2021年8月21日時点での札沼線廃止区間エリアにおける旧駅の状況
- 4.5
- 旅行時期:2021/08(約4年前)
-
-
by ケロケロマニアさん(男性)
札幌 クチコミ:1062件
今回は代替バスなどを通じて、2020年5月に廃止された札沼線の北海道医療大学~新十津川までの旧駅の様子を、幾つか見てきました。
まずやはり気になったのは、前月に訪問して、いよいよ解体用の外囲いが設置されていた旧新十津川駅、ですが、約1か月後の訪問により、駅舎は完全になくなってしまっていました。旧ホームから向かって左手に立っていた大きな木は残されたようでしたが、右側の小さな木は伐採されてしまっていました。そして、ホームから駅舎の反対側に続いていた防風林も殆ど伐採されてしまい、長年見慣れてきた風景は一新されてしまいました。
また、今後新十津川探訪される方向けの情報としては、新十津川町役場の庁舎も新しくなりましたが、私的に一番ショックなのは、旧庁舎1Fに誇らしげに飾られていたカエルさんデザインのカラーマンホールが見られなくなってしまったことです。
札沼線の話に戻しますと、私は今回、北海道医療大学から月形駅(バス停名としての)までは下段モータースの、月形駅から浦臼駅までは美唄自動車学校の代替バスを、そして最後の浦臼から新十津川までは、中央バス(運賃ケチって、途中中四号バス停で下車したけど…)を利用して移動しました。
代替バスの本数も少ないので、バス利用で一度に全駅の様子を確認するのは難しいかと思いますが、まず、(以下、旧は略)本中小屋駅・中小屋駅・月ヶ岡駅・札的駅・鶴沼駅などは車窓から確認することが出来ましたし、バスの乗り換えタイミングで、石狩月形駅、浦臼駅を、そして実際に途中下車して札比内駅とそこから歩いて晩生内駅のそれぞれの様子を確認させて頂きました。
本中小屋・中小屋のような貨車改造型タイプの駅舎はそのまま放置されて残っている感じでした。元から立派だった月ヶ岡駅もそのまま残されて、休憩施設として利用されている感じで、札的駅・鶴沼駅に関しては、車窓から見る限り、まだホーム上の待合所は残されていました。
石狩月形駅・浦臼駅に関しては、今後も交通拠点として施設は維持していくような風情(浦臼に関しては歯医者さんも入っていますし、昔と変わりない佇まいでした)でした。
下車した札比内では、駅舎は残されていましたが、入口は施錠されていて中には入れませんでしたし、晩生内に至っては、新十津川同様、あの立派だった駅舎に関しては完全に解体されてしまっていて、跡形もなく消えてしまっていました(ホームは残っています。)
その他の各駅に関しては、まず石狩金沢駅に関しては、最初の進行方向に対して逆側で、バスの中が混んでいたために様子を窺うことが出来ませんでしたし、知来乙駅、豊ヶ岡駅、南下徳富駅、下徳富駅に関しては、そもそも走行するバス路線からはかなり離れた立地のために目視は出来ませんでした。今後、バスを途中下車しての旧駅探訪旅をお考えの方には、これらの駅傍のバス停で優先的に下車して、歩いて見に行かれることをお勧め致します。
- 施設の満足度
-
4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 乗り場へのアクセス:
- 4.0
- 車窓:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/08/22
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する