淳和天皇の離宮・紫野院の流れをくむ平安時代の史跡
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- 旅行時期:2024/04(約2年前)
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by たびたびさん(男性)
今出川・北大路・北野 クチコミ:341件
雲林院は、大徳寺の塔頭ですが、かつては源氏物語や伊勢物語にも登場する天台宗の大寺院であり、淳和天皇の離宮・紫野院の流れをくむ平安時代の史跡でもあります。
つまり、紫野院は淳和天皇の皇子、常康親王に譲られたのですが、869年(貞観11年)親王が亡くなると僧正遍昭に託され、ここを官寺、雲林院とされたのですね。
また、紫式部の紫は紫野の紫とも。源氏物語第10帖の賢木では、光源氏が雲林院に参籠し、天台六十巻を読みすすめるという下りがあるようです。
門前の駒札には西行の詠んだ歌も記されていて、
これやきく 雲の林の 寺ならん 花を尋ねる こころやすめん
境内には小さなお堂が建つだけですが、歴史はいろいろと多いお寺です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2024/11/20
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