レンヌ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 写真は、レンヌ国鉄駅。<br /> 一日スケッチ旅行の休日をもらい、モンサンミッシェルからレンヌにバスで往復。<br /> レンヌの人々、町、そして地下鉄(メトロ)を見ることにした。<br /><br /> レンヌはブルターニュの入口にあって、その中心都市。<br /> パリからTGVが直接乗り入れている。<br /><br /> モンサンミッシェルからレンヌまで、バスでダイヤ面では90分だが、実際は70分程度。<br /> バスには私以外日本人の新婚さんが一組だけで、貸切のようだ。<br /> 運転士は英語が得意らしく、やたらに英語で話し掛ける。<br /> これはフランスでは珍しいことだ。<br /> ブルトン(ブルターニュ人)のフランス語への反抗心が、背景にあるのかも知れない。<br /><br /> バスは美しいノルマンディ、そしてブルターニュの田舎を駆け抜け、無停車で着いたバスターミナルは、レンヌ国鉄駅の真横だった。<br /> とりあえず駅を見に行ったら、パリからのTGVと、最近売り出し中のフランス国鉄ローカル電車“Ter”がホームに着いていた。<br /><br /> 国鉄駅のロビー階(二階レベル)からエレベーターで降りれば、メトロのロビー階は真下である。<br /> メトロの切符は、クレジットカードで買う。一日メトロ、バス乗り放題で3ユーロ(420円)。<br /> フランスでは、郵便局でもクレジットカードが使えて、便利だ。<br /> サインでなく、暗証番号で身分を確かめている。<br /><br /> そこにやってきた若者に「町の商業中心は?」と訊く。何しろこの町の土地感は皆無なのだ。<br /> 若者の教えてくれた場所は、次の駅だった。<br /> 降りてみると、なるほど三階建てのショッピングセンターはあるが、普通の日用品しかなく、私のイメージしている伝統的な商店街には程遠い。<br /> この辺りは大規模開発されたらしく、地下部に駐車場。二階レベルに大きな屋上広場があり、ショッピングセンターはその広場に張り付いている。随分ゆとりのある土地の使い方である。<br /><br /> しばらく歩いている内に、傷めている足が痛み出す。<br /> 昼は少し凝ったレストランで、と考えていたが、急遽予定を変更し、屋上広場の軽食堂に入る。<br /> 日が陰れば寒い外のテーブルで、子供たちが噴水に遊ぶのを見ながらの食事。<br /> 肉に添えられた、ギャルニ・デュ・ジュールは野菜が大盛りで、しばらく欠乏傾向だった野菜がおなかいっぱい食べられ、この店を選んだのは成功だった。<br /> 味もサービスも満足。<br /><br /> メトロで両側の終点ターミナルを見た後、バスに乗ってみる。<br /> オヤと思ったのは、客が乗車時運転士に「こんにちは」と挨拶すること。<br /> 挨拶率を数えてみれば、女性60%に比べ男性は20%と、大差があった。何故だろうか。<br /> <br /> バスの終点午後の都心部「共和国広場」は、土曜日のせいかいっぱいの人出だ。<br /> 中国人、アラブ人。結婚式に二度出くわす。<br /> 中国人に比べ、アラブ人の結婚式は派手で賑やか。<br /> 警笛を鳴らしながら車の列がやってきて、先頭車から降りたカップルを、広場に待ち受けた人たちがいっせいに歓声をあげ囃し立てる。<br /> 広場に面したビルの窓から、五色の花びらが雪のように降る。<br /> 宗教上の結婚式は、終わっているのだろう。<br /> ここに来たのは法律上の登録ためだろうか。<br /><br />町に住むお互いが、他を認めながらも自己主張している。<br />多文化を受け入れる国の苦労が理解できる。

フランス旅【19】レンヌの街を歩く

3いいね!

