1972/09/27 - 1972/09/27
415位(同エリア429件中)
片瀬貴文さん
1961年9月27日(水)続
列車はプロヴァンスを走る。
「プロヴァンス」何と美しい響きだろう。
このあたりの風景は、パリと違って、特別の潤いがある。
夕闇が迫り、マルセーユに近づく。
20階建ての大マンション群が見え、大都会らしい雰囲気が満ちてくる。
マルセーユは、パリに次いで、フランス第二の都市。
紀元前6世紀頃にギリシャ人が入植してから貿易都市として栄えはじめ、紀元前後には古代ローマ支配のもとで発展を続けた。
かつて日本から海路ヨーロッパに渡る人にとり、このマルセーユがヨーロッパの玄関だった。
何人の人が、この港の風景に感動しただろうか。
港町を見下ろして、ノートルダム・ド・ラ・ガルド教会の塔が、町の風景を形成している。
しかしアフリカからの玄関口でもあり、黒人の多いのが目立っている。
これまで出会ったフランスの街と比べれば、活気が溢れ、悪く言えば雑然としている。
二つ星ホテルの印象は、すこぶる悪かった。
サービスは、お世辞にも良いとは言えない。
レストランも値段が高い。
その上蒸し暑い。
部屋が綺麗なのだけが、救いである。
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
片瀬貴文さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
0