北方二州:シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州 &
メクレンブルク・フォアポンメルン州を中心に巡る
(2014年05月0...
続きを読む9日~23日 15日間)
05月19日(月)212km、朝方は曇り空、ヒルデスハイムは晴れ、13.5~22℃
<Hildesheimヒルデスハイム観光>
12:00~15:00
ここには2005年4月26日に初めて訪れた。
1時間の歩き疲れと少しお腹も空いていたので、まだ清掃していたカフェに入れてもらった。お祖父さん、母親の家族経営の店で、9歳の可愛い女の子が掃除を手伝い、お店のテーブルで勉強をしていました。
<(お茶)El.Puente Weltcafe ヴェルトカフェ>
13:00~13:25 Euro10(1,322円)
D-31134 Hildesheim 、Langer Hagen 36
Bienenstichビーネンシュティッヒ(「蜂の一刺し」という名前のドイツのケーキ、アーモンドとキャラメルの香ばしい甘さと、ドイツ風 バタークリー ムのリッチな味わい)、アップルトルテにコーヒー。
<St.Michaelis-Kirche聖ミヒャエルス教会世界遺産【1985年登録】>
13:30~13:50
聖ミヒャエルス教会は旧市街の左手上の小高いミヒャエルスの丘にある。
お茶をしたカフェのある教会下の広場から見ると実に美しい眺めです。目の前のなだらかな斜面を登り、きれいに改装された教会から振り返ってみる景観もまた良し。
教会の基になるベネディクト派修道院は996年にBernward von Hildesheimベルンヴァート司祭(ザクセンの騎士であった。後に聖人に列す)により創立され、皇帝Otto IIIオットー3世の支援を受け、1022年に教会が完成する。
聖ミヒャエルス教会は1542年にプロテスタントとなるが、面白いことにベルンヴァート司祭が埋葬された地下の教会聖堂クリプタはいまだにカトリックを維持し、同じ教会内で新旧両派が併存していることだ。こうした珍しい例をドイツワイン街道の町でも見たが、ドイツ国内ではその数が64を数えるという。
第二次大戦の爆撃で全焼した教会は1960年に再建されている。幸いにも1943年には天井画、天使の柵も避難させていたため、生き残ったわけです。
教会内にある見所は、教会の中央天井に見える、12世紀半ばに改装された際にも残された1300枚の木の板に描かれた天井画“エッサイの木”(13世紀)です。それはイスラエル王ダビデの父、エッサイからイエス・キリストまでの系譜を樹木で表現したもので大変見事な色彩で描かれたもの。
東の祭壇にはキリストの磔像(2008年)があり、西の奥のマリアの聖壇(後期ゴシック、1520年頃)は天使の柵(1200年ごろ)の横を上がると見ることができる。
その階段を上った平場にベルンヴァート司祭の若い頃をイメージした像(14世紀)が大理石版の上に横たわって置かれていた。
ザーレ川沿いに中世より発展した町ナウムブルクの大聖堂(13~4世紀)に寄進者の等身大の石像彫刻(12体)があり、“Naumburger Meisterナウムブルクのマイスター”達が創った作品群とされていますが、ベルンヴァート司祭の石像の色合い、顔の表現はナウムブルクのマイスターが作ったと思うほど似ていました。
マリアの聖壇の右手にBothmerボースマー家の立派な墓碑(1625年)がある。その横の階段を降りた地下聖堂クリプタにはベルンヴァート司祭の棺が置かれていた。
その石棺は当時の質素なままで、石棺の蓋には“炎の中の9人の天使”が彫刻されているそうですが、地下の暗闇の中で照明が光って良く見えなかった。
1999年製と新しいパイプオルガンの演奏練習に熱心な学生が一人、荘厳な調べです。
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尚、口コミでは聖ミヒャエルス教会と聖マリア大聖堂がひとくくりなので、前者をここで書いた。
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投稿日:2019/05/01