サファリの鉄人さんのクチコミ(3ページ)全74件

ゴリラの棲む森まで３時間でアクセスできるルワンダはウガンダよりもお勧めです。その玄関口となるキガリ空港ですが、入国手続きを終えて建物出口の方向へ向かうと左に大型のカフェがあります。スペシャリティコーヒーの世界でも有名になりつつあるルワンダならではかも。両替所はそのまま人垣を越えた向こう、左右に並ぶプレハブ小屋の並びの一角にあります。ショールを巻いたムスリムっぽい女性が店番をしていました。

日本人が経営するムパタサファリクラブを始め、プロペラ機でマサイマラへ移動する際には市内のウィルソン空港を使うことになります。
　
敷地に入ってから黄色の門構えの先が空港ですが、その手前、左にＣａｍｂｉｏという名の両替所があります。旅の前半でシリングを使い切ってしまって不安な場合は空港に入る前に運転手に伝えてここに立寄るといいです。お店の正面に車で３台ほどのスペースがあるのでそこに駐車もできます。ここでシリングを仕入れておけば便のチェックイン後もラウンジに併設されているカフェでカプチーノでも飲みながらのんびり出発を待つことができるんです。

ナイロビの国際空港に着くと、ターンテーブルの横に一軒、税関チェックを終えた先の建物内に４、５軒の両替商がカウンターを並べています。選択肢を持てる外のほうがベターです。
　
旅行を開始するとビールなど商品の値段は全てケニア・シリング（Ｋｓｈ）で表示されていますので手元に用意しておくとお釣りをごまかされたりするケースを防げます。といっても円しか無い場合は無理に替えなくてもいいでしょう。ケニアでは日本円は用無しなので低いレートでしか引き取ってもらえません。例として８月２０日に空港で１万円を替えた際には６５００シリングにしかなりませんでした。こうなると両替所の向かいにあるバークレーズ銀行のＡＴＭでキャッシングしたほうが利子を含めたとしてもお得に違いありません。

ガバナーズ３兄弟の中で最も高価格設定なのがイル・モラン。マサイ族の若い戦士の呼び名を冠しています。
　
高さの理由は日本のマンションよりも広いテント、誰が欲するのかテント内に置かれたビクトリア調の猫足バスタブ、静かな川面に沿ってキャンドルライトの元で提供されるディナー、ドリンク飲み放題という気楽さ、そのあたりでしょうか。マラ川の東岸、森の中にあるのでメインとそれほど離れていません。プールが無いのはガバナーズのこだわりなのであきらめましょう。静かな環境とセレブ間にお金を払いたい人向けで、私には分不相応です。リトルに泊まったときに見学だけに立ち寄りました。

ガバナーズグループのメインだけ説明したのでは片手落ちですから末っ子みたいな扱いのリトルガバナーズについてコメントします。
　
立地としてはマラ川の西岸。メインと逆になりますが、宿の間は渡し船でつながっています。基本はサファリも西で行うので道中ですれ違う車はムパタ、マラセレナ、オロナナ、キチュワテンボなどです。希望を出すと舟で対岸に渡ってからメインに所属する車でサファリもやってもらえます。今回２泊した際に知ったかぶりせずドライバーに任せた結果、全てのサファリを西で行いました。
　
リトルというだけあって部屋数は少ないです。それより際立つのはキャンプの目の前に湿地で、乾季には特にいろんなところからカバやゾウなど動物達が集まってきます。ちょうど砂漠のオアシスの隣で暮らすような感じ。特にガバナーズはお客と動物の間に柵を設けない主義なのでスリルもあります。自然の懐の広さに圧倒される数日間になるでしょう。

公園内の小高い丘の上にあります。湖面までは距離があります。早朝には宿がめぐらす電気柵の向こうにバッファロー、ヒヒ、時にはライオンの姿まで見られることがあります。３つある公園ゲートのひとつにほぼ直結しているので翌日の移動が長いなど先を急ぐ日程ならお勧めです。丘の斜面に沿って全面ガラス窓がはめ込まれた新しい部屋群が並ぶのですが、唯一困るのは繁忙期などに時折リノベーション前の独房みたいな部屋を使い出す点です。そこに入れられた場合は全力で抵抗してください。