2005/04/16 - 2005/04/16

58位(同エリア76件中)

0

5

ソフィ

ソフィさん

 写真は、レンヌ国鉄駅。
 一日スケッチ旅行の休日をもらい、モンサンミッシェルからレンヌにバスで往復。
 レンヌの人々、町、そして地下鉄(メトロ)を見ることにした。

 レンヌはブルターニュの入口にあって、その中心都市。
 パリからTGVが直接乗り入れている。

 モンサンミッシェルからレンヌまで、バスでダイヤ面では90分だが、実際は70分程度。
 バスには私以外日本人の新婚さんが一組だけで、貸切のようだ。
 運転士は英語が得意らしく、やたらに英語で話し掛ける。
 これはフランスでは珍しいことだ。
 ブルトン(ブルターニュ人)のフランス語への反抗心が、背景にあるのかも知れない。

 バスは美しいノルマンディ、そしてブルターニュの田舎を駆け抜け、無停車で着いたバスターミナルは、レンヌ国鉄駅の真横だった。
 とりあえず駅を見に行ったら、パリからのTGVと、最近売り出し中のフランス国鉄ローカル電車“Ter”がホームに着いていた。

 国鉄駅のロビー階(二階レベル)からエレベーターで降りれば、メトロのロビー階は真下である。
 メトロの切符は、クレジットカードで買う。一日メトロ、バス乗り放題で3ユーロ(420円)。
 フランスでは、郵便局でもクレジットカードが使えて、便利だ。
 サインでなく、暗証番号で身分を確かめている。

 そこにやってきた若者に「町の商業中心は?」と訊く。何しろこの町の土地感は皆無なのだ。
 若者の教えてくれた場所は、次の駅だった。
 降りてみると、なるほど三階建てのショッピングセンターはあるが、普通の日用品しかなく、私のイメージしている伝統的な商店街には程遠い。
 この辺りは大規模開発されたらしく、地下部に駐車場。二階レベルに大きな屋上広場があり、ショッピングセンターはその広場に張り付いている。随分ゆとりのある土地の使い方である。

 しばらく歩いている内に、傷めている足が痛み出す。
 昼は少し凝ったレストランで、と考えていたが、急遽予定を変更し、屋上広場の軽食堂に入る。
 日が陰れば寒い外のテーブルで、子供たちが噴水に遊ぶのを見ながらの食事。
 肉に添えられた、ギャルニ・デュ・ジュールは野菜が大盛りで、しばらく欠乏傾向だった野菜がおなかいっぱい食べられ、この店を選んだのは成功だった。
 味もサービスも満足。

 メトロで両側の終点ターミナルを見た後、バスに乗ってみる。
 オヤと思ったのは、客が乗車時運転士に「こんにちは」と挨拶すること。
 挨拶率を数えてみれば、女性60%に比べ男性は20%と、大差があった。何故だろうか。
 
 バスの終点午後の都心部「共和国広場」は、土曜日のせいかいっぱいの人出だ。
 中国人、アラブ人。結婚式に二度出くわす。
 中国人に比べ、アラブ人の結婚式は派手で賑やか。
 警笛を鳴らしながら車の列がやってきて、先頭車から降りたカップルを、広場に待ち受けた人たちがいっせいに歓声をあげ囃し立てる。
 広場に面したビルの窓から、五色の花びらが雪のように降る。
 宗教上の結婚式は、終わっているのだろう。
 ここに来たのは法律上の登録ためだろうか。

町に住むお互いが、他を認めながらも自己主張している。
多文化を受け入れる国の苦労が理解できる。

PR

  • 広場の出会い <br />この町の人々の表情は 明るい

    広場の出会い 
    この町の人々の表情は 明るい

  • 街角のギター弾き <br />0.2ユーロ(28円)差し上げたら とても嬉しそうだった

    街角のギター弾き 
    0.2ユーロ(28円)差し上げたら とても嬉しそうだった

  • 老人の語り合い

    老人の語り合い

  • 中心の広場にあるメリーゴーラウンド

    中心の広場にあるメリーゴーラウンド

  • カフェに憩う人々

    カフェに憩う人々

この旅行記のタグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フランスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フランス最安 199円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

フランスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP