札幌彫刻美術館

本郷新氏の作品が間近で存分に楽しめます！

4.5
旅行時期：2020/08（約4年前）

琴似・発寒中央クチコミ：63件

今回は2020年8月に札幌市が市内の10施設の無料開放キャンペーンを開催していたのを利用して訪問してみました。このキャンペーンに参加した10施設の中では、正直、一番マイナーな感があり、立地的にも少し判り辛いのが難点ですが、探してでも行く価値のある素晴らしい美術館だと思います。

現在は、正式名称としては本郷新記念札幌彫刻美術館となっていて、道路を挟んで本館と別館の二施設から成っています。今回の無料キャンペーンは、別館のみが対象でした（本館は主に特別展の開催会場として使用されているようです）ので、こちらのみを見物しましたが、本郷氏の人間の肉体表現の素晴らしさに目を奪われました。

本郷氏の作品は、実は道内はもとより、全国的にも屋外彫刻作品として楽しめるのですが、札幌市内で一番有名なのは大通公園の顔的な銅像として、よく観光パンフなどにも登場している泉の像かと思います。

展示室はそれほど広くはないですが、所々に椅子も設けられていて、休憩がてら氏の肉感溢れる作品をじっくりと眺めていると、今にも動き出しそうな魂の叫びを感じてしまいました。是非じっくりと作品鑑賞して頂きたい、そんな素敵な美術館です。

尚、私は札幌のシェアサイクル「ポロクル」を利用してアクセスしましたが、交通機関利用の場合は、北一条宮の沢通り沿いを走行するバス路線を利用されると良いかなと思います。また、ポロクル利用の場合は、近くに大倉山もありますので、併せて観光されると良いです。（この辺りは坂が多いですが、最近のポロクルは電動アシスト付きですので、バッテリーの充電が十分な車両を選んでアクセスすれば、案外快適に登れます。）