かみのやま温泉新丁共同浴場 (鶴の湯)

旅情・風情・趣きのある湯　～　新丁共同浴場鶴の湯が閉鎖！

4.0
旅行時期：2024/05（約5ヶ月前）

かみのやま温泉クチコミ：14件

かみのやま温泉・新丁に在る公衆浴場「新丁共同浴場・鶴の湯」は今冬２月末で閉鎖に成りました。

元は約５６０年前に開湯した歴史ある温泉地・新丁に佇む公衆浴場・鶴の湯は過去何度も改修されながら地元市民や観光客にまで愛されて来た湯です。
現在の建物は昭和３３年に建て替えられたもので昭和レトロ感が懐かしいです。

昔ながらの銭湯スタイルは風情がありお国訛りが飛び交う社交の場として担ってきた人情の厚い湯でもありました。

下駄箱の前に在る券売機で入湯料大人￥１５０・子供￥１００、洗髪料￥１００で入浴を愉しむことが出来ました。

浴室は青く美しいタイルが湯の色まで青く見せる美しい浴槽に源泉・ナトリウムーカルシウムー塩化物・硫酸塩温泉が溢れるほど掛け流しで注がます。
温泉以外の余計なものは一切入れないと言う拘りの湯は全身がよく温まり体の芯から温まるとはこのことです（冬の寒い時ほど湯の効果は発揮しますよ！）。

また、２階には休憩室があり窓からは遠く蔵王連峰を一望することが出来ました。自販機でドリンクを買って飲んだり、寝転がって仮眠も出来ました…、まるで昨日の事のように思い出されます…。

温泉だけではなく様々な雰囲気や趣き旅情などを楽しむことが出来る数少ない公衆浴場温泉でしたので閉鎖されるとは本当に寂しい限りです。