naakoさんのクチコミ全23件

静岡市中心部からも新東名の新静岡インターからも行きやすい場所で、近くに車で出掛ける時はフラッと立ち寄るお蕎麦やさん。
ちょっとおしゃれにお蕎麦が食べたい時や、少な目でも質の良い料理を食べたい年配の方を案内するには最適なお店と思う。
店内は、テーブル椅子席・カウンター席・座敷があるが、年配の方が多いせい？か椅子席はいつも満席で座敷は空いてることが多い。
人気店のようで、平日でも開店して間もなく満席になる。

手打ち蕎麦は、見た目は素朴な感じだが、舌触り喉ごし良く気持ち良くお腹に入っていく。
蕎麦つゆは濃い目、わさびは甘く(本わさびをすってある？)、天ぷらは旬の物をカラッと油切れ良く揚げてあり美味で胃もたれしない。
蕎麦湯は白濁トロトロ系だが、ちょっと蕎麦味が薄いような感じがする。

このあたりは、早春の三和桜(河津桜)や養鶏たまご直売店や夏場の果物狩りなど楽しめる場所が色々あるので、日帰りドライブのランチ店としてのれんをくぐるのも良いと思う。

由比駅からずーっと登り坂、集落を抜けてみかん畑の山の途中にある蕎麦屋さん。
徒歩だと山登り遠足になってしまうので、車で行く人専用かな。
道筋にいくつか看板はあるが、家の壁に書いてあったり小さい立て看板だったりで、初めて来る人は半分以上道に迷うらしい。

店はログハウスで、店内は天井が高い広々した空間で、網戸越しの風がよく通り気持ちが良い。
席はテーブルのみで、6人席×3、窓際に2人用カウンター席×3、10人くらい座れる大テーブル×1。
どのテーブルも大きめでゆったり、隣との間も離れているのでとても落ち着ける。

蕎麦は、きれいな水で洗われた手打ち細麺と出汁がきいた蕎麦つゆに、桜エビのかき揚げと季節の野菜の天ぷらが本当に美味しい。
桜エビのかき揚げに関しては、衣が薄いのにしっかり丸型でサクサクで油が全く臭くなく、いくらでも食べられそう！

ただ、調理も接客も地元のおばちゃんたちが少数で丁寧に頑張っているので、とにかく料理が出て来るのが遅い。
平日でもいつも満員に近く、蕎麦が出てくるまで20分くらい待たされる時もあるので、待つのが苦手な人や急いでいる人は行かない方がいいと思う。
常連客は待つのを承知で来ているので、イライラしたりおばちゃんを急かしたりする人は今のところ会ったことはない。

静岡の田舎のおばちゃんたちは、世話好きで明るくてよく笑う。
そんな飾らない雰囲気が心地良くて、その中でいただきく美味しいお蕎麦が食べたくなって、まぁ待たされてもいいか～(^_^)と今日も食べに行きたくなるのよね～！

住所は利府ながら、所在地は塩釜と松島のちょうど中ほど。
国道をそれて新緑が覆い被さるくねくね道を進むと、一軒の食事処の案内看板が顔を出す。

細長い駐車場に車を止め店内に入る。
生け花が飾られた広い玄関と待ち合い処の先には窓いっぱいに松島の風景が広がり、それを見ながら食事を取るお客さんたちの楽しそうな顔が並ぶ。

窓側の席に案内され、穴子ひつまぶしと牡蠣フライに先付けや小鉢が付いた華やかなランチセットを選び、汁物を牡蠣すまし汁にグレードアップ注文した(^_^)
料理はどれも丁寧に調理され、見た目も味もとても上品♪
牡蠣フライはサクサクで少し野性味のある肉をジュワ～と噛みしめ、反対に穴子は甘く柔らかく口の中で溶けていく。
勿論ご飯も米処ならではの美味しさ！

ひとつ残念なのは、穴子とご飯の量が“ご婦人サイズ“で、私たちのような大食漢や殿方には物足りなかったこと。
「これじゃあ直ぐに無くなっちゃうよ～ ご飯だけおかわりって出来ないのかな～ あー行儀よく小口で食べるのって慣れない～～」などと言って食べているうちに、お料理は全てきれいになくなりました！

