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音楽の街ライプツィヒへようこそ ~ゲーテ街道の旅~

音楽の街ライプツィヒへようこそ ~ゲーテ街道の旅~

1,000年以上の歴史を持つライプツィヒは、数多くの文化遺産を誇る街です。
バッハやメンデルスゾーン、クララとローベルト・シューマン夫婦といった偉大な音楽家が活躍した場所であり、リヒャルト・ワーグナーの生誕地でもあります。あちこちで音楽にゆかりのあるスポットに出会えます。
街を歩くと目に入る印象的な建築物や、ライプツィヒの美しいアーケード街は、カフェでひと休みしながらゆっくりとお楽しみください♪

情報提供元:ライプツィヒ観光局

PR 2024/05/31

4travel.jp

フォートラベル編集部

1. ライプツィヒってどんなところ?

© PK Fotografie

中世から交易とメッセで栄えるライプツィヒは、活気にあふれ、水や緑の豊かな街です。ゲーテが学生時代を過ごし、森鴎外や滝廉太郎といった日本の著名な人物もここで学びを得ました。
ドイツ統一直前のできごとである“ベルリンの壁崩壊”は、この街の中心で起こった平和デモから始まったため、今ではライプツィヒは平和と民主主義を象徴する街に。

ドイツのちょうど中ほどに位置しており、フランクフルトから約3時間、ベルリンから約75分、ミュンヘンから約3.5時間と、各地から直通列車でアクセスできます。直行便のあるフランクフルト、ロンドンやウィーン経由でライプツィッヒ空港へ向かう空路も便利です。ライプツィヒ観光情報をもっと見る (英語サイト)

2. ライプツィヒの音楽文化

© Huang Liang

「私のライプツィヒが好きだ!小さなパリであり、この街の人々を育む。」 ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテのこの格言は、彼の作品「ファウスト第一部」に由来しています。この作品の中で、詩人であり思想家でもあった彼は、特にライプツィヒのアウアーバッハス ケラーを有名なものにしました。ライプツィヒで勉強を始めたゲーテは、この地で多くの時間を過ごしました。
ライプツィヒでは、デッサンの先生エーサー氏と出会っただけではなく、ケートヘン・シェーンコプフと恋に落ちました。彼女との失恋の経験から、後に「若きウェルテルの悩み」を書いています。
では、ゲーテの他にライプツィヒにはどんな魅力があるのでしょうか。
バッハ、メンデルスゾーン、シューマン、ワーグナーといった偉大な音楽家の活躍により、ライプツィヒは音楽史において特別な街になりました。世界的に有名な聖トーマス教会合唱団や、ゲヴァントハウスとオペラ座が交互に開催する音楽祭が、ライプツィヒをクラシック音楽の重要な拠点にしています。
音楽の情報をもっと見る (英語サイト)
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3. ライプツィヒの見どころ

トーマス教会

© PK Fotografie

聖トーマス教会と聖トーマス教会合唱団、聖トーマス学校の歴史は1212年まで遡ります。ヨハン・セバスティアン・バッハは1723年から亡くなる1750年まで、聖トーマス教会合唱団の音楽監督を務めあげました。現在は教会内にあるお墓で眠っています。
聖トーマス教会はバッハだけでなくほかの偉人たちにもゆかりがあります。1539年には神学者で聖職者のマルティン・ルターが説教を唱え、1813年8月16日には音楽家のリヒャルト・ワーグナーが洗礼を受けたのも、この教会です。 聖トーマス教会の情報をもっと見る (英語サイト)

ゲヴァントハウス

© Jens Gerber

ライプツィヒ・ゲヴァントハウスは、ゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地として1981年に建てられたコンサートホールです。年間600を越えるイベントが催され、入場者は50万人以上にのぼります。ゲヴァントハウス管弦楽団によるコンサート、室内楽(少人数編成の重奏)、合唱、オルガンコンサート、音楽祭などシーズンごとに約250の公演が行われ、特に大ホールの音響のよさには定評があります。
275年の伝統を持つ世界最古の市民によって作られた交響楽団は、現在、アンドリス・ネルソンスが楽長を務め、世界中の音楽ファンの注目を集め続けています。 ゲヴァントハウスの情報をもっと見る (英語サイト)

