日本の民芸を集大成したような菓子店の喫茶でくずきりをいただく。
- 5.0
- 旅行時期:2021/11(約4年前)
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by kojikojiさん(男性)
東山・祇園・北白川 クチコミ:4件
20代の頃からもう40年は通っている店です。当時は転倒側の2階が喫茶になっていて、水上勉は「これはなんといっても日本の味だ。酒好きの私が、「鍵善」の二階へあがって、あの独特の器に入れてさし出されるくずきりに、舌づつみを打つのは宿酔(ふつかよい)の朝である。蜜の甘さと、くずの淡白さが、舌の上で冷たくまぶれて、つるりとのどへ入り込む。」と書き残したものと合致します。店頭にも喫茶室にも河井寛次郎の作品がゴロゴロ置かれてあります。鍵善良房は昭和初期には民藝運動に関わった文化人たちのサロン的存在だったそうです。「くづきり」という書も河井寛次郎が書いていますし、家具も黒田辰秋の作品です。現在は1階の奥が喫茶室になっていて、ここへ入るのは初めてでした。久しぶりに頂くくずきりは冷たくて美味しかったです。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 5.0
- お買い得度:
- 5.0
- サービス:
- 4.5
- 品揃え:
- 4.5
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/01/11
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