友人が辻堂海岸付近に引っ越したので、引っ越し祝いを兼ねて訪問した時に案内された、“家の近所の美味しいイタリアン“。
車は友人宅にとめて徒歩で向かった。

日曜日のランチで伺ったが、予約してもらっていたのでスムーズに着席。
気がつけば13時過ぎには4人掛けテーブル×4とパーティーテーブルは満席に。
料理はシェフ1人が奮闘、接客は女性1人が無駄なくこなし、狭い店内で配膳音や隣席の話も結構聞こえるのだけれど、妙に居心地が良く気分がほぐれていく。

ランチは5種類くらいのピザやパスタが1300円くらいで、それに前菜かデザートと飲み物を付けて1800円になるランチセットをチョイス。
休日の昼なので、ワイン片手にランチコースを楽しむお客さんも割りといらした。

私の選んだアマトリチャーナは、太めのマカロニ風パスタにソーセージと新玉ねぎがどっさりで、トマトソースもとても美味しかった！(アマトリチャーナってベーコンじゃなかったっけ！？とは思ったけど)
友人のパスタは細麺で、具はこの季節ならではの生ホワイトアスパラとトマトとたっぷりのバジルソース…うーん、こちらも美味しそう！
セットはデザートにして、いくつかの中からパンナコッタをチョイスした。
こちらもちゃんと手作り感がありフルーツとの相性も良く美味なこと！

窓の外にそよぐ新緑は桜とのこと、春にまた来たいな～と思ってランチ終了になりました。

毎年のGW仙台旅行、毎度の条件が
①仙台駅近く ②駐車場がある ③BT付き禁煙ツイン ④夜、静かなこと ⑤エアコン温度が部屋ごとに調節可能 ⑥大浴場なしでもOK ⑦1人1泊朝食付き税抜き\6000以内
と、まぁ色々並べたわがままが全部OKだったので、こちらのホテルに決定！

実際泊まってみて、部屋はスーツケースを広げても余裕があり家具や湯飲みの場所も機能的で居心地が良く、水回りは湯船や洗面カウンターが広く使い勝手◎で(わざわざ大浴場に行くより自室の湯船でのんびりで十分)、窓からの景色はともかく夜も静かで快眠出来、コスパ的に大変満足！！

朝食は「そうそう、ホテルの朝食バイキングってこういうのだよね～」がほぼ出揃っていて品数に不満無し、また豆腐の横には醤油、スクランブルエッグの横にはケチャップが取りやすく置かれているなど、食べる前のストレスが一切なかった。味も満足の範囲。

また仙台駅前に泊まる時は、お世話になりますね！！

アラ80の両親曰く
「150号線のドライブ途中で美味しい天ざるが食べたい。でも足が痛いので座敷はイヤ」
(はいはい、いつもの注文ね～ ;^_^A)
．．．という訳で、以前から気になっていた「とおるや」さんに白羽の矢を立てた。

昼の開店と同時に１番で入店し、窓のそばの明るいテーブル席につき、天ざるを注文。
程なく供された蕎麦は香り良く細めで上品、つゆは雑味なく、天ぷらは細かな花が咲いたような綺麗な出来映え。
そしてマグカップに入った蕎麦湯は熱々のまま、つゆに注いで出汁のストレートな旨味を味わえる。

食べ終わる頃には、平日なのにサラリーマンやご近所さんで、お店はほぼ満席に。
だよね、これだけ入りやすくて美味しいお店が近所にあれば、ついつい行くよね～

とっても満足なお蕎麦をご馳走さまでした。

新鮮で良い素材を使い丁寧な作業で作っているのが、これでもかというくらい理解できる、スーパーマーベラスなケーキ屋さん。

チョコレートのケーキは、どこまでもまったりと口の中でとろけまくり、シロップ浸けやキャラメリゼされた果物が満載の季節のタルトは、どこをどう食べても幸せ以外の気持ちにはなれず。

