家の外壁がトルコ・ブルーに塗られ、派手やかで豊かだっ昔が偲ばれます。(絵=豪商が金にいとめをつけず建てた家)
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