こんな処に古代遺跡!苔むした鉄道遺構が当時の栄華を呼び起こす
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- 旅行時期:2020/10(約5年前)
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by ウェンディさん(女性)
中之条 クチコミ:12件
群馬県中之条には、どうしてこんな処に古代遺跡があるの???と呟きたくなる場所があります。
その場所は、旧太子駅。
その昔に廃線となったJRの終着駅を2年前に遺構として掘り起こした駅です。
中之条は昭和40年代までは群馬鉄山と呼ばれたエリアで、鉱山では最盛期には2000人が鉄鉱石を採掘し、約300万トンの鉄鉱石を日本各地へと運び、第二次世界大戦後の日本の復興に寄与したとのことですが、海外からの安価な輸入品に押された鉄鋼採掘業の衰退とともに駅は廃駅となり、草木に埋もれ、どこに駅があったのかもわからないような廃墟と化していました。
その廃駅が現代に鉄道遺構として蘇ったのが2年前の2018年のことで、廃材の中に埋もれていた遺構が発掘され、昭和40年当時のホーム、駅舎の復元作業が行われたそうです。
発掘された鉄道遺構はまるで古代遺跡のようにも見えますが、足元にあるのは紛れもない線路でかつては駅だったことを示しています。
旧駅舎内への入場には入場料200円が必要で駅の窓口で支払いますが、チャツボミゴケ公園(入場料600円)で貰えるスタンプラリーの冊子を持っていれば、200円は免除されます。
古代遺跡のような、鉄道遺構。
不思議な空間でした。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
クチコミ投稿日:2020/10/21
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