プリンなんて食べちゃったら、もうどーしましょって笑うしかなく、勿論新鮮なフルーツが生クリームに埋まってるショートケーキは、見ただけで目尻が下がりっぱなし。

私の中では、無形文化遺産？にしたいくらい、本当にちゃんとしたケーキ屋さんです。

GＷ、関東から松島までのロングドライブ後の1泊目だったので、きっと運転疲れで風呂メインの宿泊になるだろうと考え、風呂付き部屋を探していて見つけたお宿。

宿は10部屋ほどの規模で、風呂は温泉ではなく、館内は２階建てだが階段のみ、夕食無し(利休の牛タン弁当の取り寄せ有り)、朝食250円(パンと茹で玉子と飲み物だけ)、宿の徒歩圏内に歓楽街は無し(居酒屋、寿司屋、スナック、コンビニは有り)、窓からの景色は工事中の川が見えるだけの、いたって簡素な内容。
でも、だからこそ、高級宿とは比べ物にならないリーズナブルな宿泊料金が超魅力！

風呂の湯は真湯だけれど、部屋に通された時には湯船にはなみなみと湯が張られ、二間ある和室の奥の間にはお布団が敷かれ、さぁ疲れを癒してください～と言わんばかりのシチュエーション。
部屋の外に出ずして風呂に入れる＝風呂上がりに即グータラ出来る＝至上の極楽．．．
窓のすぐ下の川を見れば、鵜が魚を追って潜っている姿に思いがけず癒されて．．．

夕食は近くの居酒屋で土地の皆さんと飲んで笑って、朝食は寝ぼけまなこでパンを頬張り、ただただ何度も風呂に浸かっては布団に寝転がり．．．
大変幸せな時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。

個人宅で経営されている、里親サロンを兼ねた猫シェルターです。
周りを森に囲まれた別天地で、大自然と猫に癒されたい方にお勧めします。

コテージには大人猫を中心に常時20～30匹ほどの猫がおり、猫と遊んだり触れ合ったり出来、気に入ったコがいれば譲渡も可能です（春～秋は1歳未満の子猫がいる場合が多いです）。
あくまでも個人宅であり、猫カフェではありませんので入場料等ありませんが、皆さん気持ちばかりの募金をされる方が多いです。
オーナーさんは動物病院通院や買物などで留守の場合がありますので、訪問時は先に電話でＯＰＥＮ確認するか、猫サロンのＨＰ等で事前確認したほうがいいです。

注意：住所は泉区福岡西石ですが、ナビに入れると違う場所に出てしまうようなので、道順を下記します。

泉ヶ岳に向かう県道ぞい、宿やまぼうしの先にある岳山珈琲店の角を左折し、未舗装の山道を2.5キロ進むと、別荘地の中に「猫サロン」なる茶色のコテージがあります。
珈琲店前に猫の看板があり、山道沿いにも矢印看板が幾つかあるので道には迷いませんが、穴ぼこだらけの砂利の悪路なので高級車では行かない方がいいです。
駐車場は、コテージ周辺の空き地に止めればＯＫです。

コテージには乳幼児用のスペース等は無いので、あまり小さなお子さん連れには向かないかもしれませんが、小学生以上でしたら楽しい時間を過ごせると思います。
また個人宅なので、あまり大人数での訪問は遠慮したいところです。

老若男女いる猫たちは、どのコも穏やかな目をしており、来たばかりで人慣れしていないコ以外は皆、遊んだり撫でられたりするのが大好きです。
本気で猫を飼いたい方には良いコを紹介してくれますし、将来飼いたいので子供に猫を触る練習をさせたいというご家族の訪問も少なくありません。
ＳＵＶや軽トラでフラッと来る男性の常連さんも多いです。

オーナーは多少英語を話せますので、外国の方も歓迎されるでしょう！

満開との知らせを聞き、この週末を逃しては散ってしまう！ということで、小雨の中いざ花見へ！
でも車だから楽ちん（＾＾；）

秦野の運動公園横の水無川沿いの桜並木が、ほんっと満開！
雲が立ち込めて空は暗いけれど、ほんっと奇麗に満開！！
日曜に雨が降ったところで桜に罪はないし．．．
でも晴れて陽が出ていたら、どんなに奇麗だったろう．．．

