駅前に鎮座するEF60の後期型
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- 旅行時期:2023/06(約3年前)
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by fmi(ふみ)さん(男性)
足利 クチコミ:1件
以前から、両毛線足利駅に静態保存されている電気機関車。駅前の目立つところに鎮座している。
EF60電機は、山陽線が岡山まで電化された昭和35年に登場した6動軸の大型機関車で、当時の交流機関車の技術なども盛り込まれていたいわゆる「新性能電気機関車」の初期のものである。
一つライトと側面にある2か所の窓が特徴の前期型ではなく、ここに展示されている123号機は、EF65と見分けがつかない後期型である。当然ながらエース的存在だった20系寝台特急牽引対応型でもない。終始一般貨物輸送に従事していた地味な機関車である。
もともと東海道線や山陽線でEH10とともに長大編成の貨物を引っ張るのが仕事だったが、この機関車は高速で走るのには向いておらず、そのため高速貨車の牽引に適したEF65が登場すると、徐々に亜幹線やローカル線に転属するものが増えて行った。
ここに保存されている機関車もその一つである。123号機は昭和39年に製造され、昭和61年に廃車になった。EF65の1000番台が40年以上も使われているのを見ると、意外と短い活躍だが、これは老朽化というよりも、国鉄末期のヤード系一般貨物の全滅や車扱い貨物の削減と言った、「牽引に適した列車がなくなった」という理由が主だと思う。
なお、EF60は、ブルトレ牽引型が、1両、群馬の横川にも保存されている。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
- 状態があまり良くない
クチコミ投稿日:2023/06/11
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