ライプツィヒ歌劇場

© PK Fotografie

ライプツィヒ歌劇場は、ハンブルクとベネチアに次ぐヨーロッパ最古の「市民によるオペラ座」であり、音楽の街ライプツィヒを代表するオペラ座です。歴史あるゲヴァントハウス管弦楽団が演奏を受け持ちます。2024年には23/24年シーズンのハイライトとなる「24年、ライプツィヒが踊る!」をテーマにしたオペラフェスティバルが開催予定。 ライプツィヒ歌劇場の情報をもっと見る (英語サイト)

バッハ博物館

© Gert Mothes

聖トーマス教会カントール(音楽監督)として有名なヨハン・セバスティアン・バッハは、1723年から27年間聖トーマス教会合唱団を率い、「受難曲」「フーガの芸術」などの名作を生み出し、「ミサロ短調」などを完成させました。
ライプツィヒの2大教会であるニコライ教会と聖トーマス教会では、礼拝の際に数多くのモテットや教会カンタータが演奏されます。とくに毎年6月に開催されるバッハ音楽祭、12月のクリスマスオラトリオはおすすめです。2023年から2024年にかけて、ライプツィヒでは1723年夏にバッハがカントールに就任してから300周年を迎えるのを記念して、就任1年目に作曲されたカンタータが演奏されます。 ゲヴァントハウスやオペラハウスを訪れれば、忘れられない最高の体験ができること間違いなしです。
聖トーマス教会の向かいに建つ「バッハ博物館」は、バッハとバッハ一族の生涯と業績を体験参加型展示法で紹介している施設です。日本語のオーディオガイドもあります。
博物館を運営するライプツィヒ・バッハ資料財団は、バッハの作品と、16~17世紀にテューリンゲン・ザクセン地方で活躍したバッハ一族に関する研究をしています。 バッハ博物館の情報をもっと見る (英語サイト)ライプツィヒ周辺の音楽の情報をもっと見る (英語サイト)バッハフェスティバルの情報をもっと見る (英語サイト)

マルクト広場の旧市庁舎

© Harald Göbl

マルクト広場に建つ旧市庁舎は、ドイツでそしてもちろんライプツィヒの中心でもっとも美しいルネッサンス建築のひとつです。ライプツィヒの中心にあります。
屋内は、交易や見本市で栄えた時代や、1989年の平和革命などライプツィヒの長い歴史を知ることができるライプツィヒ市歴史博物館として利用されています。
旧市庁舎裏には美しい広場「ナッシュマルクト」があり、そこにあるオープンカフェでくつろぐ人々と一緒に時を楽しむように、若きゲーテの像が立っています。 旧市庁舎の情報をもっと見る (英語サイト)

楽譜の道

© Philipp Kirschner

「楽譜の道」はライプツィヒの中にある音楽ゆかりのスポットを巡るならはずせないスポットです。
道路上には、ルートがわかる音符のフラグが埋め込まれており、それそれのスポットをつないでいます。5kmのルートには、音楽家の家や史跡、ライプツィヒ歌劇場やゲヴァントハウスといったコンサートホールなど23のスポットがあります。
2018年に、この楽譜の道プロジェクトがヨーロッパ文化遺産に認定され、音楽の街ライプツィヒのハイライトとして新たな脚光を浴びています。楽譜の道アプリを通して音楽散歩もできライプツィヒの音楽の歴史の世界に浸ることもできます。2023年より、新しくCLAROオーディオウォークができ、クララ&ローベルト・シューマン夫妻へと導いてくれる内容です。楽譜の道の情報をもっと見る (英語サイト)

メンデルスゾーン・ハウス

© LTM-Andreas Schmidt

街の中心にあるゲヴァントハウスからそう遠くないゴルドシュミート通り12番地に、メンデルスゾーンの家が建っています。かつてゲヴァントハウスのカペルマイスターであったフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ(1809~1847)に関連する唯一現存する住居で、彼はこの家で生涯を閉じました。
メンデルスゾーンの音楽遺産を守るために設立されたメンデルスゾーン財団が、この家を博物館として運営しています。「メンデルスゾーン・ハウス」では定期的にマチネコンサートが催され、博物館内のエフェクトーリウムには、デジタルオーケストラを指揮できる指揮者体験コーナーもあります。11月にはゲヴァントハウスと共催のメンデルスゾーン音楽祭を開催しています。 メンデルスゾーン・ハウスの情報をもっと見る (英語サイト)
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4. ライプツィヒのグルメ