来年は晴れた日に来ようっと！！

開花宣言は早く出たのに、まだ桜が大して咲いてなかったので、花見を途中で切り上げこちらの神社に参拝。

この日は秦野や伊勢原の色々な神社からお囃子が聞こえてきて、こちら比々多神社も裏手で賑やかに演奏していた。
以前どこかのサイトで、参拝中にお囃子が聞こえたり天気が急に変わったり風が吹いたりするのは神様からのいらっしゃいの気持ち、と書いてあったのを思い出し、少し嬉しくなる。

それにしても、お参りする時に鳴らす鈴が可愛い！
紐の付け根に大きな鈴が一つ．．．はよく見かけるけれど、ここのは紐に小さな鈴がいくつも並んで．．．音もシャラシャラと軽くて耳に心地よい。
いつまでも鳴らしていたくなった。

春に行き損ねたので、秋にチャレンジ！

バラの花数は春より少ないけれど、色合いはこっくりと濃いめで色っぽい。
コスモスや小菊などの秋花と共に風に揺れるバラ、カンナなど大型の植物の葉陰から顔を出すバラもなかなかイケることを発見！

園路にはハロウィーンのカボチャ飾りも多く飾られ、見ていて楽しい。

ただね～、写真教室？的な女性の群れが、あーでもないこーでもないと一眼レフやらスマホやらで花の写真を撮っていると、後ろがつかえて渋滞しちゃいまして．．．
園路狭いし、引率の先生に気を付けてもらいたかったです。

国譲りの時、天照大御神（あまてらすおおみかみ）の使いで天から降り来た建御雷神（たけみかづらのかみ）を祭る神社。
この神様の働きにより大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）が国を譲ったとされるからか？　勝負・進学・受験に霊験あらたかときいて参拝に。

周囲を住宅地と寺に囲まれ、神社までの道も細く、やはり途中で迷う。
どうにか行きつき、想像より小さな敷地とお社に少々拍子抜けする。
一見、見捨て置かれたような景色だが、境内の雑草はすっきりとむしられ、お社やしめ縄も痛んでいない。
地域の方々に大切にされているのだな…と思い、参拝に気合が入る。

ネットによると、鳥居をくぐってから戻るまで無言で参拝すると願いが叶うらしい。
近く家族がＴＯＥＩＣを受けるので、良い点が取れるように真剣にお祈りをした。
短い時間だったが、自然の中で心落ち着く時を過ごせた。

6月の土曜日に訪問。
少しでも人が少ない時間に見ようと、昼食を早めに取り正午に入館。
...でも沢山いたけれど。

館内は大きく2館に分かれ、庭を中心とした平屋作り？っぽい建物を先に見学し、その後に絵画が多く展示されているビル？っぽい建物を見学、というコース。
展示物以外は写真を撮って良い。庭には立ち入れない。

園芸や剪定にも興味があるので、庭や樹木の枝先などを真剣に見て回ったら、展示棟に着くころにはすっかり疲れてしまった。
回りを見ると、年配客に同じような雰囲気の人が多くいたように思う。

庭の写真を撮りながら最後までゆっくり見て、2時間かかった。
全体的に駆け足で鑑賞する人は少ないので、早く見ても1時間半はかかりそう。
入場料が日本一高額な美術館と聞いていたが、あれだけの庭があれば、まぁ納得かな。

羽田空港からＡＮＡで米子鬼太郎空港へ。
羽田を離陸し、富士山の北側を西に向かい、福井のあたりで日本海に出てから海岸沿いに米子に向かうルートらしい。

右手が窓の席に座る。
窓の奥に群馬の山地、諏訪湖を臨み、木曽駒ケ岳や御嶽山の傍を飛んでいく。
日本海手前で厚い雲に覆われ、そのあとはしばらく雲の中。

降下して雲を抜けると、目の前に日本海やら中海やらが見える。
米子鬼太郎空港への着陸は、一度中海に出てＵターンするように湖面に張り出した滑走路へと降りていく。

1時間ほどの楽しいフライトだった。
今度は富士山が見える側に席を取ろう！

国譲りの舞台であり、年に一度、神有月に全国の神様が上陸するという神聖な浜...というＴＶ番組を見てから、行ってみたいと思っていた場所。

場所的には、出雲大社前から車で5分くらい。
夕方だったが、宿にチェックインする前にちょっと寄る。
浜の目の前の道路沿いの駐車場に車を止めて、いざ浜へ。
駐車場から岩のあたりまでは、皆に踏み固められており平坦で歩きやすい。

