秋田の歴史と文学が楽しめる文学館兼図書館、また、建物の外壁には本を開いた形のオブジェがります。これも必見の価値あり!
- 4.0
- 旅行時期:2023/04(約3年前)
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by Lily-junjunさん(男性)
角館 クチコミ:27件
「新潮社記念文学館」は、平成12年(2000年)4月に開館し、角館町の出身である「佐藤義亮」と彼が創設した文芸出版社「新潮社」の業績を讃えるために建てられました。「佐藤義亮」は、大正9年(1920年)に郷里の角館町に図書館が設置されたのをきっかけに、大正11年(1922年)から「新潮社」出版社の図書を「角館図書館」に寄贈され続けていたそうです。「新潮社記念文学館」の館内の展示は「新潮社」のあゆみをたどりつつ、明治以降の日本近代文学の一端を理解できるように構成されています。「新潮社記念文学館」について驚いたのは、「新潮社記念文学館」の建物の外壁には、本を開いた形のオブジェがあります。そこには「川端康成」の代表作「雪國」の「國境の長いトンネルを抜けると雪國であった」の一文が刻まれています。何故、「雪國」かというと、それは戦後出版された「新潮文庫」の第1号が「雪國」だったことにちなんだものです。また、「情報センター」の正面玄関前には、「佐藤義亮」の胸像があります。これは「新潮社」のロビーにある胸像(朝倉文夫制作)と同じで、昭和28年(1953年)に角館町の有志からなる「佐藤義亮」先生顕彰会が、「火除け地広場」に建立しました。平成12年(2000年)に、図書館機能を備えた「総合情報センター」の完成とともにここへ移設されたものです。それでは、「新潮社記念文学館」に入館します。館内の展示は「新潮社」のあゆみをたどりながら、明治以後の日本近代文学の歴史の一端に触れることができます。まず、「仙北市角館町の紹介と文学作品」、「新潮社と文人」、「義亮と秋田、角館」の順で展示してあります。また、「ミニシアター」もあり、文学に対する認識と理解をより一層深めることができます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- JR「角館駅」出口から徒歩8分のところにあります。「駅前通り」を550mほど道なりに直進すると左手にあります。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 観覧料は、大人(高校生以上)が300円、小人(小・中学生)が150円、6歳未満が無料で、お得な2館・3館共通券があります。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 桜の時期なので混雑していましたが、余裕を持って見ることができました。
- 展示内容:
- 4.0
- 館内のレイアウトは斬新的で、アイデアが凝らしてあります。楽しく、興味を持てるような配置になっています。
クチコミ投稿日:2023/10/16
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