長井の名所・史跡 ランキング

小桜館は、明治11年に建てられた旧西置賜郡役所であり、現存する郡役所としては県内で最古、国内では二番目に古い建物。白ペンキ塗りの窓が大きな特徴で欧米の建築工法を取り入れながら、日本の棟梁がつくった「擬洋風」造りの建物です。正面二階の窓の上部は半円形アーチ型になっていて、色ガラス（ステンドグラス）がはめ込まれている。長井市指定有形文化財の指定を受けている。

寛政元年（1789）創業の醤油・味噌の醸造蔵。あら町通りに面した店舗は、伝統的な町屋形式の木造２階建てで、敷地奥に土蔵造りの醤油蔵と木造の仕込み場が連なり、いずれも現役の醸造施設。仕込み場には水路による洗い場や麹（こうじ）室が残り、江戸時代から伝わる大杉桶による天然醸造の味噌作り、明治からの煉瓦ムロによる天然の醤油製法が特徴。正面に格子を建て、内部の南側を通り土間とするなど、長井の伝統的な商家の形態をよく留めている。 営業時間 9:00～17:00 ご見学の際は事前にお問い合わせください。醸造仕込時期にはお断りさせて頂く場合がありますのでご了承ください。

昭和2年、長井市本町の桑島眼科医院として建築。平成7年、桑島眼科医院の改築に伴い、旧医院が取り壊されることになったが、市民主体の保存活動によって、今尚その姿を残す。ゴシック建築の名残の棟飾りや石造りに似せた人造石洗い出しの外壁が特徴。昭和初期の医院建築の貴重な遺産として、市の文化財に指定されている。現在は本町大通り商店街振興組合が主体となって保存され、イベント拠点に利用されている。

明治時代後期に建てられたとされる店舗と主屋は国登録有形文化財に登録されている。約３００年前から屋号「鍋屋」で荒物商売を続ける貴重な商家。茅葺き屋根の木造平屋建ては、明治のこの地域の町造りを今に残している。

最上川舟運時代に呉服屋から始まり、現在は酒造会社として現役で活躍。敷地は1,000坪以上の広さがあり、店舗兼母屋（天保9年）、前蔵（大正前期）、新蔵（明治19年）、仕込蔵・中蔵（大正期）、内蔵（江戸時代末期）の6棟が国登録有形文化財に指定。見学等は要予約。

白萩や紅萩など約15種類のハギが8月下旬から9月にかけて、白や紫など小さく可憐な花を咲かせる。園内には、ハギだけではなく、アヤメ、ツツジ、モミジ、バラ、竹、杉、檜などが植えられ、訪れる季節により、様々な表情を見せてくれる。見学時には公園に隣接している温泉・宿泊施設はぎ苑のフロントに一声おかけください。

長井ではじめて国の登録有形文化財に登録された建物で、母屋と土蔵の２軒を登録。母屋は、江戸末期の建築を大正後期に移築。通りに西面する平入りの町家。切妻造茅葺き、背面を葺き降ろし、正面に鉄板葺き下屋を設ける。土蔵は、明治前期の建築。切妻造鉄板葺の置屋根。外壁は中塗りで、正面のとその周囲を黒漆喰塗、窓まわりを白漆喰塗。