岩の周辺を離れると、砂は踏み込む足元が少し埋まるほど細かく柔らかい。
小石やゴミがなく、ガラスのような半透明の粒まじりの、本当に綺麗なさらっさらの砂。
その日は気温が高かったので、地元の子供たちが波打ち際で水遊びをしていた。

明日は出雲大社に参拝予定。
この浜の砂を、大社内の素鵞社（すがのやしろ）に納め、清められた砂を持ち帰って庭に撒くと厄除けになるという話を聞いていたので、手持ちのレジ袋に少しいただく。

勢溜までは、浜に上陸した神様が出雲大社に向かうという神迎えの道を車で進んだ。
家々が並ぶ、普通の道路...　神有月には道路沿いにしめ縄が張られるらしい。
神聖な空気を感じて、大社参拝への気分がだんだん盛り上がっていく。

市内をドライブ中、少し時間が出来たので参拝。
駐車場がわかりにくかったが、地図とナビをにらめっこして到着。

ＧＷ中だが平日だったため？、参道や境内は人けがなくとても静か。
若葉を枝いっぱいに広げたモミジや桜が出迎えてくれ、すがすがしい気分に。
青空に生える木々を楽しみつつ、お社に参拝。

途中、散歩がてら参拝に来たご近所の親子とすれ違う。
ママに手をひかれた男の子...政宗公みたいに男前に育ってね！

桜の時期にレンタカーで広島旅行。
宮島口に車を止め、宮島へは船で渡り、船乗り場に旅館の車で迎えに来てもらう。

宿は3室だけの小さなもので、少し大きめの民家を和風モダンに改造した感じ。
1階が玄関と食事スペース（昼間は食堂営業しているらしい）、2階が宿泊部屋。
私達が泊まった「紅葉の間」は、床の間付き10畳和室・クローゼット付き3畳前室・広めの縁側・洗面所・檜の部屋風呂・トイレという間取りで、掃除が行き届いており全体的に広さを感じて好印象。

まずはお風呂♪
湯船は少し深めで、一人で入れば足を延ばして寛げるほどの大きさ。
宿には大浴場はないが、小窓付きの部屋風呂はゆっくりできて疲れが取れる。

夕食は、1階の食事処のテーブル席で。
予約時にアレルギーや好き嫌いなど丁寧に尋ねてくださったので、安心して食べられる。
料理は、先付からデザートまで順を追ってテーブルに運ばれてくる。
お出汁の効いた薄味のお浸し・新鮮プリプリのお刺身・こってりと煮込まれた鯛のお頭など、華美ではないけれど心のこもった贅沢な家庭料理に顔がほころぶ。
人口調味料をほとんど使わず、体に良い素材をふんだんに使っている印象で、あれだけ沢山食べたのに全然胃がもたれなかったのがスゴイ。

部屋に戻ると、お布団が敷いてある。
清潔で快適な寝具に埋もれ、朝まで大熟睡してしまった。

そして朝食。
前夜にあれだけ食べたのに、美味しいご飯とお味噌汁とおかずは苦もなく胃袋に入って行き、きっと体の一部になってゆく...あぁ不思議。

チェックアウト後は人間だけ厳島神社まで送ってもらい、観光を終えて船乗り場に戻り連絡を入れると荷物を持ってきてくれた。
二度手間なのに笑顔で見送ってくれて...。痒い所に手が届くサービスが大変有難たかった。

宿の全体的な印象は、家庭的で暖かく、一組一組のお客を心からもてなしてくれる感じ。
町の奥まった場所にあるので喧騒もなく、聞こえてくるのはそばを流れる水瀬の音。
何泊も出来れば、木々に囲まれた周囲を散策したり一日中部屋でボーっとしたりして過ごしてみたかったな～と思う。

