他の武家屋敷と比べると質素で下級武士の生活様式がよく分かります。~映画「たそがれ清兵衛」のロケ地~
- 3.5
- 旅行時期:2023/04(約2年前)
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by Lily-junjunさん(男性)
角館 クチコミ:27件
「武家屋敷松本家」は、「角館武家屋敷通り」にある江戸末期の歴史的建造物で、平成14年(2002年)に秋田県指定有形文化財(建造物)に指定されています。「松本家」は、学者の家系で、郷校「弘道書院」の教授を勤め「烏帽子於也」(角館町文化財指定)の筆者として知られる「須藤半五郎」を輩出しています。「烏帽子於也」は、藩政期の寺子屋向けの教科書で二冊からなっています。郷校(ごうこう)とは江戸時代,藩や代官によって設けられた教育機関で、藩校の分校的な性格のものと庶民教育を目的としたものとがあったそうです。「松本家」の建築様式は、現在では下級武士の生活を知ることのできる貴重なもので、母屋は茅葺き屋根で、正面の庇は杉皮葺きで石置き屋根になっています。門柱を二本立て、柴垣で屋敷を囲んだ簡素な町家の形式で、離れは寝室になっていた。以前に、どこかで見たことのあるような屋敷だと思ったら案の定、映画「たそがれ清兵衛」撮影場所でした。入館は無料で、春から秋には伝統工芸「イタヤ細工」の実演も行われています。華やかさはありませんが、当時の下級武士はつつましやかな生活をしていたのが、「武家屋敷松本家」を見るとよく分かりました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- JR「角館駅」から徒歩17分、途中にいろいろ見るべき史跡等があるので気になりません。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 他の武家屋敷から少し離れた分かりにくい場所にあるので意外と空いていました。
- 見ごたえ:
- 3.0
- 映画「たそがれ清兵衛」撮影場所で、入館は無料で、春から秋には伝統工芸「イタヤ細工」の実演も行われています。
クチコミ投稿日:2023/10/19
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