セレナとこのホテルの２軒だけが公園の敷地内に建っています。隣にあったアンボセリ・ロッジという宿は６年前に破産扱いになって閉鎖中なのでカウントしません。
　
公園外に宿泊している場合は１８時頃にはサファリを終えてゲートに向かう移動を開始しないといけません。もし夕陽とバックにゾウの群れを撮影したいと望むなら全くＮＧな計画となります。その点このホテルは園内にあるので日没ギリギリまで撮影ができます。それでも１９時以降の走行は罰金の対象になるので急いでホテルに戻る必要がありますけど。

国際空港に連日向かう用事があった際に泊まりました。このホテルから空港までは片側３車線の道路一本でアクセスできるので毎朝起きる渋滞を心配する必要がなく、同じ理由からかエアラインのクルー、特にＫＬＭ、とか英国陸軍の姿を見かけることも多いです。
部屋カテゴリーの一番下がスーペリアですが、一段階上げてデラックスルームにすると急に部屋が広くなるのでお勧めです。またデラックスなら窓からナイロビ国立公園の草原の様子が眼前に広がるようになります。

わずか二ヶ月弱の告知期間を経て、いよいよ９月１日からケニアの観光ビザが空港で取れなくなります。以後はeCitizenという国が運営するウェブサイトで事前に取って印刷物を旅行時に携帯しない限り入れてもらえない、という話です。ユーザーに全くフレンドリーではない点は支払いがクレジットカードのみ、サイト言語が英語のみ、ダウンしたりスタックする時間が多い、と数え切れません。更に有効期限が従来の入国日から数えることをせず「取得日」から三ヶ月と一層使いにくくなった点も嫌です。

世界中に自然派高級エコホテルを展開するサンクチュアリグループのケニア版。食事は昼からチョイスメニューのプレートサービスで、当日は他のキャンプに泊まっていましたが理由をつけてランチにだけお邪魔しました。
食事は図書室を併設する山小屋風の母屋で提供されます。天気が良ければ泥水が轟音と共に流れゆくマラ川を眺めながら少し張り出したデッキの上でも食べられます。ポーションは多すぎず塩辛くもなく良かったです。パスタよりデザートの印象が後まで残りました。掃除夫からたたき上げて今では宿のマネージャーにまで上り詰めた自称ケニアのいかりや長介さんとの出会いもボーナス的にうれしいです。

ケニアのサファリに古くから関わる人にとってフィグツリーとはスタンダードの代名詞でしたが、数年前に全室に新品のベッドをしかもツインとシングルの２基ずつ入れたり、また昔のコテージをつぶして新しいキャビンルーム（眺望なし）を築造したりしたので再訪問したなら別のホテルと思うでしょう。私が最も好むのはその立地です。建物は保護区の北縁を形作るタレック川の外ですがサファリカーのためのパーキングが川向うの保護区内にあるので乗車した瞬間からガゼルやイボイノシシなどに囲まれます。さらに９月も後半に入ってヌーが北のムシアラ地域にやってきたならばフィグツリーから大きな川を渡らずにアクセスできます。十年以上通っている写真ファンがここを選ぶ理由は絶対に食事内容ではないでしょう。その立地に違いありません。

保護区のど真ん中、マラ川を挟んで３つの施設を両岸に所有しているのがガバナーズグループと理解したほうが便利です。どのキャンプもコンセプトは共通していて「自然を身近に感じてもらうため様々な工夫をしています」という一文に尽きます。その三兄弟のうちで景色に最も開放感を感じるのがいわゆるメイン・キャンプです。左右に広がる居室の左半分は柵を設けずそのままマサイマラまで見張らせるようになっています。ここから見る地平線、草原、遠くを歩む動物達の姿は他のキャンプで１０００ドル払っても味わえないものです。

標高１７００メートルのナイロビにいながら地平線に沈む夕陽を見られるかどうかを一時調べたことがあります。
　
少ない可能性には気づいていながらもトライしたのはジラフセンターと同じ方角にあるブティックホテル、ンゴングハウスでした。予約時に意図を伝えると敷地のはじっこにある１号室から見える、という力強いアドバイス。それで当日も無事に１号室の鍵をもらい、入室後にベランダに出てみたのがこんな景色でした。地平線ではありませんが映画「愛と哀しみの果てに」の舞台でもあるンゴングの丘の稜線に沿って夕焼けが見られました。日の出のポイントを探すのも難しいのですが解説は次回に譲ります。

みなさんご存じのスターベッドですが、現時点で４棟にまで増えたそうです。同時にスターベッド以外の部屋カテゴリー（１棟３部屋のコテージ）は９月いっぴから使用しないそうです。２年前の火事から様々な形を模索し続けるロイサバグループ。自然保護に対する情熱は消防車の放水などでは消えなかったみたいです。