ライプツィッヒのコーヒーハウス文化

© back-packer-org

欧州で流行したコーヒーハウス文化。ドイツで最初にカフェでの演奏が行われたのが、ここライプツィヒで、1701年の出来事です。バッハはカタリーネン通りにあったツィンマーマン・カフェに週2で通う常連客でした。バッハ作曲『コーヒーカンタータ』は、ザクセン地方のカフェハウス文化を表現した最高傑作です。
1694年にアダム・ハインリヒが開業したバロック様式の「カフェ・バウム」(※2023年4月現在修復のため閉鎖中 2024年再オープンの予定) は、欧州最古のカフェハウスの1つです。聖トーマス教会前にある「カンドラー」や、アールヌーボー様式の建物が目を引く「リケー」も人気のカフェです。
今日でも、伝統的なカフェやモダンなカフェが市内のいたるところにあり、ザクセンのカフェ文化が今でもなお生き続けています。

老舗レストラン「アウアーバッハス ケラー」

© Philipp Kirschner

ライプツィヒの大学で学んでいたゲーテは、たびたび酒場の「アウアーバッハス ケラー」に通いました。有名な戯曲『ファウスト』にこのレストランの一場面を入れるほど、ライプツィヒとこの酒場が気に入っていたそう。
アウアーバッハス ケラーはエレガントなショップの並ぶメドラーパッサージュ内にあります。広くにぎやかな丸天井の店内へ入ると大きな壁画がいくつも飾られています。その1つには、『ファウスト』を日本語に翻訳した森鴎外の姿が描かれています。 アウアーバッハス ケラーの情報をもっと見る
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5. ライプツィヒのイベント

© Philipp Kirschner

ライプツィヒ・オペラのダンス・フェスティバル「ライプツィヒは踊る 24!」

ライプツィヒ・バレエは、2024年6月21日から29日まで、ダンスという芸術をあらゆる側面から体験していただける様々なプログラムを用意し、ライプツィヒで皆様のお越しをお待ちしています。パリ・オペラ座バレエ団やアクラム・カーン・カンパニーなど一流のゲストによる公演に加え、バレエ監督・振付師のマリオ・シュレーダーによる新作の公演も予定されています。また、ダンスの街ライプツィヒを満喫していただける充実したサポートプログラムも用意しています。

ライプツィヒ・バッハ音楽祭 未来のバッハ バッハ300年

毎年6月に開催。バッハゆかりの場所で行われる演奏会には世界から数万人の人が訪れます。
2023年はバッハがカントールとなってから300年の記念イヤーでした。この記念イヤーは2024年まで続き、バッハのカンタータとヨハネ受難曲の300周年も祝います。2024年のバッハ音楽祭は、6月7日から16日で開催。“CHORal TOTAL”をモットーに、150以上のイベントが開催され、国際的なバッハの合唱団が出演します。

メンデルスゾーン音楽祭

毎年メンデルスゾーンの命日である11月4日前後にわたって開催。メンデルスゾーンハウスとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が共催。2024年は10月28日から11月4日まで、交響曲や室内楽などさまざまなハイライトのプログラムが予定されています。

ゲヴァントハウス音楽祭

ゲヴァントハウスの音楽監督のアンドリス・ネルソンスが2025年5月15日から6月1日まで、ゲヴァントハウスオーケストラ並びにボストン交響楽団とともにゲヴァントハウス音楽祭を開催します。ディミトリ・ショスタコーヴィッチにちなみ、ショスタコーヴィチ作品の幅広いレパートリーが演奏されます。歌曲の夕べ、ナイト・ミュージック、映画上映、講演会などもフェスティバルを盛り上げます。音楽祭の情報をもっと見る (英語サイト)
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6. ライプツィヒの観光案内所

©Andreas Schmidt

観光案内所は街の中心マルクト広場からすぐのカタリーネン通り8番地にあります。個人・グループ問わず、観光情報、ホテル予約、市内のガイドツアー、船や自転車でのツアー、旅の相談などこちらにお問合せください。
ライプツィヒ・カードは、市内観光をするのにお得で便利なカードです。ライプツィヒ・カードには1日券と3日券があり、さらにライプツィヒ近郊をも含むライプツィヒ・レギオン・カードもあります。これらのカードは、観光案内所ならびにライプツィヒ交通局の自動券売機より購入できます。

ライプツィヒ観光局

Tourist-Information Leipzig
Katharinenstraße 8
04109 Leipzig
Tel(国際電話):+49 341 7104 260
Email:info@ltm-leipzig.de
公式サイト:www.leipzig.travel/en/

※ドイツ語または英語での対応です

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情報提供元:ライプツィヒ観光局

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