大衆化した大会

4.0
旅行時期：2022/08（約3年前）

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略称”道マラ”。2022年は、コロナ禍を受け、3年ぶりの開催ということで、8月28日（日）の8時30分、大通公園をスタート。他の本州などで開催されるマラソン大会には及ばないものの、おおよそ2万人と、参加者の数が多く、全員がスタートするのに10分以上かかります。そのため、スタートは完走予想タイム順にＡ、Ｂ、Ｃ…Ｉのブロックに分けられ、それぞれ指定のスタート場所からスタートです。

スタート地点の見所は、4丁目駅前通りをスタートするトップ選手や大群衆の様子。恒例の北海道知事の挨拶もありますが、この前まで外出や密集、イベントの自粛を、北海道で一番、要請していた知事が、現在、過去最高のコロナ感染者数の中、大会の開催と笑顔での応援の様子に違和感アリ。大通公園3・4丁目エリアの駅前通り付近は、大会関係者以外は通行も制限されているため、応援は大通公園南側の通りの3丁目側辺りがよく選手の様子などが見えて良いのではないでしょうか。また、4丁目側は駆け抜ける選手のバックにテレビ塔が見え、時計がカウントダウン表示になる様子も眺められます。

その後、コース沿道での応援が可能ですが、南側（0～10ｋｍの中島公園・平岸方面）は、行きと帰りでコースが離れているため、ほぼ1回きりしか選手が見えませんが、北側（10ｋｍより先）は行きと帰りのコースが近くて（特に、新川通りなどは1つの通り上で折り返す）、2回、選手を応援できます。

大会については、制限時間は6時間で、コロナ禍前の5時間より1時間延長。余裕でゴールできるようになったためか、30ｋｍも過ぎたら、群衆の後半は歩いている人も多数で、マラソンだか、ツアーでの行楽散歩だか、よく分からない状態になりました。走りにくい全身人形の着ぐるみでも、ゴールが可能でした。そのため、記録を狙っている人にとっては、群衆をかき分けて進まねばならず、やりにくい大会かもしれません。以前の4時間制限と厳しく、上級者向けだった北海道マラソンの格式は失せ、大衆化した大会となりましたが、参加しやすく楽しい大会になったと思います。