今はどちらかといえば街外れ。

4.0
旅行時期：2020/10（約5年前）

二条・烏丸・河原町クチコミ：10件

大極殿といえば都の中心のさらに中心の建物。それが平安京の時代にはここにあったとのこと。場所は二条駅の脇を北上、千本丸太町のバス停のすぐ近くです。今はどちらかというと街外れです。が、千本通は昔は朱雀大路だったわけです。
明治になってここに大極殿を再建しようとしたところ用地買収が難航したので、再建は当時の街外れの岡崎になり、そこに大極殿を縮小再建したのが今の平安神宮です。歴史と名前の変遷は知ると本当に面白いものですね。
たった１本の石碑ですが土台は立派。ちょっとだけ風格があります。
ところで、大極殿の推定位置、明治にきちんと場所を調べて推定したのですが、実際には６０m北西だとのこと。平安時代と明治時代では１尺の長さが違っていたり、なんと平安時代から今までで磁極が動いたので推定場所がずれたという。磁極も動くのだ、ということは知ってましたが、このようなところに影響が出るとはびっくりでした。