広い園内は美しい日本庭園と蘇鉄、楠木の大木で散策が楽しいです。旧ハッサム住宅や旧小寺家厩舎があります。

5.0
旅行時期：2023/02（約3年前）

by hijunoさん（非公開）

神戸クチコミ：81件

明治の末期に完成されたとても広い庭園です。元神戸市長の小寺謙吉氏の千代小寺泰次郎氏の本邸に造られた庭園でした。広い庭園は池泉回遊式庭園で、池には飛び石と石橋がかけられ、水の流れのある気持ちの良い風景で、所々に置いてある石の灯籠も２７個と多く、様々な模様が美しいです。様々な景色が見える庭園の散策が心地良いです。池のそばには、江戸時代に姫路藩主が川の遊覧に使っていた「川御座船」の屋形部分を保存のためにこちらに移されたそうで、船屋形として外から見学できました。とても華やかな雰囲気です。
また、小寺謙吉氏の時代に建てられた厩舎も立派で、その造りも細やかで大きな建物です。英国の貿易商人であったハッサム氏が明治３５年頃に異人館街に造った旧ハッサム邸も園内にあります。和洋折衷の建物で、特別公開で中を見学できる時もあるようでした。
邸宅の前には明治７年ごろのガス灯もあり、とても古いものです。
阪神・淡路鯛震災の時には屋根から煙突が落下し、それも邸宅の庭に展示されていました。
（パンフレットより）