ナイロビにキャリアアップや転勤を理由にやむなく滞在している駐在員にとって森の中のオアシスになっているのがこの宿、ンゴングハウスです。元外交官だったベルギー人が最後に腰を落ち着けた場所、というふうにパンフレットにあるので容易に信じてしまいそうになります。
　
客室は高床式の隠れ家みたいになっていて、一階に洗面所と居間、階段で上がった先の中二階に寝室があります。特別にお願いして与えられた一号室のベランダからは夕陽が見えるようになっています。滞在後に最も心に残ったのは部屋とかじゃなくて給仕してくれた宿のスタッフの気持ちいい心配りと、夕食の味付けでした。もし私の記事で興味を持ったならばサファリに向かってナイロビを素通りすることはやめて一泊このホテルでの時間をあえて作ってみるのはどうでしょうか。

ケニア各地に展開するソパロッジグループがとうとうナクル湖にも進出、分かりやすい名前で昨年の１２月にオープンしました。
　
ソパ系列はセレンゲティなど他の公園でもそうですが周囲に何もない場所にぽつんと建てるのが好みのようで、例にもれずこのナクルロッジも今までホテルが一軒もなかった湖の西岸に作られました。宿に行くまで山道をかなり上りますが、プールサイドや客室から見渡すナクル湖の姿は他の宿では決して味わえない景色となります。宿の建つ場所は狭義の意味では国立公園の外ですがソパグループがその周辺の土地を購入した後で国に寄付するそうなので近い将来にこのロッジも「公園内」と宣伝できるようになるでしょう。

日本では長年この宿からはキリマンジャロの優雅な姿は見えないというふうに宣伝されて来ました。私もその罪人の一人です。実際、レストランとラウンジは山と反対の北向きに作られていて、客室は植木に囲まれています。
　
しかし今回訪れた際にしつこく質問したところ、一棟だけあるスイートルームの屋上に登ると（スイートにはエアコン、テレビ、バスタブ、専用のベランダが備わっています）山が見えることが分かりました。当日は曇りだったのですがＧＰＳ機器で確認したところ間違いなくキリマンジャロの山頂方向に向けて空は開けていました。早朝、または夕暮れ時に屋上から南東の空を仰げばかなりの確率であの霊峰を拝めることでしょう。スイートルームにグレードアップする差額は一晩２００ドルくらいです。

元オーナーである動物好きの老夫婦の手からあるホテルグループに経営権が譲渡されたのは数年前。裏手に旧来の雰囲気は保ちつつも新しい部屋を増築したりいろんな変化がこれまでに見られましたが、人気は衰えるどころか増しているようです。今日、ホテルに空き状況を電話で質したところ９月は２８日間が満室だそうです。昔は事前予約をすれば外部からランチかアフタヌーンティーだけの訪問を許してくれていたのですが今は体よく断られます。

ちなみに夏季の公示価格はスタンダードルームでひとりあたり５６５ドルです。料金には空港からの送迎、食事、ドリンク、洗濯代、ジラフセンターへの散歩、近隣の観光施設への送迎などが含まれます。せっかくだからランチ時間までに到達できるような日程で利用したいですね。眠るだけだったらもったいない場所ですから。

クリントン国務長官も宿泊ホテルとして数年前に選んだくらいですから警備は厳重です。ホテルの歴史は１９６０年代に国営として始まったくらいですから長く、立地も当時の市内のど真ん中、外観やデザインは古さを残しています。味があると言えば聞こえはいいですが。翌日ムパタやオロナナに飛ぶ予定ならウィルソン空港までの移動はそれほど遠くはありません。昔の価値観でデラックスホテルとして建設されただけに今では珍しいのですが館内にメイン、インド、イタリアンと複数のレストランがある点で連泊する出張者には楽しめるホテルになるでしょう。ロビー横のカフェは昔は２４時間やっていましたが今は夜は閉店するそうです。毎週水曜はバーでサルサナイトが開かれダンサーが集まってきます。

ナクル湖から４０キロ、車で３０分以内の距離にあるけど別の湖であるエレメンタイタ湖。一応ナクル、ボゴリアと一緒に世界遺産として登録されているソーダ性の湖です。その湖水を遠くに見晴らせる丘の上にあるのがこの宿で、古くからある分客室やレストランに新しさは見られません。でも幹線道路から近いし翌朝ナクルでサファリをするなら便利なので移動の激しい旅程の場合は重宝する宿です。夕食を食べて一晩寝るだけなら我慢できるはずです。