田辺城跡

細川幽斎…「古今伝授」の現場がここなのでした

3.5
旅行時期：2023/05（約1年前）

by g60_kibiyamaさん（男性）

舞鶴クチコミ：11件

情けないことに直前まで「田辺城」を知りませんでした。建物が何か現存していないとテレビの歴史番組などでも取り上げられることは少ないようです。ただ、西舞鶴駅前に「細川幽斎」の幟があり、三条西家から古今伝授を受けた細川幽斎が関ヶ原の戦いで西軍につかず籠城し、古今伝授が絶えることを恐れた朝廷側が勅使を使わして開城した、その場所であることに気がつきました。つまり戦国時代の武将かつ文化人として歴史に名を残す人物の城でした。
幽斎は隠居した後、子の忠興に家督を譲り、のち豊前国小倉に転封となり、京極高知の次男・高三が初代丹後田辺（舞鶴）藩主として城を整え、寛文年間に牧野氏が継いだときには譜代35000石の規模でした。
なお、立派な城門は平成のふるさと創生で建造されたもののようですが、すでに説明板の文字がかすれて極めて残念でした。