糸魚川から松本に至る「塩の道」のハイライトともいうべき石仏群
- 5.0
- 旅行時期:2020/07(約4年前)
-
by ワンダラーさん(男性)
栂池・白馬乗鞍 クチコミ:4件
鉄道が開通する以前は、牛馬の背に荷物を載せて運ぶのが主流であり、ここ千国街道は「塩の道」と呼ばれ、日本海の糸魚川から松本などの内陸部に塩が運ばれていた。
谷底を流れ下る姫川は急流で、舟運は無理で、かつ暴れ川なので、谷の中腹をたどる細い道を牛の背で運んでいた。
そんな街道が支流親沢の急坂を越えて、やや平坦な現在の栂池スキー場近くにさしかかる所に、「塩の道のハイライト」ともいうべき「前山百体観音」が並べられ、旅人の安全を祈っている。
弘法様が引率するとされる石仏群は、西国・秩父・坂東の石像が入り混じって安置されているとされ、江戸末期に建立されたという。
百体とされるのは、西国三十三体、坂東三十三体、秩父三十四体を指すもので、百番の観音霊場札所になぞらえるとされる。
ここにお参りすることで、「百番札所全部を巡拝したものと同じ功徳を得られる」とされているらしい。
岩岳から栂池スキー場に向かう県道がスキー場街に入る手前右(南)側に、千国街道の案内板と駐車スペースがあり、農道を5分ほど歩くと、林の中に安置されている。
優しいお顔に感じるので、ぜひお参りを。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2020/08/01
いいね!:0票