2003/09/04 - 2003/09/11
204位(同エリア228件中)
たまさん
年1回のドイツ旅行も今回で5回目。今年は今まで訪問できなかった小さな魅力的な街を中心に巡る7泊8日の旅である。まずはフランクフルトから世界遺産の街バンベルクを経由してドレスでンまで。
※2006/1/2 タイトルのみ変更
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9月4日、成田13:00発JL407便でフランクフルトへ出発である。機材はB747-400・JA8076号機である。JALの国際線に乗るのは昨年のドイツ旅行以来1年ぶりである。フランクフルト便はスタアラ組が強く、出発時間も遅いJALはJAL派でなければ選ばないところであるが、今回は(も?)徹夜で仕事を片付けての出発なので遅い出発は逆に助かった。
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離陸後2時間、ハバロフスクに近づいたところで昼食。13:00発というのを考えるともっと早く出してくれないものかと思う。徹夜モードの私は半分死んでいた。洋食をチョイス。ビーフシチューはまずまずの味であった。
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洗面所前には途中経路を示すこんな地図が貼ってあった。なかなか手が込んでいて見ていて楽しい。
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定刻よりも早く17:30過ぎにFlughafen Frankfurt Mainに到着。JALは第2ターミナルの到着である。1年ぶりのドイツ語表記にほっとする。これからS-Bahnで中央駅へ移動。今日はフランクフルトに泊まる予定である。
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Frankfurt(Main)Hbfに着く。この発着案内を見るとドイツに来たんだというのを実感して嬉しくなる。発着するICEなどを眺めつつ、駅前のホテルへ向かう。
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8月はまだ9時過ぎまで明るいドイツであるが、すでに8時くらいには暗くなっている。ということで、夜のフランクフルトを散策した。マインハッタンと呼ばれるドイツには珍しい高層建築とマイン川の夜景が美しい。
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フランクフルトをまともに散策するのは初めてドイツを訪れたとき以来で、4年ぶりである。中心部のレーマー広場へ行ってみた。フランクフルトで唯一とも言える古い歴史ある建物群を見るのは久しぶりであった。ドイツをあちこち回ると、レーマー広場なぞテーマパークのごとくチャチく見えてしまいがちだが、改めて見るとライトアップされた建物は美しく、とても新鮮だった。
まだビールを飲む人も多かったがすでに外は秋風である。市電に乗りホテルへ戻った。
今日の「Hotel Victoria」はフリーダイヤルが短時間であればチャージ無料であり、便利であった。メールをチェックしてみたが、急用もないようで安心して休むことにした。 -
朝の中央駅。9月のドイツはすでにさわやかな秋の装いであった。今日から5日間、ジャーマンレイルパス5日間と通常の乗車券を組み合わせ、列車を乗り継いでの移動である。
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Frankfurt(Main)Hbf8:25発のEC25「Franz List」でWuerzburgへ出発。EC25はOeBB(オーストリア国鉄)の編成で、前後に機関車が連結されているプッシュプル編成であった。ケルン始発のため混んでいて、喫煙のコンパートメントにようやく席を見つけることができた。
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Wuerzburg9:38発のRegionalExpressでBambergへ向かう。新型ディーゼルカーで乗客も少なく快適であった。
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Bamberg駅に到着。今日のメインはドイツの古都、世界遺産の街バンベルクである。
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マイン・ドナウ運河を越えると旧市街へと入ってゆく。レグニッツ川の中州に建つ旧市庁舎は、奇妙な、それでいて魅力的な建物。18世紀風の建物と川に突き出た木組みの建物が微妙に調和している。
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レグニッツ川の水の流れが秋の陽射しに輝き、心地よい。
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市庁舎を後に、北側のリトルベニス地区を眺める。古く小さな家並み、バルコニーの花壇、川の流れが調和した爽やかな眺めであった。ちょうど船が通過し、よい構図となった。
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商店が立ち並ぶ石畳の道をゆく。観光地然としない落ち着いた感じが嬉しい。いかにもドイツの古い街並みといった感じであった。
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小ベニス地区より新宮殿を経由して聖ミヒャエル教会へ登り、バンベルクの美しい旧市街を一望した(表紙参照)後、バンベルクのシンボル大聖堂を訪れた。4本の尖塔が街のどこからも望むことができる堂々とした建物であった。
駆け足で巡ったバンベルクであるが、こじんまりとした小さな街でとても居心地の良いところであった。 -
13:08発ICEでLeipzigへ向かう。亜幹線用のICE-Tである。混んでいたが席を確保することができた。
このあたりは旧国境で緑が深く、ICEは振り子機能を遺憾なく発揮し、カーブを縫って進む。もっともすでに国境などという概念は全くない。 -
昼食を取っていなかったので食堂車へ向かう。最新のICE3以外はまだほとんどのICEに食堂車がついているが、近いうちの全廃が発表されている。今までソーセージで済ますことが多く、食堂車を利用したことがなかったので、記念で行ってみることにした。
昼のピークは過ぎていたがコーヒーでねばる客もいて、相席になった。思ったほど多くないメニューの中からターキーのステーキを注文。なかなかのボリュームでおいしかった。値段はコーラとあわせて15Euroほど。 -
Leipzig Hbfも4年ぶりである。欧州最大級の駅は一大ショッピングセンターに改装され、4年経った今でもその勢いは衰えていないように見えた。ここでDresden行ICEに乗り換えである。
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Dresden Hbfには予定より少し遅れて18時頃着。駅構内は昨年の水害の影響か閉まっている店も多かったようだ。
駅前のPrager Strasseを行く。東ドイツ時代の高層建築が立ち並ぶ無機質な歩行者天国であるが、広々とした街並みは私はそれほど嫌いではない。むしろ来る度に発展してゆく様を見るのは好きである。
報道によると東ドイツの経済状況は相変わらずよくないようだが、ドレスデンはAltmarktPlatzの手前にショッピングセンターができるなど、活気あふれているように見えた。余談だが、Karstadt前のHaus des Buchesは、かなりマニアックなものまで売っている本屋で、私のお気に入りである。 -
今夜の宿はユースホステルである。ドレスデンのユースは見た目は東ドイツ時代の無機質な建物であるが、そのせいもあって客室が多く、シャワーつき個室もあって設備が良い。というわけでいつもここを中継地としており、ついに4度目となる。今回もツインの部屋をシングルユースすることができた。
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夜のドレスデンを散策する。昼のドレスデンも良いが重厚な建物が多いだけあってライトアップされた夜景が最も美しいと思う。
夜のドレスデンは夜景を楽しむ観光客が多く、街の落ち着きさもあって安心して散策できるところだと思う。良い街である。
ゼンパーオペラは昼間とはまるで別の顔を見せる。至極の風景にしばしたたずむ。いつも夏しか来れないので、一度オペラの時期に来てみたいものである。 -
カトリック宮廷教会。78体の聖人石像がライトアップに輝いていた。その様子は荘厳であった。
2年ぶりのドレスデンに満足してユースホステルへ。明日はザクセンのスイスへ行く予定である。
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