十份
- 3.0
- 旅行時期:2016/08(約8年前)
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by ミルさん(男性)
新北 クチコミ:4件
線路の両側に立ち並ぶ、土産屋や食べ物屋の目の前をレトロなローカル線「平溪線」が、すれすれに通り抜けるという、あり得ない光景が印象的な小さな村、それが「十份」です。この街を一際、有名にしているのが、願い事を叶えられる「天燈上げ」です。1.5m程の紙でできたランタン(天燈)の火種に火をつけて、熱気球のように飛ばします。昼でも夜でも、いつでも飛ばすことができます。まず、ズラリと並んだランタン屋さんで、ランタンを買い、習字の筆で願い事を書きます。4面あるので合計4面書けます。1グループで1つ飛ばすのが一般的です。価格は150元ほどで、色によって意味が違います。赤は健康、黄色は金運、藍色は仕事や勉学、桃色は恋愛運です。総合的にだったら赤だそうです。上げる場所は線路の上なので、電車が来ると、一時中断し、安全な所に避難となります。店の人が飛ばす前に天燈の4面全部を写真を撮ってくれます。合図に合わせて手を離すと、空高く舞い上がっていきます。やはり、夜の方がオススメで、夜空に光るランタンは、まるで映画「ラプンツェル」のワンシーンのようで感動的です。十份の天燈は、元々、年末年始に増える盗賊から身を守るため山に避難してきた村民に、家の番をしていた使用人が、小正月を過ぎた頃、安全を知らせるために飛ばしていたのがルーツと言われています。
- 施設の満足度
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3.0
クチコミ投稿日:2016/08/29
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