殺伐とした海岸の風景を味わいたい時に
- 3.5
- 旅行時期:2020/11(約5年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
えりも クチコミ:22件
地形的特性から局地風が強く、海流も速いことが多い北海道の南端、襟裳岬近辺は、都市からも離れていて、物流も不便で住みづらいせいか、人家も少なく、海岸付近も岩が露出している風景の多い殺伐とした雰囲気です。
それでも襟裳岬付近は、2千メートル級あった高山もすっかり低くなり、うねる丘陵のような感じになっていますが、岬の先端の展望台付近の台地でも海抜が60メートルあまりあり、丘陵の谷間には強風を避けるように集落があったり、自衛隊の基地があったりして、まさに僻地に来たという雰囲気が味わえます。
ほかではなかなか味わえない異質な雰囲気で、”旅行”というよりは”旅”をしている感じに浸れますが、好き嫌いは分かれるところだと思います。
こういう何もないところが、癒されてよいという方もいますし、何もなくてつまらないという方もいます。
車でちょっと訪れる程度なら、それほどでもありませんが、周辺を散策すると僻地のディープな雰囲気が、暗闇で目が慣れていくように、ますます感じられるようになるでしょう。
なお、さすがに散策は風のあまり強くない日にした方が良いと思います。
プランにもよりますが、百人浜の海岸を散策したりすると、意外と距離もあるのでまる1日費やすくらいの時間がかかり、公共交通機関で訪れた場合は、バスの時刻表にも注意が必要です。
最悪、岬付近にわずかにある民宿などに泊まることもできますが、空きや営業状況の確認が必要です。
百人浜は、江戸時代から数多の人が海難事故で打ちあがった場所で、お地蔵さまや慰霊碑が立てられている場所もあり、散策の途中で見つけると感慨深いものがあります。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 2.0
クチコミ投稿日:2020/12/14
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