館内にはエレベーターは無いので、階段の上り下りが出来るのが前提ですが、家事から逃れてお籠りしたいお母さん、最近の油っぽい食事はチョットね...と思われる年配の方、病気回復後の最初の旅行先を考えている方に、心から勧められるお宿です。

人が少ない早朝に出雲大社に参拝したかったので、勢溜の大鳥居に一番近いこちらの宿に迷わず決定！
出雲大社の参道にあるも同然な立地なので、ご利益がもらえるかな～と期待したのも、こちらの宿を選んだ理由のひとつ。

宿の真ん前にある駐車場は、宿泊中は出し入れ自由で無料と嬉しい心遣い。
玄関で靴を脱ぎ、時代感たっぷりのホールを抜け、中庭を巡るように客室棟へ移動。
案内してくれる客室係は、控えめな佇まいながら説明はきちんとしており、好感度高し。

私達の客室は3階で、玄関スペース・12畳の和室・洗い場付きの風呂・洗面所・トイレという、普通の家のようなレイアウトに落ち着く（トイレに手洗いは無く、洗面所で洗う。タオルは人数分のバスタオルと、洗面台に手拭き用のフェイスサイズが1枚←いいネ！）
クロゼットの中には、浴衣と浴用タオルセットが人数分。浴衣のサイズは変更可。
窓は民家の屋根越しに一の鳥居を臨む南向きで、出雲大社は見えず少し残念。
冷倉庫は冷蔵機能だけだったので、持参の保冷剤は冷凍しておいてと係に託す。

夕食は、目にも綺麗な先付け、茹でカニ（アレルギーの人には鯛の酒蒸し）から始まり、幾つかの小鉢・お刺身・のどぐろ塩焼き・尼子和牛の焼き物の後に、ピカピカの白米となめこの赤だしとお漬物、最後に甘味が少し。
お酒は、ビール、日本酒、ワインなどが用意され、さっぱり系の食事にあう、少し辛口で喉越しの良いタイプが多かったような。
美味しいおかずをつまみに、気持ちよく酔わせていただく。

大浴場は、温泉ではないものの広くて明るく清潔。6畳ほどの内湯湯船、洗い場10か所。
脱衣所は、洗面台5個、ドライヤー2基、コンセント3か所、置きバスタオルあり。

早朝参拝については、神社のお守り売り場が6：30から開いていること、ゆっくり参拝すると1～1.5時間くらい掛かること、宿の朝食開始時間が7時・7時半・8時から選べること．．．
なので、5時起床＆身支度、6時過ぎに参拝出発、あちこちで写真を撮りつつお社全部で柏手打って参拝後お守りを買ったのが7時半ころ、ゆっくり戻り宿に付いたのが8時前、8時から朝食！　と相成る。

久々に、ここにして良かった！と思える日本旅館に泊まりました！

ビジネスホテルで天然温泉付きという内容にひかれてチョイス。
大浴場のお湯は確かに強塩泉で、プカ～と浮いて遊んでいるとお尻が底に付かなくなり軽く焦る。小さな露天風呂付きも嬉しい。
大浴場には各部屋に用意されている部屋着のまま行ってよいとのことだが、エレベーターに乗りフロントの前を通らないと行けないので、入浴後にスッピンで部屋に帰る女性客は皆そそくさと早歩き。
男性の設計なのか？女性客も割といたので、こういう動線をもう少し考えてあげても．．．と思う。

大浴場があるためか、各部屋には半畳ほどのシャワーブース(鏡無し)があるのみ。
洗面台は最近流行りのとても小さい洗面ボウルのみで、洗顔時には周りに水跳ねが飛ぶ。
洗面ボウル前には鏡はあるが遠くて暗くあまり役に立たず、近くに電気ポットとカップ類が置いてあるので、あれこれ散らかしたい向きにはスペースがなく不便な作り。
部屋は清潔で居住性が良く、ベッドも寝心地が良かっただけに、水回りのイロイロがイマイチだったのが目立ち、大変残念。