2005/07/03 - 2005/09/04
87位(同エリア95件中)
洋子さん
バラの谷・カザンラク
「薔薇の谷」とは何とも美しい名前だろう・・・ここが香水などに使われるバラの香料
の生産地で世界市場の80%を占めている。
花は5月から6月にかけての開花時期に摘み取られてしまうので今は、残念ながら畑には
バラは咲いていない。バラ園には同じ種類の花を観賞用に咲かせている、通常目にする
バラよりひと回り小ぶりりで色は薄いピンク色でいい香りがします。
バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に挟まれた「バラの谷」は乾燥した気候がバラ栽
培に適していて、春になると見渡す限りバラの花におおわれる。
花の収穫期には夜明け前から採取が始まり、民族衣装をまとった女性たちが歌と踊り
で収穫を祝い、「ローズ・フェスティバル」はブルガリア最大の祭りで、バラ祭りの期
間中はホテルの値段も三倍にはね上がるほど観光客が訪れます。
集められたバラは香料に加工されて、おもにフランスに輸出され、ブランド物の香水
に姿を変えて世界中に売られます。
ブルガリア産のものは香りが高く、最高級品で香油の価格は金価格を上回るほどの値段
だそうです。
また、紀元前4 世紀頃の「トラキア人の墓」が世界遺産になっている、防空壕を掘っ
ている時に発見されたトラキア人の古墳で、約2300年前のもの、レンガ造りで独特の形
をしています。
トラキア人の戦闘場面、葬送儀式のフレスコ画が色鮮やかに残っている、出土した副葬
品も展示されているが、ここも文明発祥の地だったのかも知れない。
帰りは列車を利用した、カザンラクからソフィアまで4時間。首都「ソフィア」に住む
人は、ほとんど田舎にも家が有り金曜日に田舎に帰宅して、野菜を作ったり親と暮らした
りして、日曜日の夕方の列車で、田舎で取れた野菜・食料などを持ってソフイアに帰って
来る人が多い、大きい荷物を持った人でいっぱいでした。
車窓から見ていると、農業国の割には農地として使われていない土地が目立つ、社会
主義の名残かどうか分からないが、牧草地には羊、山羊が放牧されていて長閑です。
カザンラクで一番高級なホテル「カザンラク」に泊まり、一泊86レバ(二人6020円)
朝食付きでした。(絵=カザンラク市内の古い家)
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