日本初の国立国際会議場
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- 旅行時期:2022/04(約4年前)
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by おけいはんさん(男性)
下鴨・宝ヶ池・平安神宮 クチコミ:11件
国立京都国際会館は、比叡山の麓、宝ヶ池の傍に建てられた日本で最初の国立会議施設で、1966年5月に開設されました。1997年2月に採択されたCOP3(第3回気候変動枠組条約締結国会議)や2010年に行われた第17回APEC財務大臣会合、2007年の第40回アジア開発銀行年次大会、1992年の第8回ワシントン条約締結国会議、1989年の第1回国連軍縮京都会議といった国際会館をはじめ、これまでに約17000回の会議・イベントを開催しています。
会議場、展示施設、宴会場、多目的施設からなる施設の設計は、日本で初めてコンペによるもので、東大名誉教授であった建築家の大谷幸夫氏によるものを採用。日本古来の合掌造りと現代建築様式が融合したデザインは、コンクリートながらも和を感じさせます。また、付帯施設として池と木々からなる広大な日本庭園は、隣接する宝ヶ池と一体化しており。さらに春には桜を楽しむこともでき、開花時期には一般にも公開されています。
1972年に増築工事、1985年にイベントホールが完成しできますが、同じ大谷氏の設計によるものです違和感はありません。2003年には日本建築学会から「日本モダン・ムーブメント100選」に選定されるなど、数々の賞も受賞しています。また、インテリアはジャパン・モダンと呼ばれる礎を創ったと言われ、ヤクルトの容器デザインで有名な世界的デザイナーの剣持勇氏が担当。日本的な感性と素材の特性や加工技術を多様した機能的なもので、今でも古さを感じさせません。
京都市の中心部からやや東北に離れた左京区の岩倉にありますが、1997年6月に京都市営地下鉄烏丸線の延長により国際会館駅が新設され、アクセスが格段に向上。京都駅から約20分程度で利便席は高く、隣接したザ・プリンス京都宝ヶ池と合わせ、今後も多くの国際会議が開催されることになるでしょう。なお、通常、一般公開されている施設ではなく、イベント参加者のみが利用できます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2022/04/09
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