8世紀のころに栄えた修道院から発展したフルダには、今も立派な大聖堂や宮殿が残っています。富と力を付けた領主修道院が領主司教へと昇格し、18世紀には豪華なバロックの町へと変わりました。
フランクフルトに住んでいたゲーテがワイマールへ旅に出る際には、たびたびこの美しいフルダの町に滞在したと言われています。
情報提供元:フルダ観光局
フォートラベル編集部
© Stadt Fulda / Christian Tech
18世紀の壮麗な建築物が集まるフルダのバロック地区。© Stadt Fulda / Christian Tech
フルダの象徴である「聖サルヴァトール大聖堂」は、ヘッセン州でもっとも重要なバロック教会です。聖ボニファティウスが開いた修道院で、彼の遺骨が修道院教会の西地下聖堂に埋葬されているため、信者の巡礼地として知られています。修道院長の依頼により、建築家ディーツェンホーファーがイタリアのバロック様式に建てた大聖堂内部は美しく、ローマの「サンピエトロ大聖堂」と「ラテラン教会」をほうふつとさせます。祭壇の上にはマリア昇天と三位一体が描かれ、豪華な説教壇や側祭壇、墓碑、福音伝道者が描かれた交叉(こうさ)円蓋は見る人を圧倒します。もっと見る
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バロック建築の巨匠ディーツェンホーファーが建てた領主司教の居城。絶対主義時代の修道院長や司教の豪華な宴会広間・部屋が公開されています。またフルダ窯やテューリンゲン窯の陶磁器の展示があります。もっと見る
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広大な宮廷庭園は、宮殿とオランジェリー、噴水と花壇、英国庭園で構成されています。1994年に開催されたヘッセン州ガーデンショーでは主会場の1つに使用されました。もっと見る
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フルダ郊外にヘッセン州でもっとも美しいファザネリー宮殿があります。フルダ領主司教の夏の離宮として18世紀中ごろに建てられたもので、およそ30ヘクタールの広い庭園も広がります。もっと見る
© Hotel Goldener Karpfen
ゲーテがいつも泊まっていたフルダの郵便馬車宿は現在、「ゴルデナー・カルプフェン(金鯉亭)」というホテルに変わり、ホテルのレストランではゲーテにちなんだスペシャルコースメニュー「ゲーテメニュー」がいただけます。もっと見る
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大聖堂建立当時に据えられたバロック様式のパイプオルガンは、その後何度か改良がくわえられ、現在も定期的にオルガンコンサートが開催されるなど、現役で活躍中。夕方から始まる合唱やオルガンコンサートのほかに、5月、6月、7月、9月、10月、およびクリスマスシーズンの毎週土曜日は昼過ぎから「オルガンマチネ公演」があります。7月、8月の特定日に開催される「国際オルガン・サマー」のオルガン公演もおすすめです。もっと見る
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