元は海辺のキャンプ場。今は、東日本大震災の震災メモリアル・パークになっています。

4.0
旅行時期：2019/08（約6年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

宮古クチコミ：245件

震災メモリアルパーク中の浜があるのは宮古市の北郊外。
宮古市街地から国道45号線で田老方面へ北上していくと、女遊戸（おなつぺ）という集落手前に中の浜へ下りて行く脇道があります。
または、国道45号線から休暇村・陸中宮古へ行く道筋にも脇道があり、そこからも車で行けるようになっていました。
どちらも標識の見落としに要注意。

中の浜は、リアス式海岸特有の崖が海に落ち込む細長い入り江。
元は海辺のキャンプ場だったそうです。
炊事棟やトイレなども完備されていたキャンプ場だったそうですが、東日本大震災の大津波で破壊され、今ではその跡地や遺構が震災メモリアル・パークとなって公開されていました。
駐車場やその脇のトイレはきれいに再建されていて、駐車も見学も無料。
新しく作られた案内板や通路もあって、自由に歩いて見て回れました。
この辺りを通りかかることがあれば寄ってみては？
炊事棟やトイレなどの遺構で津波の凄まじい破壊力が知れるほか、展望の丘下にある展示室では宮古市周辺の被害状況などの画像や説明が見られるようになっていたのが印象に残りました。

展望の丘のほか、海抜30m地点には展望デッキも設置されていましたが、私たちが訪れた日は猛暑だったので行くのは止めておきました。
晴れた日に行くと、中の浜に落ち込む崖や浜辺がきれいに見えるのだと思います。
崖の中腹のあちこちに津波の高さを表す表示があり、その高さにも恐れを抱いた場所になりました。