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鞭牛道供養碑

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牧庵鞭牛が閉伊川沿いの難所を開削した時の道供養碑

  • 3.5
  • 旅行時期:2021/02(約5年前)
SUR SHANGHAIさん

by SUR SHANGHAIさん(女性)

宮古 クチコミ:245件

牧庵鞭牛(ぼくあんべんぎゅう)は、今は宮古市の一部になっている新里地区(にいさと・ちく)の出身で、岩手県各地の道を開削したことで知られる江戸中期の僧。
現在の盛岡市から宮古市を結ぶ国道106号線の道筋を開削したのも功績の一つになっています。

上記の道筋の内、難所の一つだったのは≪熊の穴≫と呼ばれた閉伊川(へいがわ)沿いの崖。
国道106号線上の茂市(もいち)と蟇目(ひきめ)の間で、閉伊川が大きく蛇行している部分になります。
この口コミと一緒に投稿する画像でお確かめください。

この部分の道の開削が行われたのは1758年。
岩を削って幅1.5mほどの道を造るのに、近隣からの応援も含めて435人が当たり、4日間かかったそうです。
その場所に置かれたのが、鞭牛が自筆自刻した道供養碑。
私は上記の道筋をウォーキングしている時に偶然見つけて寄ってみました。

今では説明パネルや標識が道脇に出ていても、目立たないので車で行ってみようと思う方は見落としに要注意。
道供養碑があるのは、現在の106号線より数m高い崖の中腹で、簡単な階段が設置されていました。
その階段も錆び切っていて今にも崩れそう。ご注意を。
碑には近づけず碑文が読みにくいんですが、説明パネルに拓本画像が説明と一緒に載っていたのが親切でした。

碑がある場所から閉伊川と国道106号線を見下ろすと、鞭牛らの辛苦に感謝の念が湧くとともに、今では宮古盛岡横断道路(復興支援道路)も開通したことを鞭牛らが知ったらどう感じるだろうかと思いました。

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
2.0
国道106号線上の茂市(もいち)と蟇目(ひきめ)の間にあり、目立たないので見落としに要注意。
人混みの少なさ:
5.0
見ごたえ:
3.5

クチコミ投稿日:2021/04/27

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