屋外にある刻印石も見ごたえがあります。大阪城とのつながりが深いです。
- 4.5
- 旅行時期:2021/06(約3年前)
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by hijunoさん(非公開)
西宮・芦屋 クチコミ:37件
芦屋美術博物館の庭には大阪城の石垣に使われる刻印石が展示されています。
江戸時代、徳川幕府により大阪城の再建工事が行われ(1620年~1629年)西国35か国64家の大名が動員され、およそ100万石の石垣が使われたといわれ、そのうち半数が東六甲の「六甲花崗岩」といわれています。
芦屋には徳川大阪城東六甲採石場というところがあり、大阪城の石垣のために芦屋から多くの石が運ばれました。刻印とは大名や藩などを表す記号が彫られている石材で、矢穴石とは石を割る際のくさび状の矢を打ち込む矢穴が掘られている石材のことです。
芦屋市内には多くの刻印石や矢穴石を見ることができます。
芦屋の浜から大阪城に運ばれなかった石材は川底に残っていたり、この美術博物館の庭に展示されています。
運ぶ途中、置かれていた石を「残念石」と呼び、芦屋市内で多々見ることができます。
大阪城と芦屋が深く結びついていて、興味深いです。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2021/11/18
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