![ドイツ旅行も後半戦。今日はコンスタンツからシュタインアムライン、ラインの滝を巡る、1日だけのスイスの旅。スイスの中ではあまりメジャーではないライン川流域であるが、中世の魅力的な街並みとライン川唯一の豪快な滝など見所が多い。昨年計画しながら行けなかったラインの滝は、特に楽しみであるところ。<br />※2006/1/2 タイトルのみ変更](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/00/45/650x_10004527.jpg?updated_at=1093104927)
2003/09/04 - 2003/09/11
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たまさん
ドイツ旅行も後半戦。今日はコンスタンツからシュタインアムライン、ラインの滝を巡る、1日だけのスイスの旅。スイスの中ではあまりメジャーではないライン川流域であるが、中世の魅力的な街並みとライン川唯一の豪快な滝など見所が多い。昨年計画しながら行けなかったラインの滝は、特に楽しみであるところ。
※2006/1/2 タイトルのみ変更
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コンスタンツで1泊した後、列車でシャフハウゼンへ向かう。駅はDBとSBBの駅舎が分かれており、国境審査もあった(パスポートは見られなかったが)。駅を出たところが本当の国境のはずだが、どこだかわからないうちにわずか2分でスイス側の乗り換え駅に着いてしまった。
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この辺りは第3セクターのTHURBO社が普通列車を運行しており、派手な塗装に塗り替えられた電車が走っている。電車はライン川流域をのんびりと走り、シャフハウゼンに着く。ここで荷物を預け、再び元のルートを戻って、昨日地元の人に薦められたシュタイン・アム・ラインへ向かった。
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駅からライン川に向かって坂道を下っていくと、シュタイン・アム・ラインの街並みが見えてきた。
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橋を渡ると、そこは中世の世界だ。市庁舎の壁面いっぱいに書かれた装飾画と木組みの窓、時計台の組み合わせがとても見事である。
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市庁舎広場から延びるUnderstadt通りが旧市街の中心である。中世にタイムスリップしたかのような景色が広がる。現代の建物がない、あるいは見えないように調和されている。各建物ごとに描かれた装飾は実に細かく見ていて飽きない。ライン川の小さな宝石のような街である。
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ここからシャフハウゼンまでは船で下る予定であったが、この年はライン川の水量が少なく、半分まではバス代行になってしまいちょっと残念だ。ちょうど来る直前にドイツのライン下り船が座礁した事故が起きたばかりであり、当然上流部もというわけだ。
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やっと船に乗り移る。乗客はそれほど多くはない。
このあたりのライン川はドイツとは違って川幅も狭く、大河という感じはほとんどしない。周りは緑豊かであり、短い時間であったが、のんびりとした船旅を楽しんだ。 -
シャフハウゼンから、今日の目玉であるラインの滝へ向かい。ラインの滝へはいくつかの行き方があるが、今回は正攻法というべき、駅からバスに乗っていった。バスは10分おきに走っていて便利である。
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スイスに端を発するライン川は、ボーデン湖で小憩した後、北海へ向けて進んでいくが、ここでわずか落差25mではあるが滝を作り進んでいく。
バス停を降りて階段を下りてゆくと、はたして轟音が聞こえてきた。進んでいくとはるか彼方に大きな滝が見えてきた。水不足なはずであるが水量の多さと、カーブとあいまった滝つぼ?のスケールの大きさに驚く。 -
船着場から船に乗り、滝の真ん中にある岩まで連れて行ってくれる。船は豪快な流れに逆らうように進んで行き、時折水しぶきがかかる。豪快という表現がまさにふさわしい。
ちょうど、昨年乗ったチザルピーノが走るのが見えた。昨年は計画はしていたのだが結婚式直後でくたびれたため割愛し、チザルピーノで車窓から眺めたのみであった。あれから1年、再訪できて本当にうれしい。 -
滝のど真ん中にある滝見台へ着き、岩の上へ登る。結構傾斜がきつい。着いた先は360度の大パノラマである。幅が広く、かつ上から滝を真下に眺める景色がとても新鮮であった。
上流部にはSBBの橋がある。ここはICE-Tの撮影スポットとして有名である。後でここを通る予定だ。 -
対岸は古城の滝見台となっている。
迫力満点の水量に大満足! -
さて満足したところでSBBのS-Bahnに乗り、先ほど見た橋を通ってWinterThurでIRに乗り換え、18:00頃にZuerich HBに着いた。1年ぶりとなる中央駅であるがスイスの中心駅として相変わらず活気があるようであった。
今回はチューリヒには泊まらず、ここからCityNightLineでドイツへ戻る予定である。 -
CNLは21:44発なので時間がある。その時間を利用して近郊のユエトリベルクへ行くことにした。
Uetliberg行S-Bahnは地下ホームからの出発である。チューリヒのS-Bahnは私鉄も含まれ、このS10も私鉄である。
車内は帰宅客で結構混んでいたが、徐々に高度を上げて山岳鉄道の趣が出てきた。地下の中央駅を出発して10分たらず、ほんとスイスはこんな近くに自然豊かな山がありうらやましい。
20分ちょっとでUetliberg駅に着いた。 -
夕方のチューリヒの街を一望する。近くにはチューリヒ湖も見え、この街の自然の豊かさを実感する。古びた家の集まる街は茶色に染まり、綺麗であった。
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S-Bahnで戻ってきた頃にはすっかり暗くなっていた。リマト川沿いのライトアップされた歴史ある建物群を眺めながら、駅へ向かう。
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今日はZuerich HB21:44発CityNightLine Amsterdam CS/Dortmund Hbf行に乗り、Duesseldorfへ向かう。
ちょうど昨年「世界の車窓から」でCNLをやっていて、ぜひとも乗りたくなって今回スケジュールに組み込んだのだ。チケットは一人用個室をインターネットで予約してある。CNLの大きなロゴが夜の駅に輝き、いい感じだ。
PDFのチケット打ち出しとパスポートを提示し、乗り込む。 -
部屋は2人用個室のシングル利用である。お世辞にも広くはなく、また階下席なのであまり眺めもよくないが、1泊するには十分なレベルである。
21:44に列車は夜行列車にふさわしく静かに動き出し、列車は一路Duesseldorfへ向かった。
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