出津集落の発展を支えた場所
- 3.5
- 旅行時期:2020/01(約6年前)
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by キートンさん(男性)
長崎市 クチコミ:6件
出津(しつ)集落のみならず外海(そとめ)地区の歴史はマルコ・マリ・ド・ロ神父という人物を抜きに語ることはできません。
フランスの貴族の家に生まれ、1868年(慶応4年)に来日、1878年(明治11年)に出津教会主任司祭として赴任したド・ロ神父は、外海地区の村人たちの貧しさに驚き、生活を向上させ自立する力を身につけさせようと、フランスで身につけた農業・印刷・医療・土木・建築・工業・養蚕業などの広範な分野に渡る技術を村の人々に教えました。
地域の貧困者や海難事故で未亡人となった女性を進んで雇い、宗教的指導者であるとともに地域の経済発展に貢献した人物です。
旧出津救助院はド・ロ神父が村の産業発展の拠点とした場所で、綿織物の製糸から製織、染色、そうめんやパンやマカロニの製造、醤油などの醸造が行われていました。
内部の見学はガイドの説明があり、シスターによるハルモニュウム(リードオルガンの一種)の演奏もありました。
旧出津救助院の開館時間は9:00~17:00、入場料は400円。(2020年10月時点)
ガイドに聞くと、内部の写真撮影はOKでした。
ただ、内部写真撮影不可との情報もあり、ガイドによって対応が異なるのかもしれません。
ちなみに出津文化村の他の施設は、
外海歴史民俗資料館→内部写真撮影不可
出津教会堂→内部写真撮影不可
ド・ロ神父記念館→内部写真撮影は可だが、公共性のあるものには掲載しないように
ということでした。
出津文化村は上記4つの施設を徒歩で周って2~3時間で見学できます。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 長崎中心部からの直通バスは少なく、乗継ぎを要することが多い
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 比較的すいている
- 見ごたえ:
- 3.0
- マルコ・マリ・ド・ロ神父という人物を知るうえで重要
クチコミ投稿日:2021/01/01
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