日曜礼拝のミサ演奏は最高!
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- 旅行時期:2014/04(約12年前)
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by tadさん(男性)
ウィーン クチコミ:58件
クリスチャンではないが、もし、ウィーンに音楽が好きで来ているなら、ここの日曜礼拝を見逃すてはない。聖シュテファン大聖堂のほうに観光客は集中するが、実はここの日曜礼拝は、あまりぱっとしない。クリスマスの深夜ミサに昔参加したことがあるが、やはり、朝になって、このアウグスティーナー教会のミサに出るほうが音楽ファンならはるかに感動するだろう。理由は簡単だ。ここの日曜ミサやクリスマスミサ、さらにこの4月初体験した復活祭のミサもやはり、ここの音楽演奏が一番だと思う。ミサの奏楽は普通オルガンと聖歌隊の演奏だけだが、ここ、アウグスティーナー教会の奏楽にはオーケストラ、合唱、独唱、それにパイプオルガンがフルに参加する。しかも、私の経験では、クリスマス・ミサも復活祭・ミサもモーツァルトの名曲「戴冠ミサ」が抜粋で演奏される。全曲のうち、この前聞いた時は、1,2楽章と最終楽章が演奏された。さらに他の作曲家の曲も挟まれる。オーケストラのレベルも1974年に聞いたころよりも、確実に水準があがっている。当時のここのメンバーの演奏もLPレコードがあって、購入したものだ。ただ、今回はCDが売っていたが、購入はしなかった。
勿論、王宮礼拝堂のウィーン少年合唱団の日曜ミサも整理券を買って、2回聞いたことはあるが、これは、話のタネのためだ。演奏時間がずれていたので、アウグスティーナーのミサとウィーン少年合唱団のミサは両方聞いたこともあるが、今回はアウグスティーナー教会の復活祭ミサに2日連続で行った。一日目はシューベルトのミサ、翌日はモーツァルトのミサだった。この教会の音楽演奏の本格的な内容もさることながら、実際の現場での音響効果の素晴らしさが、ここでの感動をさらに高めるのだ。
私たちが聞いた直後の5月のミサは、なんと予告では、ウェルザー・メストが指揮するとあった!言うまでもないが、彼はウィーン国立歌劇場の総監督なのだ。復活祭の特別オペラの上演、ワグナーの「パルシファル」も彼が指揮したのだが、最高だった。アウグスティーナー教会の演奏レベルはこの事実からもおわかりいただけるかと思う。
ただ、日本人が団体で押し掛けたら嫌がられるだろう。個人で礼節をわきまえて参加すべきだろう。アウグスティーナーの一角にある有名レストランは、日本人の団体だらけで、最悪の雰囲気になっており、もう二度と行かないといいたくなる経験を昨年したから。。。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2014/08/09
いいね!:4票
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