方広寺、京の冬の旅2021（３）

5.0
旅行時期：2021/03（約5年前）

by azuraさん（非公開）

東山・祇園・北白川クチコミ：116件

方広寺は現在豊国神社の北隣に
位置していますが、秀吉時代は
豊国神社とその南側にある
現在の国立博物館も敷地とする
大きなお寺だったそうです。

方広寺には、奈良に行かずとも
と、秀吉が東大寺の大仏よりも
大きな大仏を置いたそうです。
しかし、地震により開眼前に
倒壊、次に秀頼が再建するも
鋳物師の過失で融解。
その後も再建されるが現在の
大仏で五代目を数えるそうです。

当初のものからはだいぶ小さな
大仏の様ですが、京都に大仏が
いらっしゃった事は今回初めて
知りました。

初代の大仏の白毫に収められた
仏像を見せて頂きましたが
初代の大きさが改めて
凄かったとわかりました。

そして、秀頼といえば方広寺の
鐘には曰くがあります。
大仏再建の際に作らせた鐘には
『君臣豊楽』『国家安康』と
彫られています。
豊臣の世が栄える事を願い
家康の名を分断、しかも豊臣の
方が上に有ると難癖を付けた徳川。
この件が大坂冬の陣の引き金と
なったそうです。

この辺りだけ道が広いと前から
思っていましたが、全てが大仏
絡みであった事も今回初めて
知りました。